(聖トマス・ベケット司教殉教者)
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◆今日の聖書物語
ルカによる福音
(2:22-35)
2:22
それから、モーセの律法による彼らのきよめの期間が過ぎたとき、両親は幼な子を連れてエルサレムへ上った。
2:23
それは主の律法に「母の胎を初めて開く男の子はみな、主に聖別された者と、となえられねばならない」と書いてあるとおり、幼な子を主にささげるためであり、
2:24
また同じ主の律法に、「山ばと一つがい、または、家ばとのひな二羽」と定めてあるのに従って、犠牲をささげるためであった。
2:25
その時、エルサレムにシメオンという名の人がいた。この人は正しい信仰深い人で、イスラエルの慰められるのを待ち望んでいた。また聖霊が彼に宿っていた。
2:26
そして主のつかわす救主に会うまでは死ぬことはないと、聖霊の示しを受けていた。
2:27
この人が御霊に感じて宮にはいった。すると律法に定めてあることを行うため、両親もその子イエスを連れてはいってきたので、
2:28
シメオンは幼な子を腕に抱き、神をほめたたえて言った、
2:29
「主よ、今こそ、あなたはみ言葉のとおりにこの僕を安らかに去らせてくださいます、
2:30
わたしの目が今あなたの救を見たのですから。
2:31
この救はあなたが万民のまえにお備えになったもので、
2:32
異邦人を照す啓示の光、み民イスラエルの栄光であります」。
2:33
父と母とは幼な子についてこのように語られたことを、不思議に思った。
2:34
するとシメオンは彼らを祝し、そして母マリヤに言った、「ごらんなさい、この幼な子は、イスラエルの多くの人を倒れさせたり立ちあがらせたりするために、また反対を受けるしるしとして、定められています。—
2:35
そして、あなた自身もつるぎで胸を刺し貫かれるでしょう。—それは多くの人の心にある思いが、現れるようになるためです」。
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週日の福音朗読
http://www.donboscojp.org/sdblogos/CI4.htm
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今日の『み言葉』について
http://www.donboscojp.org/sdblogos/D8_27.htm
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ヨハネの第一の手紙
(2:3-11)
2:3
もし、わたしたちが彼の戒めを守るならば、それによって彼を知っていることを悟るのである。
2:4
「彼を知っている」と言いながら、その戒めを守らない者は、偽り者であって、真理はその人のうちにない。
2:5
しかし、彼の御言を守る者があれば、その人のうちに、神の愛が真に全うされるのである。それによって、わたしたちが彼にあることを知るのである。
2:6
「彼におる」と言う者は、彼が歩かれたように、その人自身も歩くべきである。
2:7
愛する者たちよ。わたしがあなたがたに書きおくるのは、新しい戒めではなく、あなたがたが初めから受けていた古い戒めである。その古い戒めとは、あなたがたがすでに聞いた御言である。
2:8
しかも、新しい戒めを、あなたがたに書きおくるのである。そして、それは、彼にとってもあなたがたにとっても、真理なのである。なぜなら、やみは過ぎ去り、まことの光がすでに輝いているからである。
2:9
「光の中にいる」と言いながら、その兄弟を憎む者は、今なお、やみの中にいるのである。
2:10
兄弟を愛する者は、光におるのであって、つまずくことはない。
2:11
兄弟を憎む者は、やみの中におり、やみの中を歩くのであって、自分ではどこへ行くのかわからない。やみが彼の目を見えなくしたからである。
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Psalm:詩篇
(96:1-3,5-6)
96:1
新しい歌を主にむかってうたえ。全地よ、主にむかってうたえ。
96:2
主にむかって歌い、そのみ名をほめよ。日ごとにその救を宣べ伝えよ。
96:3
もろもろの国の中にその栄光をあらわし、もろもろの民の中にそのくすしきみわざをあらわせ。
96:5
もろもろの民のすべての神はむなしい。しかし主はもろもろの天を造られた。
96:6
誉と、威厳とはそのみ前にあり、力と、うるわしさとはその聖所にある。
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◆今日の読書
コロサイ人への手紙
(1:1-14)
1:1
神の御旨によるキリスト・イエスの使徒パウロと兄弟テモテから、
1:2
コロサイにいる、キリストにある聖徒たち、忠実な兄弟たちへ。わたしたちの父なる神から、恵みと平安とが、あなたがたにあるように。
1:3
わたしたちは、いつもあなたがたのために祈り、わたしたちの主イエス・キリストの父なる神に感謝している。
1:4
これは、キリスト・イエスに対するあなたがたの信仰と、すべての聖徒に対していだいているあなたがたの愛とを、耳にしたからである。
1:5
この愛は、あなたがたのために天にたくわえられている望みに基くものであり、その望みについては、あなたがたはすでに、あなたがたのところまで伝えられた福音の真理の言葉によって聞いている。
1:6
そして、この福音は、世界中いたる所でそうであるように、あなたがたのところでも、これを聞いて神の恵みを知ったとき以来、実を結んで成長しているのである。
1:7
あなたがたはこの福音を、わたしたちと同じ僕である、愛するエペフラスから学んだのであった。彼はあなたがたのためのキリストの忠実な奉仕者であって、
1:8
あなたがたが御霊によっていだいている愛を、わたしたちに知らせてくれたのである。
1:9
そういうわけで、これらの事を耳にして以来、わたしたちも絶えずあなたがたのために祈り求めているのは、あなたがたがあらゆる霊的な知恵と理解力とをもって、神の御旨を深く知り、
1:10
主のみこころにかなった生活をして真に主を喜ばせ、あらゆる良いわざを行って実を結び、神を知る知識をいよいよ増し加えるに至ることである。
1:11
更にまた祈るのは、あなたがたが、神の栄光の勢いにしたがって賜わるすべての力によって強くされ、何事も喜んで耐えかつ忍び、
1:12
光のうちにある聖徒たちの特権にあずかるに足る者とならせて下さった父なる神に、感謝することである。
1:13
神は、わたしたちをやみの力から救い出して、その愛する御子の支配下に移して下さった。
1:14
わたしたちは、この御子によってあがない、すなわち、罪のゆるしを受けているのである。
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◆今週の聖書朗読 (新共同訳)(イエスのカリタス修道女会)
http://www.m-caritas.jp/reading.html
◆CNA今日の聖書朗読(英語)
http://www.catholicnewsagency.com/calendarday.php?date=2010-12-29
◆携帯で読む聖書(口語訳)
http://www.keitaibible.net/m2/index.html