年間第27主日
◆今日の聖書物語
マタイによる福音
(21:33-43)
21:33
もう一つの譬を聞きなさい。ある所に、ひとりの家の主人がいたが、ぶどう園を造り、かきをめぐらし、その中に酒ぶねの穴を掘り、やぐらを立て、それを農夫たちに貸して、旅に出かけた。
21:34
収穫の季節がきたので、その分け前を受け取ろうとして、僕たちを農夫のところへ送った。
21:35
すると、農夫たちは、その僕たちをつかまえて、ひとりを袋だたきにし、ひとりを殺し、もうひとりを石で打ち殺した。
21:36
また別に、前よりも多くの僕たちを送ったが、彼らをも同じようにあしらった。
21:37
しかし、最後に、わたしの子は敬ってくれるだろうと思って、主人はその子を彼らの所につかわした。
21:38
すると農夫たちは、その子を見て互に言った、『あれはあと取りだ。さあ、これを殺して、その財産を手に入れよう』。
21:39
そして彼をつかまえて、ぶどう園の外に引き出して殺した。
21:40
このぶどう園の主人が帰ってきたら、この農夫たちをどうするだろうか」。
21:41
彼らはイエスに言った、「悪人どもを、皆殺しにして、季節ごとに収穫を納めるほかの農夫たちに、そのぶどう園を貸し与えるでしょう」。
21:42
イエスは彼らに言われた、「あなたがたは、聖書でまだ読んだことがないのか、『家造りらの捨てた石が隅のかしら石になった。これは主がなされたことで、わたしたちの目には不思議に見える』。
21:43
それだから、あなたがたに言うが、神の国はあなたがたから取り上げられて、御国にふさわしい実を結ぶような異邦人に与えられるであろう。
◆聖書のことば (益田カトリック教会)
http://www.iwami.or.jp/masuka/seisyokotoba.html
◆こうじ神父 今週の説教
http://blog.goo.ne.jp/knkouji/m/201110
★イザヤ書
(5:1-7)
5:1
わたしはわが愛する者のために、そのぶどう畑についてのわが愛の歌をうたおう。わが愛する者は土肥えた小山の上に、一つのぶどう畑をもっていた。
5:2
彼はそれを掘りおこし、石を除き、それに良いぶどうを植え、その中に物見やぐらを建て、またその中に酒ぶねを掘り、良いぶどうの結ぶのを待ち望んだ。ところが結んだものは野ぶどうであった。
5:3
それで、エルサレムに住む者とユダの人々よ、どうか、わたしとぶどう畑との間をさばけ。
5:4
わたしが、ぶどう畑になした事のほかに、何かなすべきことがあるか。わたしは良いぶどうの結ぶのを待ち望んだのに、どうして野ぶどうを結んだのか。
5:5
それで、わたしが、ぶどう畑になそうとすることを、あなたがたに告げる。わたしはそのまがきを取り去って、食い荒されるにまかせ、そのかきをとりこわして、踏み荒されるにまかせる。
5:6
わたしはこれを荒して、刈り込むことも、耕すこともせず、おどろと、いばらとを生えさせ、また雲に命じて、その上に雨を降らさない。
5:7
万軍の主のぶどう畑はイスラエルの家であり、主が喜んでそこに植えられた物は、ユダの人々である。主はこれに公平を望まれたのに、見よ、流血。正義を望まれたのに、見よ、叫び。
★Psalm:
詩篇
(80:8,11-15,18-19)
80:8
あなたは、ぶどうの木をエジプトから携え出し、もろもろの国民を追い出して、これを植えられました。
80:11
これはその枝を海にまでのべ、その若枝を大川にまでのべました。
80:12
あなたは何ゆえ、そのかきをくずして道ゆくすべての人にその実を摘み取らせられるのですか。
80:13
林のいのししはこれを荒し、野のすべての獣はこれを食べます。
80:14
万軍の神よ、再び天から見おろして、このぶどうの木をかえりみてください。
80:15
あなたの右の手の植えられた幹と、みずからのために強くされた枝とをかえりみてください。
80:18
そうすれば、われらはあなたを離れ退くことはありません。われらを生かしてください。われらはあなたのみ名を呼びます。
80:19
万軍の神、主よ、われらをもとに返し、み顔の光を照してください。そうすればわれらは救をえるでしょう。
★ピリピ人への手紙
(4:6-9)
4:6
何事も思い煩ってはならない。ただ、事ごとに、感謝をもって祈と願いとをささげ、あなたがたの求めるところを神に申し上げるがよい。
4:7
そうすれば、人知ではとうてい測り知ることのできない神の平安が、あなたがたの心と思いとを、キリスト・イエスにあって守るであろう。
4:8
最後に、兄弟たちよ。すべて真実なこと、すべて尊ぶべきこと、すべて正しいこと、すべて純真なこと、すべて愛すべきこと、すべてほまれあること、また徳といわれるもの、称賛に値するものがあれば、それらのものを心にとめなさい。
4:9
あなたがたが、わたしから学んだこと、受けたこと、聞いたこと、見たことは、これを実行しなさい。そうすれば、平和の神が、あなたがたと共にいますであろう。
◆今日の読書
イザヤ書
(22:1-14)
22:1
幻の谷についての託宣。あなたがたはなぜ、みな屋根にのぼったのか。
22:2
叫び声で満ちている者、騒がしい都、喜びに酔っている町よ。あなたのうちの殺された者はつるぎで殺されたのではなく、また戦いに倒れたのでもない。
22:3
あなたのつかさたちは皆共にのがれて行ったが、弓を捨てて捕えられた。彼らは遠く逃げて行ったが、あなたのうちの見つかった者はみな捕えられた。
22:4
それゆえ、わたしは言った、「わたしを顧みてくれるな、わたしはいたく泣き悲しむ。わが民の娘の滅びのために、わたしを慰めようと努めてはならない」。
22:5
万軍の神、主は幻の谷に騒ぎと、踏みにじりと、混乱の日をこさせられる。城壁はくずれ落ち、叫び声は山に聞える。
22:6
エラムは箙を負い、戦車と騎兵とをもってきたり、キルは盾をあらわした。
22:7
あなたの最も美しい谷は戦車で満ち、騎兵はもろもろの門にむかって立った。
22:8
ユダを守るおおいは取り除かれた。その日あなたは林の家の武具を仰ぎ望んだ。
22:9
またあなたがたはダビデの町の破れの多いのを見、下の池の水を集め、
22:10
エルサレムの家を数え、またその家をこわして城壁を築き、
22:11
一つの貯水池を二つの城壁の間に造って古池の水をひいた。しかしあなたがたはこの事をなされた者を仰ぎ望まず、この事を昔から計画された者を顧みなかった。
22:12
その日、万軍の神、主は泣き悲しみ、頭をかぶろにし、荒布をまとうことを命じられたが、
22:13
見よ、あなたがたは喜び楽しみ、牛をほふり、羊を殺し、肉を食い、酒を飲んで言う、「われわれは食い、かつ飲もう、明日は死ぬのだから」。
22:14
万軍の主はみずからわたしの耳に示された、「まことに、この不義はあなたがたが死ぬまで、ゆるされることはない」と万軍の神、主は言われる。
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◆今週の聖書朗読 (新共同訳)(イエスのカリタス修道女会)
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◆カトリック千葉寺教会
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◆CNA今日の聖書朗読(英語)
http://www.catholicnewsagency.com/calendarday.php?date=2011-10-2
◆Douay-Rheims Bible
http://www.drbo.org/
◆The World English Bible
http://ebible.org/web/