聖トマス・アクィナス司教教会博士(記)
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◆今日の聖書物語
マルコによる福音
(4:26-34)
4:26
また言われた、「神の国は、ある人が地に種をまくようなものである。
4:27
夜昼、寝起きしている間に、種は芽を出して育って行くが、どうしてそうなるのか、その人は知らない。
4:28
地はおのずから実を結ばせるもので、初めに芽、つぎに穂、つぎに穂の中に豊かな実ができる。
4:29
実がいると、すぐにかまを入れる。刈入れ時がきたからである」。
4:30
また言われた、「神の国を何に比べようか。また、どんな譬で言いあらわそうか。
4:31
それは一粒のからし種のようなものである。地にまかれる時には、地上のどんな種よりも小さいが、
4:32
まかれると、成長してどんな野菜よりも大きくなり、大きな枝を張り、その陰に空の鳥が宿るほどになる」。
4:33
イエスはこのような多くの譬で、人々の聞く力にしたがって、御言を語られた。
4:34
譬によらないでは語られなかったが、自分の弟子たちには、ひそかにすべてのことを解き明かされた。
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週日の福音朗読
年間第3金曜日 マルコによる福音 (4:26-34)
http://www.donboscojp.org/sdblogos/C4_49.htm
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今日の『み言葉』について
http://www.donboscojp.org/sdblogos/D8_53.htm
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ヘブル人への手紙
(10:32-39)
10:32
あなたがたは、光に照されたのち、苦しい大きな戦いによく耐えた初めのころのことを、思い出してほしい。
10:33
そしられ苦しめられて見せ物にされたこともあれば、このようなめに会った人々の仲間にされたこともあった。
10:34
さらに獄に入れられた人々を思いやり、また、もっとまさった永遠の宝を持っていることを知って、自分の財産が奪われても喜んでそれを忍んだ。
10:35
だから、あなたがたは自分の持っている確信を放棄してはいけない。その確信には大きな報いが伴っているのである。
10:36
神の御旨を行って約束のものを受けるため、あなたがたに必要なのは、忍耐である。
10:37
「もうしばらくすれば、
きたるべきかたがお見えになる。
遅くなることはない。
10:38
わが義人は、信仰によって生きる。
もし信仰を捨てるなら、
わたしのたましいはこれを喜ばない」。
10:39
しかしわたしたちは、信仰を捨てて滅びる者ではなく、信仰に立って、いのちを得る者である。
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Psalm:詩篇
(37:3-6,23-24,39-40)
37:3
主に信頼して善を行え。
そうすればあなたはこの国に住んで、安きを得る。
37:4
主によって喜びをなせ。
主はあなたの心の願いをかなえられる。
37:5
あなたの道を主にゆだねよ。
主に信頼せよ、主はそれをなしとげ、
37:6
あなたの義を光のように明らかにし、
あなたの正しいことを真昼のように明らかにされる。
37:23
人の歩みは主によって定められる。
主はその行く道を喜ばれる。
37:24
たといその人が倒れても、
全く打ち伏せられることはない、
主がその手を助けささえられるからである。
37:39
正しい人の救は主から出る。
主は彼らの悩みの時の避け所である。
37:40
主は彼らを助け、彼らを解き放ち、
彼らを悪しき者どもから解き放って救われる。
彼らは主に寄り頼むからである。
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◆今日の読書
ローマ人への手紙
(11:1-12)
11:1
そこで、わたしは問う、「神はその民を捨てたのであろうか」。断じてそうではない。わたしもイスラエル人であり、アブラハムの子孫、ベニヤミン族の者である。
11:2
神は、あらかじめ知っておられたその民を、捨てることはされなかった。聖書がエリヤについてなんと言っているか、あなたがたは知らないのか。すなわち、彼はイスラエルを神に訴えてこう言った。
11:3
「主よ、彼らはあなたの預言者たちを殺し、あなたの祭壇をこぼち、そして、わたしひとりが取り残されたのに、彼らはわたしのいのちをも求めています」。
11:4
しかし、彼に対する御告げはなんであったか、「バアルにひざをかがめなかった七千人を、わたしのために残しておいた」。
11:5
それと同じように、今の時にも、恵みの選びによって残された者がいる。
11:6
しかし、恵みによるのであれば、もはや行いによるのではない。そうでないと、恵みはもはや恵みでなくなるからである。
11:7
では、どうなるのか。イスラエルはその追い求めているものを得ないで、ただ選ばれた者が、それを得た。そして、他の者たちはかたくなになった。
11:8
「神は、彼らに鈍い心と、
見えない目と、聞えない耳とを与えて、
きょう、この日に及んでいる」
と書いてあるとおりである。
11:9
ダビデもまた言っている、
「彼らの食卓は、彼らのわなとなれ、網となれ、
つまずきとなれ、報復となれ。
11:10
彼らの目は、くらんで見えなくなれ、
彼らの背は、いつまでも曲っておれ」。
11:11
そこで、わたしは問う、「彼らがつまずいたのは、倒れるためであったのか」。断じてそうではない。かえって、彼らの罪過によって、救が異邦人に及び、それによってイスラエルを奮起させるためである。
11:12
しかし、もし、彼らの罪過が世の富となり、彼らの失敗が異邦人の富となったとすれば、まして彼らが全部救われたなら、どんなにかすばらしいことであろう。
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◆教会カレンダー
http://www.pauline.or.jp/calendariocappella/
◆今週の聖書朗読 (新共同訳)(イエスのカリタス修道女会)
http://www.m-caritas.jp/reading.html
◆携帯で読む聖書(口語訳)
http://www.keitaibible.net/m2/index.html
◆口語訳聖書(PDF版)
http://bible.salterrae.net/kougo/pdf/
◆カトリック千葉寺教会
http://www.chiba-net.or.jp/~sscchiba/
◆CNA今日の聖書朗読(英語)
http://www.catholicnewsagency.com/calendarday.php?date=2011-1-28
◆Douay-Rheims Bible
http://www.drbo.org/
◆The World English Bible
http://ebible.org/web/