年間第31主日
◆今日の聖書物語
マタイによる福音
(23:1-12)
23:1
そのときイエスは、群衆と弟子たちとに語って言われた、
23:2
「律法学者とパリサイ人とは、モーセの座にすわっている。
23:3
だから、彼らがあなたがたに言うことは、みな守って実行しなさい。しかし、彼らのすることには、ならうな。彼らは言うだけで、実行しないから。
23:4
また、重い荷物をくくって人々の肩にのせるが、それを動かすために、自分では指一本も貸そうとはしない。
23:5
そのすることは、すべて人に見せるためである。すなわち、彼らは経札を幅広くつくり、その衣のふさを大きくし、
23:6
また、宴会の上座、会堂の上席を好み、
23:7
広場であいさつされることや、人々から先生と呼ばれることを好んでいる。
23:8
しかし、あなたがたは先生と呼ばれてはならない。あなたがたの先生は、ただひとりであって、あなたがたはみな兄弟なのだから。
23:9
また、地上のだれをも、父と呼んではならない。あなたがたの父はただひとり、すなわち、天にいます父である。
23:10
また、あなたがたは教師と呼ばれてはならない。あなたがたの教師はただひとり、すなわち、キリストである。
23:11
そこで、あなたがたのうちでいちばん偉い者は、仕える人でなければならない。
23:12
だれでも自分を高くする者は低くされ、自分を低くする者は高くされるであろう。
★マラキ書
(1:14b〜2:2b、8-10)
1:14b
わたしは大いなる王で、わが名は国々のうちに恐れられるべきであると、万軍の主は言われる。
2:1
祭司たちよ、今この命令があなたがたに与えられる。
2:2ab
万軍の主は言われる、あなたがたがもし聞き従わず、またこれを心に留めず、わが名に栄光を帰さないならば、わたしはあなたがたの上に、のろいを送り、またあなたがたの祝福をのろいに変える。
2:8
ところが、あなたがたは道を離れ、多くの人を教えてつまずかせ、レビの契約を破ったと、万軍の主は言われる。
2:9
あなたがたはわたしの道を守らず、律法を教えるに当って、人にかたよったがために、あなたがたをすべての民の前に侮られ、卑しめられるようにする」。
2:10
われわれの父は皆一つではないか。われわれを造った神は一つではないか。なにゆえ、われわれは先祖たちの契約を破って、おのおのその兄弟に偽りを行うのか。
★Psalm:
詩篇
(131:1-3)
131:1
主よ、わが心はおごらず、わが目は高ぶらず、わたしはわが力の及ばない大いなる事とくすしきわざとに関係いたしません。
131:2
かえって、乳離れしたみどりごが、その母のふところに安らかにあるように、わたしはわが魂を静め、かつ安らかにしました。わが魂は乳離れしたみどりごのように、安らかです。
131:3
イスラエルよ、今からとこしえに主によって望みをいだけ。
★テサロニケ人への第一の手紙
(2:7-9、13)
2:7
むしろ、あなたがたの間で、ちょうど母がその子供を育てるように、やさしくふるまった。
2:8
このように、あなたがたを慕わしく思っていたので、ただ神の福音ばかりではなく、自分のいのちまでもあなたがたに与えたいと願ったほどに、あなたがたを愛したのである。
2:9
兄弟たちよ。あなたがたはわたしたちの労苦と努力とを記憶していることであろう。すなわち、あなたがたのだれにも負担をかけまいと思って、日夜はたらきながら、あなたがたに神の福音を宣べ伝えた。
2:13
これらのことを考えて、わたしたちがまた絶えず神に感謝しているのは、あなたがたがわたしたちの説いた神の言を聞いた時に、それを人間の言葉としてではなく、神の言として—事実そのとおりであるが—受けいれてくれたことである。そして、この神の言は、信じるあなたがたのうちに働いているのである。
◆聖書のことば (益田カトリック教会)
http://www.iwami.or.jp/masuka/seisyokotoba.html
◆モーセ神父の説教
http://www.geocities.jp/mose_os/gospel_139.htm
◆こうじ神父 今週の説教
http://blog.goo.ne.jp/knkouji/m/201110
◆今日の読書
列王紀下
(24:20b-25:13、18-21)
24:20
エルサレムとユダにこのような事の起ったのは主の怒りによるので、主はついに彼らをみ前から払いすてられた。さてゼデキヤはバビロンの王にそむいた。
25:1
そこでゼデキヤの治世の第九年の十月十日に、バビロンの王ネブカデネザルはもろもろの軍勢を率い、エルサレムにきて、これにむかって陣を張り、周囲にとりでを築いてこれを攻めた。
25:2
こうして町は囲まれて、ゼデキヤ王の第十一年にまで及んだが、
25:3
その四月九日になって、町のうちにききんが激しくなり、その地の民に食物がなくなった。
25:4
町の一角がついに破れたので、王はすべての兵士とともに、王の園のかたわらにある二つの城壁のあいだの門の道から夜のうちに逃げ出して、カルデヤびとが町を囲んでいる間に、アラバの方へ落ち延びた。
25:5
しかしカルデヤびとの軍勢は王を追い、エリコの平地で彼に追いついた。彼の軍勢はみな彼を離れて散り去ったので、
25:6
カルデヤびとは王を捕え、彼をリブラにいるバビロンの王のもとへ引いていって彼の罪を定め、
25:7
ゼデキヤの子たちをゼデキヤの目の前で殺し、ゼデキヤの目をえぐり、足かせをかけてバビロンへ連れて行った。
25:8
バビロンの王ネブカデネザルの第十九年の五月七日に、バビロンの王の臣、侍衛の長ネブザラダンがエルサレムにきて、
25:9
主の宮と王の家とエルサレムのすべての家を焼いた。すなわち火をもってすべての大きな家を焼いた。
25:10
また侍衛の長と共にいたカルデヤびとのすべての軍勢はエルサレムの周囲の城壁を破壊した。
25:11
そして侍衛の長ネブザラダンは、町に残された民およびバビロン王に降服した者と残りの群衆を捕え移した。
25:12
ただし侍衛の長はその地の貧しい者を残して、ぶどうを作る者とし、農夫とした。
25:13
カルデヤびとはまた主の宮の青銅の柱と、主の宮の洗盤の台と、青銅の海を砕いて、その青銅をバビロンに運び、
25:18
侍衛の長は祭司長セラヤと次席の祭司ゼパニヤと三人の門を守る者を捕え、
25:19
また兵士をつかさどるひとりの役人と、王の前にはべる者のうち、町で見つかった者五人と、その地の民を募った軍勢の長の書記官と、町で見つかったその地の民六十人を町から捕え去った。
25:20
侍衛の長ネブザラダンは彼らを捕えて、リブラにいるバビロンの王のもとへ連れて行ったので、
25:21
バビロンの王はハマテの地のリブラで彼らを撃ち殺した。このようにしてユダはその地から捕え移された。
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