年間第24主日
◆今日の聖書物語
マタイによる福音
(18:21-35)
18:21
そのとき、ペテロがイエスのもとにきて言った、「主よ、兄弟がわたしに対して罪を犯した場合、幾たびゆるさねばなりませんか。七たびまでですか」。
18:22
イエスは彼に言われた、「わたしは七たびまでとは言わない。七たびを七十倍するまでにしなさい。
18:23
それだから、天国は王が僕たちと決算をするようなものだ。
18:24
決算が始まると、一万タラントの負債のある者が、王のところに連れられてきた。
18:25
しかし、返せなかったので、主人は、その人自身とその妻子と持ち物全部とを売って返すように命じた。
18:26
そこで、この僕はひれ伏して哀願した、『どうぞお待ちください。全部お返しいたしますから』。
18:27
僕の主人はあわれに思って、彼をゆるし、その負債を免じてやった。
18:28
その僕が出て行くと、百デナリを貸しているひとりの仲間に出会い、彼をつかまえ、首をしめて『借金を返せ』と言った。
18:29
そこでこの仲間はひれ伏し、『どうか待ってくれ。返すから』と言って頼んだ。
18:30
しかし承知せずに、その人をひっぱって行って、借金を返すまで獄に入れた。
18:31
その人の仲間たちは、この様子を見て、非常に心をいため、行ってそのことをのこらず主人に話した。
18:32
そこでこの主人は彼を呼びつけて言った、『悪い僕、わたしに願ったからこそ、あの負債を全部ゆるしてやったのだ。
18:33
わたしがあわれんでやったように、あの仲間をあわれんでやるべきではなかったか』。
18:34
そして主人は立腹して、負債全部を返してしまうまで、彼を獄吏に引きわたした。
18:35
あなたがためいめいも、もし心から兄弟をゆるさないならば、わたしの天の父もまたあなたがたに対して、そのようになさるであろう」。
★シラ書
(27:30〜28:7) or (27:30-28:9)
※iばいぶるメニュー検索新共同訳旧約聖書続編シラ書より引用
http://www.bible.or.jp/i2/ni_apo.html
27章30節
憤りと怒り、これはひどく忌まわしい。罪人にはこの両方が付きまとう。
28章1節
復讐する者は、主から復讐を受ける。主はその罪を決して忘れることはない。
28章2節
隣人から受けた不正を赦せ。そうすれば、/願い求めるとき、お前の罪は赦される。
28章3節
人が互いに怒りを抱き合っていながら、/どうして主からいやしを期待できようか。
28章4節
自分と同じ人間に憐れみをかけずにいて、/どうして自分の罪の赦しを願いえようか。
28章5節
弱い人間にすぎない者が、/憤りを抱き続けるならば、/いったいだれが彼の罪を赦すことができようか。
28章6節
自分の最期に心を致し、敵意を捨てよ。滅びゆく定めと死とを思い、掟を守れ。
28章7節
掟を忘れず、隣人に対して怒りを抱くな。いと高き方の契約を忘れず、/他人のおちどには寛容であれ。
28章8節
口論に加わるな。そうすれば、/お前は罪を犯す機会が少なくなる。怒りっぽい人は口論をあおり立てるからだ。
28章9節
罪深い者は、友情にひびを入れ、/和やかに暮らしている人たちに不和をもたらす。
★Psalm:
詩篇
(103:1-4,9-12)
ダビデの歌
103:1
わがたましいよ、主をほめよ。わがうちなるすべてのものよ、その聖なるみ名をほめよ。
103:2
わがたましいよ、主をほめよ。そのすべてのめぐみを心にとめよ。
103:3
主はあなたのすべての不義をゆるし、あなたのすべての病をいやし、
103:4
あなたのいのちを墓からあがないいだし、いつくしみと、あわれみとをあなたにこうむらせ、
103:9
主は常に責めることをせず、また、とこしえに怒りをいだかれない。
103:10
主はわれらの罪にしたがってわれらをあしらわず、われらの不義にしたがって報いられない。
103:11
天が地よりも高いように、主がおのれを恐れる者に賜わるいつくしみは大きい、
103:12
東が西から遠いように、主はわれらのとがをわれらから遠ざけられる。
★ローマ人への手紙
(14:7-9)
14:7
すなわち、わたしたちのうち、だれひとり自分のために生きる者はなく、だれひとり自分のために死ぬ者はない。
14:8
わたしたちは、生きるのも主のために生き、死ぬのも主のために死ぬ。だから、生きるにしても死ぬにしても、わたしたちは主のものなのである。
14:9
なぜなら、キリストは、死者と生者との主となるために、死んで生き返られたからである。
◆聖書のことば (益田カトリック教会)
http://www.iwami.or.jp/masuka/seisyokotoba.html
◆こうじ神父 今週の説教
http://blog.goo.ne.jp/knkouji/m/201109
◆今日の読書
ホセア書
(8:1-14)
8:1
ラッパをあなたの口にあてよ、はげたかは主の家に臨む。彼らがわたしの契約を破り、わたしの律法を犯したからだ。
8:2
彼らはわたしに向かって叫ぶ、「わが神よ、われわれイスラエルはあなたを知る」と。
8:3
イスラエルは善はしりぞけた。敵はこれを追うであろう。
8:4
彼らは王を立てた、しかし、わたしによって立てたのではない。彼らは君を立てた、しかし、わたしはこれを知らない。彼らは銀と金をもって、自分たちの滅びのために偶像を造った。
8:5
サマリヤよ、わたしはあなたの子牛を忌みきらう。わたしの怒りは彼らに向かって燃える。彼らはいつになればイスラエルで罪なき者となるであろうか。
8:6
これは工人の作ったもので、神ではない。サマリヤの子牛は砕けて粉となる。
8:7
彼らは風をまいて、つむじ風を刈り取る。立っている穀物は穂を持たず、また実らない。たとい実っても、他国人がこれを食い尽す。
8:8
イスラエルはのまれた。彼らは諸国民の間にあって、すでに無用な器のようになった。
8:9
彼らはひとりさまよう野のろばのように、アッスリヤにのぼって行った。エフライムは物を贈って恋人を得た。
8:10
たとい彼らが国々に物を贈って同盟者を得ても、わたしはまもなく彼らを集める。彼らはしばらくにして、王や君たちに油をそそぐことをやめる。
8:11
エフライムは多くの祭壇を造って罪を犯したゆえ、これは彼には罪を犯すための祭壇となった。
8:12
わたしは彼のために、あまたの律法を書きしるしたが、これはかえって怪しい物のように思われた。
8:13
彼らは犠牲を好み、肉をささげてこれを食べる。しかし主はこれを喜ばれない。今、彼らの不義を覚え、彼らの罪を罰せられる。彼らはエジプトに帰る。
8:14
イスラエルは自分の造り主を忘れて、もろもろの宮殿を建てた。ユダは堅固な町々を多く増し加えた。しかしわたしは火をその町々に送って、もろもろの城を焼き滅ぼす。
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◆今週の聖書朗読 (新共同訳)(イエスのカリタス修道女会)
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◆カトリック千葉寺教会
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◆CNA今日の聖書朗読(英語)
http://www.catholicnewsagency.com/calendarday.php?date=2011-9-11
◆Douay-Rheims Bible
http://www.drbo.org/
◆The World English Bible
http://ebible.org/web/