4.30.2011

Today's Bible story

今日4月30日(土)も良い日でありますように。

復活の土曜日


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※計画停電情報
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◆今日の聖書物語
マルコによる福音
(16:9-15)

16:9
 週の初めの日の朝早く、イエスはよみがえって、まずマグダラのマリヤに御自身をあらわされた。イエスは以前に、この女から七つの悪霊を追い出されたことがある。

16:10
 マリヤは、イエスと一緒にいた人々が泣き悲しんでいる所に行って、それを知らせた。

16:11
 彼らは、イエスが生きておられる事と、彼女に御自身をあらわされた事とを聞いたが、信じなかった。

16:12
 この後、そのうちのふたりが、いなかの方へ歩いていると、イエスはちがった姿で御自身をあらわされた。

16:13
 このふたりも、ほかの人々の所に行って話したが、彼らはその話を信じなかった。

16:14
 その後、イエスは十一弟子が食卓についているところに現れ、彼らの不信仰と、心のかたくななことをお責めになった。彼らは、よみがえられたイエスを見た人々の言うことを、信じなかったからである。

16:15
 そして彼らに言われた、「全世界に出て行って、すべての造られたものに福音を宣べ伝えよ。


★今日の『み言葉』について
http://www.donboscojp.org/sdblogos/
http://www.donboscojp.org/sdblogos/D8_132.htm


★使徒行伝
(4:13-21)

4:13
 人々はペテロとヨハネとの大胆な話しぶりを見、また同時に、ふたりが無学な、ただの人たちであることを知って、不思議に思った。そして彼らがイエスと共にいた者であることを認め、

4:14
 かつ、彼らにいやされた者がそのそばに立っているのを見ては、まったく返す言葉がなかった。

4:15
 そこで、ふたりに議会から退場するように命じてから、互に協議をつづけて

4:16
 言った、「あの人たちを、どうしたらよかろうか。彼らによって著しいしるしが行われたことは、エルサレムの住民全体に知れわたっているので、否定しようもない。

4:17
 ただ、これ以上このことが民衆の間にひろまらないように、今後はこの名によって、いっさいだれにも語ってはいけないと、おどしてやろうではないか」。

4:18
 そこで、ふたりを呼び入れて、イエスの名によって語ることも説くことも、いっさい相成らぬと言いわたした。

4:19
 ペテロとヨハネとは、これに対して言った、「神に聞き従うよりも、あなたがたに聞き従う方が、神の前に正しいかどうか、判断してもらいたい。

4:20
 わたしたちとしては、自分の見たこと聞いたことを、語らないわけにはいかない」。

4:21
 そこで、彼らはふたりを更におどしたうえ、ゆるしてやった。みんなの者が、この出来事のために、神をあがめていたので、その人々の手前、ふたりを罰するすべがなかったからである。


★詩篇
(118:1,14-15,16-21)

118:1
 主に感謝せよ、主は恵みふかく、そのいつくしみはとこしえに絶えることがない。

118:14
 主はわが力、わが歌であって、わが救となられた。

118:15
 聞け、勝利の喜ばしい歌が正しい者の天幕にある。「主の右の手は勇ましいはたらきをなし、

118:16
 主の右の手は高くあがり、主の右の手は勇ましいはたらきをなす」。

118:17
 わたしは死ぬことなく、生きながらえて、主のみわざを物語るであろう。

118:18
 主はいたくわたしを懲らされたが、死にはわたされなかった。

118:19
 わたしのために義の門を開け、わたしはその内にはいって、主に感謝しよう。

118:20
 これは主の門である。正しい者はその内にはいるであろう。

118:21
 わたしはあなたに感謝します。あなたがわたしに答えて、わが救となられたことを。


◆今日の読書
ペテロの第一の手紙
(4:12-5:14)

4:12
 愛する者たちよ。あなたがたを試みるために降りかかって来る火のような試錬を、何か思いがけないことが起ったかのように驚きあやしむことなく、

4:13
 むしろ、キリストの苦しみにあずかればあずかるほど、喜ぶがよい。それは、キリストの栄光が現れる際に、よろこびにあふれるためである。

4:14
 キリストの名のためにそしられるなら、あなたがたはさいわいである。その時には、栄光の霊、神の霊が、あなたがたに宿るからである。

4:15
 あなたがたのうち、だれも、人殺し、盗人、悪を行う者、あるいは、他人に干渉する者として苦しみに会うことのないようにしなさい。

4:16
 しかし、クリスチャンとして苦しみを受けるのであれば、恥じることはない。かえって、この名によって神をあがめなさい。

4:17
 さばきが神の家から始められる時がきた。それが、わたしたちからまず始められるとしたら、神の福音に従わない人々の行く末は、どんなであろうか。

4:18
 また義人でさえ、かろうじて救われるのだとすれば、不信なる者や罪人は、どうなるであろうか。

4:19
 だから、神の御旨に従って苦しみを受ける人々は、善をおこない、そして、真実であられる創造者に、自分のたましいをゆだねるがよい。

5:1
 そこで、あなたがたのうちの長老たちに勧める。わたしも、長老のひとりで、キリストの苦難についての証人であり、また、やがて現れようとする栄光にあずかる者である。

5:2
 あなたがたにゆだねられている神の羊の群れを牧しなさい。しいられてするのではなく、神に従って自ら進んでなし、恥ずべき利得のためではなく、本心から、それをしなさい。

5:3
 また、ゆだねられた者たちの上に権力をふるうことをしないで、むしろ、群れの模範となるべきである。

5:4
 そうすれば、大牧者が現れる時には、しぼむことのない栄光の冠を受けるであろう。

5:5
 同じように、若い人たちよ。長老たちに従いなさい。また、みな互に謙遜を身につけなさい。神は高ぶる者をしりぞけ、へりくだる者に恵みを賜うからである。

5:6
 だから、あなたがたは、神の力強い御手の下に、自らを低くしなさい。時が来れば神はあなたがたを高くして下さるであろう。

5:7
 神はあなたがたをかえりみていて下さるのであるから、自分の思いわずらいを、いっさい神にゆだねるがよい。

5:8
 身を慎み、目をさましていなさい。あなたがたの敵である悪魔が、ほえたけるししのように、食いつくすべきものを求めて歩き回っている。

5:9
 この悪魔にむかい、信仰にかたく立って、抵抗しなさい。あなたがたのよく知っているとおり、全世界にいるあなたがたの兄弟たちも、同じような苦しみの数々に会っているのである。

5:10
 あなたがたをキリストにある永遠の栄光に招き入れて下さったあふるる恵みの神は、しばらくの苦しみの後、あなたがたをいやし、強め、力づけ、不動のものとして下さるであろう。

5:11
 どうか、力が世々限りなく、神にあるように、アァメン。

5:12
 わたしは、忠実な兄弟として信頼しているシルワノの手によって、この短い手紙をあなたがたにおくり、勧めをし、また、これが神のまことの恵みであることをあかしした。この恵みのうちに、かたく立っていなさい。

5:13
 あなたがたと共に選ばれてバビロンにある教会、ならびに、わたしの子マルコから、あなたがたによろしく。

5:14
 愛の接吻をもって互にあいさつをかわしなさい。キリストにあるあなたがた一同に、平安があるように。


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◆今週の聖書朗読 (新共同訳)(イエスのカリタス修道女会)
http://www.m-caritas.jp/reading.html

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4.29.2011

Today's Bible story

今日4月29日(金)も良い日でありますように。

復活の金曜日


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◆今日の聖書物語
ヨハネによる福音
(21:1-14)

21:1
 そののち、イエスはテベリヤの海べで、ご自身をまた弟子たちにあらわされた。そのあらわされた次第は、こうである。

21:2
 シモン・ペテロが、デドモと呼ばれているトマス、ガリラヤのカナのナタナエル、ゼベダイの子らや、ほかのふたりの弟子たちと一緒にいた時のことである。

21:3
 シモン・ペテロは彼らに「わたしは漁に行くのだ」と言うと、彼らは「わたしたちも一緒に行こう」と言った。彼らは出て行って舟に乗った。しかし、その夜はなんの獲物もなかった。

21:4
 夜が明けたころ、イエスが岸に立っておられた。しかし弟子たちはそれがイエスだとは知らなかった。

21:5
 イエスは彼らに言われた、「子たちよ、何か食べるものがあるか」。彼らは「ありません」と答えた。

21:6
 すると、イエスは彼らに言われた、「舟の右の方に網をおろして見なさい。そうすれば、何かとれるだろう」。彼らは網をおろすと、魚が多くとれたので、それを引き上げることができなかった。

21:7
 イエスの愛しておられた弟子が、ペテロに「あれは主だ」と言った。シモン・ペテロは主であると聞いて、裸になっていたため、上着をまとって海にとびこんだ。

21:8
 しかし、ほかの弟子たちは舟に乗ったまま、魚のはいっている網を引きながら帰って行った。陸からはあまり遠くない五十間ほどの所にいたからである。

21:9
 彼らが陸に上って見ると、炭火がおこしてあって、その上に魚がのせてあり、またそこにパンがあった。

21:10
 イエスは彼らに言われた、「今とった魚を少し持ってきなさい」。

21:11
 シモン・ペテロが行って、網を陸へ引き上げると、百五十三びきの大きな魚でいっぱいになっていた。そんなに多かったが、網はさけないでいた。

21:12
 イエスは彼らに言われた、「さあ、朝の食事をしなさい」。弟子たちは、主であることがわかっていたので、だれも「あなたはどなたですか」と進んで尋ねる者がなかった。

21:13
 イエスはそこにきて、パンをとり彼らに与え、また魚も同じようにされた。

21:14
 イエスが死人の中からよみがえったのち、弟子たちにあらわれたのは、これで既に三度目である。


★今日の『み言葉』について
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★使徒行伝
(4:1-12)

4:1
 彼らが人々にこのように語っているあいだに、祭司たち、宮守がしら、サドカイ人たちが近寄ってきて、

4:2
 彼らが人々に教を説き、イエス自身に起った死人の復活を宣伝しているのに気をいら立て、

4:3
 彼らに手をかけて捕え、はや日が暮れていたので、翌朝まで留置しておいた。

4:4
 しかし、彼らの話を聞いた多くの人たちは信じた。そして、その男の数が五千人ほどになった。

4:5
 明くる日、役人、長老、律法学者たちが、エルサレムに召集された。

4:6
 大祭司アンナスをはじめ、カヤパ、ヨハネ、アレキサンデル、そのほか大祭司の一族もみな集まった。

4:7
 そして、そのまん中に使徒たちを立たせて尋問した、「あなたがたは、いったい、なんの権威、また、だれの名によって、このことをしたのか」。

4:8
 その時、ペテロが聖霊に満たされて言った、「民の役人たち、ならびに長老たちよ、

4:9
 わたしたちが、きょう、取調べを受けているのは、病人に対してした良いわざについてであり、この人がどうしていやされたかについてであるなら、

4:10
 あなたがたご一同も、またイスラエルの人々全体も、知っていてもらいたい。この人が元気になってみんなの前に立っているのは、ひとえに、あなたがたが十字架につけて殺したのを、神が死人の中からよみがえらせたナザレ人イエス・キリストの御名によるのである。

4:11
 このイエスこそは『あなたがた家造りらに捨てられたが、隅のかしら石となった石』なのである。

4:12
 この人による以外に救はない。わたしたちを救いうる名は、これを別にしては、天下のだれにも与えられていないからである」。


★詩篇
(118:1-2,4,22-27a)

118:1
 主に感謝せよ、主は恵みふかく、そのいつくしみはとこしえに絶えることがない。

118:2
 イスラエルは言え、「そのいつくしみはとこしえに絶えることがない」と。

118:4
 主をおそれる者は言え、「そのいつくしみはとこしえに絶えることがない」と。

118:22
 家造りらの捨てた石は隅のかしら石となった。

118:23
 これは主のなされた事でわれらの目には驚くべき事である。

118:24
 これは主が設けられた日であって、われらはこの日に喜び楽しむであろう。

118:25
 主よ、どうぞわれらをお救いください。主よ、どうぞわれらを栄えさせてください。

118:26
 主のみ名によってはいる者はさいわいである。われらは主の家からあなたをたたえます。

118:27a
 主は神であって、われらを照された。


◆今日の読書
ペテロの第一の手紙
(3:18-4:11)

3:18
 キリストも、あなたがたを神に近づけようとして、自らは義なるかたであるのに、不義なる人々のために、ひとたび罪のゆえに死なれた。ただし、肉においては殺されたが、霊においては生かされたのである。

3:19
 こうして、彼は獄に捕われている霊どものところに下って行き、宣べ伝えることをされた。

3:20
 これらの霊というのは、むかしノアの箱舟が造られていた間、神が寛容をもって待っておられたのに従わなかった者どものことである。その箱舟に乗り込み、水を経て救われたのは、わずかに八名だけであった。

3:21
 この水はバプテスマを象徴するものであって、今やあなたがたをも救うのである。それは、イエス・キリストの復活によるのであって、からだの汚れを除くことではなく、明らかな良心を神に願い求めることである。

3:22
 キリストは天に上って神の右に座し、天使たちともろもろの権威、権力を従えておられるのである。

4:1
 このように、キリストは肉において苦しまれたのであるから、あなたがたも同じ覚悟で心の武装をしなさい。肉において苦しんだ人は、それによって罪からのがれたのである。

4:2
 それは、肉における残りの生涯を、もはや人間の欲情によらず、神の御旨によって過ごすためである。

4:3
 過ぎ去った時代には、あなたがたは、異邦人の好みにまかせて、好色、欲情、酔酒、宴楽、暴飲、気ままな偶像礼拝などにふけってきたが、もうそれで十分であろう。

4:4
 今はあなたがたが、そうした度を過ごした乱行に加わらないので、彼らは驚きあやしみ、かつ、ののしっている。

4:5
 彼らは、やがて生ける者と死ねる者とをさばくかたに、申し開きをしなくてはならない。

4:6
 死人にさえ福音が宣べ伝えられたのは、彼らは肉においては人間としてさばきを受けるが、霊においては神に従って生きるようになるためである。

4:7
 万物の終りが近づいている。だから、心を確かにし、身を慎んで、努めて祈りなさい。

4:8
 何よりもまず、互の愛を熱く保ちなさい。愛は多くの罪をおおうものである。

4:9
 不平を言わずに、互にもてなし合いなさい。

4:10
 あなたがたは、それぞれ賜物をいただいているのだから、神のさまざまな恵みの良き管理人として、それをお互のために役立てるべきである。

4:11
 語る者は、神の御言を語る者にふさわしく語り、奉仕する者は、神から賜わる力による者にふさわしく奉仕すべきである。それは、すべてのことにおいてイエス・キリストによって、神があがめられるためである。栄光と力とが世々限りなく、彼にあるように、アァメン。


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4.28.2011

Today's Bible story

今日4月28日(木)も良い日でありますように。

復活の木曜日


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◆今日の聖書物語
ルカによる福音
(24:35-48)

24:35
 そこでふたりの者は、途中であったことや、パンをおさきになる様子でイエスだとわかったことなどを話した。

24:36
 こう話していると、イエスが彼らの中にお立ちになった。〔そして「やすかれ」と言われた。〕

24:37
 彼らは恐れ驚いて、霊を見ているのだと思った。

24:38
 そこでイエスが言われた、「なぜおじ惑っているのか。どうして心に疑いを起すのか。

24:39
 わたしの手や足を見なさい。まさしくわたしなのだ。さわって見なさい。霊には肉や骨はないが、あなたがたが見るとおり、わたしにはあるのだ」。

〔 24:40 こう言って、手と足とをお見せになった。〕

24:41
 彼らは喜びのあまり、まだ信じられないで不思議に思っていると、イエスが「ここに何か食物があるか」と言われた。

24:42
 彼らが焼いた魚の一きれをさしあげると、

24:43
 イエスはそれを取って、みんなの前で食べられた。

24:44
 それから彼らに対して言われた、「わたしが以前あなたがたと一緒にいた時分に話して聞かせた言葉は、こうであった。すなわち、モーセの律法と預言書と詩篇とに、わたしについて書いてあることは、必ずことごとく成就する」。

24:45
 そこでイエスは、聖書を悟らせるために彼らの心を開いて

24:46
 言われた、「こう、しるしてある。キリストは苦しみを受けて、三日目に死人の中からよみがえる。

24:47
 そして、その名によって罪のゆるしを得させる悔改めが、エルサレムからはじまって、もろもろの国民に宣べ伝えられる。

24:48
 あなたがたは、これらの事の証人である。


★今日の『み言葉』について
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★使徒行伝
(3:11-26)

3:11
 彼がなおもペテロとヨハネとにつきまとっているとき、人々は皆ひどく驚いて、「ソロモンの廊」と呼ばれる柱廊にいた彼らのところに駆け集まってきた。

3:12
 ペテロはこれを見て、人々にむかって言った、「イスラエルの人たちよ、なぜこの事を不思議に思うのか。また、わたしたちが自分の力や信心で、あの人を歩かせたかのように、なぜわたしたちを見つめているのか。

3:13
 アブラハム、イサク、ヤコブの神、わたしたちの先祖の神は、その僕イエスに栄光を賜わったのであるが、あなたがたは、このイエスを引き渡し、ピラトがゆるすことに決めていたのに、それを彼の面前で拒んだ。

3:14
 あなたがたは、この聖なる正しいかたを拒んで、人殺しの男をゆるすように要求し、

3:15
 いのちの君を殺してしまった。しかし、神はこのイエスを死人の中から、よみがえらせた。わたしたちは、その事の証人である。

3:16
 そして、イエスの名が、それを信じる信仰のゆえに、あなたがたのいま見て知っているこの人を、強くしたのであり、イエスによる信仰が、彼をあなたがた一同の前で、このとおり完全にいやしたのである。

3:17
 さて、兄弟たちよ、あなたがたは知らずにあのような事をしたのであり、あなたがたの指導者たちとても同様であったことは、わたしにわかっている。

3:18
 神はあらゆる預言者の口をとおして、キリストの受難を予告しておられたが、それをこのように成就なさったのである。

3:19
 だから、自分の罪をぬぐい去っていただくために、悔い改めて本心に立ちかえりなさい。

3:20
 それは、主のみ前から慰めの時がきて、あなたがたのためにあらかじめ定めてあったキリストなるイエスを、神がつかわして下さるためである。

3:21
 このイエスは、神が聖なる預言者たちの口をとおして、昔から預言しておられた万物更新の時まで、天にとどめておかれねばならなかった。

3:22
 モーセは言った、『主なる神は、わたしをお立てになったように、あなたがたの兄弟の中から、ひとりの預言者をお立てになるであろう。その預言者があなたがたに語ることには、ことごとく聞きしたがいなさい。

3:23
 彼に聞きしたがわない者は、みな民の中から滅ぼし去られるであろう』。

3:24
 サムエルをはじめ、その後つづいて語ったほどの預言者はみな、この時のことを予告した。

3:25
 あなたがたは預言者の子であり、神があなたがたの先祖たちと結ばれた契約の子である。神はアブラハムに対して、『地上の諸民族は、あなたの子孫によって祝福を受けるであろう』と仰せられた。

3:26
 神がまずあなたがたのために、その僕を立てて、おつかわしになったのは、あなたがたひとりびとりを、悪から立ちかえらせて、祝福にあずからせるためなのである」。


★詩篇
(8:1ab,4-8)

8:1ab
 主、われらの主よ、あなたの名は地にあまねく、いかに尊いことでしょう。

8:4
 人は何者なので、これをみ心にとめられるのですか、人の子は何者なので、これを顧みられるのですか。

8:5
 ただ少しく人を神よりも低く造って、栄えと誉とをこうむらせ、

8:6
 これにみ手のわざを治めさせ、よろずの物をその足の下におかれました。

8:7
 すべての羊と牛、また野の獣、

8:8
 空の鳥と海の魚、海路を通うものまでも。


◆今日の読書
ペテロの第一の手紙
(3:1-17)

3:1
 同じように、妻たる者よ。夫に仕えなさい。そうすれば、たとい御言に従わない夫であっても、

3:2
 あなたがたのうやうやしく清い行いを見て、その妻の無言の行いによって、救に入れられるようになるであろう。

3:3
 あなたがたは、髪を編み、金の飾りをつけ、服装をととのえるような外面の飾りではなく、

3:4
 かくれた内なる人、柔和で、しとやかな霊という朽ちることのない飾りを、身につけるべきである。これこそ、神のみまえに、きわめて尊いものである。

3:5
 むかし、神を仰ぎ望んでいた聖なる女たちも、このように身を飾って、その夫に仕えたのである。

3:6
 たとえば、サラはアブラハムに仕えて、彼を主と呼んだ。あなたがたも、何事にもおびえ臆することなく善を行えば、サラの娘たちとなるのである。

3:7
 夫たる者よ。あなたがたも同じように、女は自分よりも弱い器であることを認めて、知識に従って妻と共に住み、いのちの恵みを共どもに受け継ぐ者として、尊びなさい。それは、あなたがたの祈が妨げられないためである。

3:8
 最後に言う。あなたがたは皆、心をひとつにし、同情し合い、兄弟愛をもち、あわれみ深くあり、謙虚でありなさい。

3:9
 悪をもって悪に報いず、悪口をもって悪口に報いず、かえって、祝福をもって報いなさい。あなたがたが召されたのは、祝福を受け継ぐためなのである。

3:10
 「いのちを愛し、さいわいな日々を過ごそうと願う人は、舌を制して悪を言わず、くちびるを閉じて偽りを語らず、

3:11
 悪を避けて善を行い、平和を求めて、これを追え。

3:12
 主の目は義人たちに注がれ、主の耳は彼らの祈にかたむく。しかし主の御顔は、悪を行う者に対して向かう」。

3:13
 そこで、もしあなたがたが善に熱心であれば、だれが、あなたがたに危害を加えようか。

3:14
 しかし、万一義のために苦しむようなことがあっても、あなたがたはさいわいである。彼らを恐れたり、心を乱したりしてはならない。

3:15
 ただ、心の中でキリストを主とあがめなさい。また、あなたがたのうちにある望みについて説明を求める人には、いつでも弁明のできる用意をしていなさい。

3:16
 しかし、やさしく、慎み深く、明らかな良心をもって、弁明しなさい。そうすれば、あなたがたがキリストにあって営んでいる良い生活をそしる人々も、そのようにののしったことを恥じいるであろう。

3:17
 善をおこなって苦しむことは—それが神の御旨であれば—悪をおこなって苦しむよりも、まさっている。


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4.27.2011

Today's Bible story

今日4月27日(水)も良い日でありますように。

復活の水曜日


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◆今日の聖書物語
ルカによる福音
(24:13-35)

24:13
 この日、ふたりの弟子が、エルサレムから七マイルばかり離れたエマオという村へ行きながら、

24:14
 このいっさいの出来事について互に語り合っていた。

24:15
 語り合い論じ合っていると、イエスご自身が近づいてきて、彼らと一緒に歩いて行かれた。

24:16
 しかし、彼らの目がさえぎられて、イエスを認めることができなかった。

24:17
 イエスは彼らに言われた、「歩きながら互に語り合っているその話は、なんのことなのか」。彼らは悲しそうな顔をして立ちどまった。

24:18
 そのひとりのクレオパという者が、答えて言った、「あなたはエルサレムに泊まっていながら、あなただけが、この都でこのごろ起ったことをご存じないのですか」。

24:19
 「それは、どんなことか」と言われると、彼らは言った、「ナザレのイエスのことです。あのかたは、神とすべての民衆との前で、わざにも言葉にも力ある預言者でしたが、

24:20
 祭司長たちや役人たちが、死刑に処するために引き渡し、十字架につけたのです。

24:21
 わたしたちは、イスラエルを救うのはこの人であろうと、望みをかけていました。しかもその上に、この事が起ってから、きょうが三日目なのです。

24:22
 ところが、わたしたちの仲間である数人の女が、わたしたちを驚かせました。というのは、彼らが朝早く墓に行きますと、

24:23
 イエスのからだが見当らないので、帰ってきましたが、そのとき御使が現れて、『イエスは生きておられる』と告げたと申すのです。

24:24
 それで、わたしたちの仲間が数人、墓に行って見ますと、果して女たちが言ったとおりで、イエスは見当りませんでした」。

24:25
 そこでイエスが言われた、「ああ、愚かで心のにぶいため、預言者たちが説いたすべての事を信じられない者たちよ。

24:26
 キリストは必ず、これらの苦難を受けて、その栄光に入るはずではなかったのか」。

24:27
 こう言って、モーセやすべての預言者からはじめて、聖書全体にわたり、ご自身についてしるしてある事どもを、説きあかされた。

24:28
 それから、彼らは行こうとしていた村に近づいたが、イエスがなお先へ進み行かれる様子であった。

24:29
 そこで、しいて引き止めて言った、「わたしたちと一緒にお泊まり下さい。もう夕暮になっており、日もはや傾いています」。イエスは、彼らと共に泊まるために、家にはいられた。

24:30
 一緒に食卓につかれたとき、パンを取り、祝福してさき、彼らに渡しておられるうちに、

24:31
 彼らの目が開けて、それがイエスであることがわかった。すると、み姿が見えなくなった。

24:32
 彼らは互に言った、「道々お話しになったとき、また聖書を説き明してくださったとき、お互の心が内に燃えたではないか」。

24:33
 そして、すぐに立ってエルサレムに帰って見ると、十一弟子とその仲間が集まっていて、

24:34
 「主は、ほんとうによみがえって、シモンに現れなさった」と言っていた。

24:35
 そこでふたりの者は、途中であったことや、パンをおさきになる様子でイエスだとわかったことなどを話した。


★今日の『み言葉』について
http://www.donboscojp.org/sdblogos/
http://www.donboscojp.org/sdblogos/D8_129.htm


★使徒行伝(3:1-10)

3:1
 さて、ペテロとヨハネとが、午後三時の祈のときに宮に上ろうとしていると、

3:2
 生れながら足のきかない男が、かかえられてきた。この男は、宮もうでに来る人々に施しをこうため、毎日、「美しの門」と呼ばれる宮の門のところに、置かれていた者である。

3:3
 彼は、ペテロとヨハネとが、宮にはいって行こうとしているのを見て、施しをこうた。

3:4
 ペテロとヨハネとは彼をじっと見て、「わたしたちを見なさい」と言った。

3:5
 彼は何かもらえるのだろうと期待して、ふたりに注目していると、

3:6
 ペテロが言った、「金銀はわたしには無い。しかし、わたしにあるものをあげよう。ナザレ人イエス・キリストの名によって歩きなさい」。

3:7
 こう言って彼の右手を取って起してやると、足と、くるぶしとが、立ちどころに強くなって、

3:8
 踊りあがって立ち、歩き出した。そして、歩き回ったり踊ったりして神をさんびしながら、彼らと共に宮にはいって行った。

3:9
 民衆はみな、彼が歩き回り、また神をさんびしているのを見、

3:10
 これが宮の「美しの門」のそばにすわって、施しをこうていた者であると知り、彼の身に起ったことについて、驚き怪しんだ。


★詩篇
(106:1-4,6-9)

106:1
 主をほめたたえよ。主に感謝せよ、主は恵みふかく、そのいつくしみはとこしえに絶えることがない。

106:2
 だれが主の大能のみわざを語り、その誉をことごとく言いあらわすことができようか。

106:3
 公正を守る人々、常に正義を行う人はさいわいである。

106:4
 主よ、あなたがその民を恵まれるとき、わたしを覚えてください。あなたが彼らを救われるとき、わたしを助けてください。

106:6
 われらは先祖たちと同じく罪を犯した。われらは不義をなし、悪しきことを行った。

106:7
 われらの先祖たちはエジプトにいたとき、あなたのくすしきみわざに心を留めず、あなたのいつくしみの豊かなのを思わず、紅海で、いと高き神にそむいた。

106:8
 けれども主はその大能を知らせようと、み名のために彼らを救われた。

106:9
 主は紅海をしかって、それをかわかし、彼らを導いて荒野を行くように、淵を通らせられた。


◆今日の読書
ペテロの第一の手紙
(2:11-25)

2:11
 愛する者たちよ。あなたがたに勧める。あなたがたは、この世の旅人であり寄留者であるから、たましいに戦いをいどむ肉の欲を避けなさい。

2:12
 異邦人の中にあって、りっぱな行いをしなさい。そうすれば、彼らは、あなたがたを悪人呼ばわりしていても、あなたがたのりっぱなわざを見て、かえって、おとずれの日に神をあがめるようになろう。

2:13
 あなたがたは、すべて人の立てた制度に、主のゆえに従いなさい。主権者としての王であろうと、

2:14
 あるいは、悪を行う者を罰し善を行う者を賞するために、王からつかわされた長官であろうと、これに従いなさい。

2:15
 善を行うことによって、愚かな人々の無知な発言を封じるのは、神の御旨なのである。

2:16
 自由人にふさわしく行動しなさい。ただし、自由をば悪を行う口実として用いず、神の僕にふさわしく行動しなさい。

2:17
 すべての人をうやまい、兄弟たちを愛し、神をおそれ、王を尊びなさい。

2:18
 僕たる者よ。心からのおそれをもって、主人に仕えなさい。善良で寛容な主人だけにでなく、気むずかしい主人にも、そうしなさい。

2:19
 もしだれかが、不当な苦しみを受けても、神を仰いでその苦痛を耐え忍ぶなら、それはよみせられることである。

2:20
 悪いことをして打ちたたかれ、それを忍んだとしても、なんの手柄になるのか。しかし善を行って苦しみを受け、しかもそれを耐え忍んでいるとすれば、これこそ神によみせられることである。

2:21
 あなたがたは、実に、そうするようにと召されたのである。キリストも、あなたがたのために苦しみを受け、御足の跡を踏み従うようにと、模範を残されたのである。

2:22
 キリストは罪を犯さず、その口には偽りがなかった。

2:23
 ののしられても、ののしりかえさず、苦しめられても、おびやかすことをせず、正しいさばきをするかたに、いっさいをゆだねておられた。

2:24
 さらに、わたしたちが罪に死に、義に生きるために、十字架にかかって、わたしたちの罪をご自分の身に負われた。その傷によって、あなたがたは、いやされたのである。

2:25
 あなたがたは、羊のようにさ迷っていたが、今は、たましいの牧者であり監督であるかたのもとに、たち帰ったのである。


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4.26.2011

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今日4月26日(火)も良い日でありますように。

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◆今日の聖書物語
ヨハネによる福音
(20:11-18)

20:11
 しかし、マリヤは墓の外に立って泣いていた。そして泣きながら、身をかがめて墓の中をのぞくと、

20:12
 白い衣を着たふたりの御使が、イエスの死体のおかれていた場所に、ひとりは頭の方に、ひとりは足の方に、すわっているのを見た。

20:13
 すると、彼らはマリヤに、「女よ、なぜ泣いているのか」と言った。マリヤは彼らに言った、「だれかが、わたしの主を取り去りました。そして、どこに置いたのか、わからないのです」。

20:14
 そう言って、うしろをふり向くと、そこにイエスが立っておられるのを見た。しかし、それがイエスであることに気がつかなかった。

20:15
 イエスは女に言われた、「女よ、なぜ泣いているのか。だれを捜しているのか」。マリヤは、その人が園の番人だと思って言った、「もしあなたが、あのかたを移したのでしたら、どこへ置いたのか、どうぞ、おっしゃって下さい。わたしがそのかたを引き取ります」。

20:16
 イエスは彼女に「マリヤよ」と言われた。マリヤはふり返って、イエスにむかってヘブル語で「ラボニ」と言った。それは、先生という意味である。

20:17
 イエスは彼女に言われた、「わたしにさわってはいけない。わたしは、まだ父のみもとに上っていないのだから。ただ、わたしの兄弟たちの所に行って、『わたしは、わたしの父またあなたがたの父であって、わたしの神またあなたがたの神であられるかたのみもとへ上って行く』と、彼らに伝えなさい」。

20:18
 マグダラのマリヤは弟子たちのところに行って、自分が主に会ったこと、またイエスがこれこれのことを自分に仰せになったことを、報告した。


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★使徒行伝
(2:36-41)

2:36
 だから、イスラエルの全家は、この事をしかと知っておくがよい。あなたがたが十字架につけたこのイエスを、神は、主またキリストとしてお立てになったのである」。

2:37
 人々はこれを聞いて、強く心を刺され、ペテロやほかの使徒たちに、「兄弟たちよ、わたしたちは、どうしたらよいのでしょうか」と言った。

2:38
 すると、ペテロが答えた、「悔い改めなさい。そして、あなたがたひとりびとりが罪のゆるしを得るために、イエス・キリストの名によって、バプテスマを受けなさい。そうすれば、あなたがたは聖霊の賜物を受けるであろう。

2:39
 この約束は、われらの主なる神の召しにあずかるすべての者、すなわちあなたがたと、あなたがたの子らと、遠くの者一同とに、与えられているものである」。

2:40
 ペテロは、ほかになお多くの言葉であかしをなし、人々に「この曲った時代から救われよ」と言って勧めた。

2:41
 そこで、彼の勧めの言葉を受けいれた者たちは、バプテスマを受けたが、その日、仲間に加わったものが三千人ほどあった。


★詩篇
(34:3-4,17-19,21)

34:3
 わたしと共に主をあがめよ、われらは共にみ名をほめたたえよう。

34:4
 わたしが主に求めたとき、主はわたしに答え、すべての恐れからわたしを助け出された。

34:17
 正しい者が助けを叫び求めるとき、主は聞いて、彼らをそのすべての悩みから助け出される。

34:18
 主は心の砕けた者に近く、たましいの悔いくずおれた者を救われる。

34:19
 正しい者には災が多い。しかし、主はすべてその中から彼を助け出される。

34:21
 悪は悪しき者を殺す。正しい者を憎む者は罪に定められる。


◆今日の読書
ペテロの第一の手紙
(1:22-2:10)

1:22
 あなたがたは、真理に従うことによって、たましいをきよめ、偽りのない兄弟愛をいだくに至ったのであるから、互に心から熱く愛し合いなさい。

1:23
 あなたがたが新たに生れたのは、朽ちる種からではなく、朽ちない種から、すなわち、神の変ることのない生ける御言によったのである。

1:24
 「人はみな草のごとく、その栄華はみな草の花に似ている。草は枯れ、花は散る。

1:25
 しかし、主の言葉は、とこしえに残る」。これが、あなたがたに宣べ伝えられた御言葉である。

2:1
 だから、あらゆる悪意、あらゆる偽り、偽善、そねみ、いっさいの悪口を捨てて、

2:2
 今生れたばかりの乳飲み子のように、混じりけのない霊の乳を慕い求めなさい。それによっておい育ち、救に入るようになるためである。

2:3
 あなたがたは、主が恵み深いかたであることを、すでに味わい知ったはずである。

2:4
 主は、人には捨てられたが、神にとっては選ばれた尊い生ける石である。

2:5
 この主のみもとにきて、あなたがたも、それぞれ生ける石となって、霊の家に築き上げられ、聖なる祭司となって、イエス・キリストにより、神によろこばれる霊のいけにえを、ささげなさい。

2:6
 聖書にこう書いてある、「見よ、わたしはシオンに、選ばれた尊い石、隅のかしら石を置く。それにより頼む者は、決して、失望に終ることがない」。

2:7
 この石は、より頼んでいるあなたがたには尊いものであるが、不信仰な人々には「家造りらの捨てた石で、隅のかしら石となったもの」、

2:8
 また「つまずきの石、妨げの岩」である。しかし、彼らがつまずくのは、御言に従わないからであって、彼らは、実は、そうなるように定められていたのである。

2:9
 しかし、あなたがたは、選ばれた種族、祭司の国、聖なる国民、神につける民である。それによって、暗やみから驚くべきみ光に招き入れて下さったかたのみわざを、あなたがたが語り伝えるためである。

2:10
 あなたがたは、以前は神の民でなかったが、いまは神の民であり、以前は、あわれみを受けたことのない者であったが、いまは、あわれみを受けた者となっている。


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4.25.2011

Today's Bible story

今日4月25日(月)も良い日でありますように。

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◆今日の聖書物語
マタイによる福音
(28:8-15)

28:8
 そこで女たちは恐れながらも大喜びで、急いで墓を立ち去り、弟子たちに知らせるために走って行った。

28:9
 すると、イエスは彼らに出会って、「平安あれ」と言われたので、彼らは近寄りイエスのみ足をいだいて拝した。

28:10
 そのとき、イエスは彼らに言われた、「恐れることはない。行って兄弟たちに、ガリラヤに行け、そこでわたしに会えるであろう、と告げなさい」。

28:11
 女たちが行っている間に、番人のうちのある人々が都に帰って、いっさいの出来事を祭司長たちに話した。

28:12
 祭司長たちは長老たちと集まって協議をこらし、兵卒たちにたくさんの金を与えて言った、

28:13
 「『弟子たちが夜中にきて、われわれの寝ている間に彼を盗んだ』と言え。

28:14
 万一このことが総督の耳にはいっても、われわれが総督に説いて、あなたがたに迷惑が掛からないようにしよう」。

28:15
 そこで、彼らは金を受け取って、教えられたとおりにした。そしてこの話は、今日に至るまでユダヤ人の間にひろまっている。


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★使徒行伝
(2:14、22-32)

2:14
 そこで、ペテロが十一人の者と共に立ちあがり、声をあげて人々に語りかけた。「ユダヤの人たち、ならびにエルサレムに住むすべてのかたがた、どうか、この事を知っていただきたい。わたしの言うことに耳を傾けていただきたい。

2:22
 イスラエルの人たちよ、今わたしの語ることを聞きなさい。あなたがたがよく知っているとおり、ナザレ人イエスは、神が彼をとおして、あなたがたの中で行われた数々の力あるわざと奇跡としるしとにより、神からつかわされた者であることを、あなたがたに示されたかたであった。

2:23
 このイエスが渡されたのは神の定めた計画と予知とによるのであるが、あなたがたは彼を不法の人々の手で十字架につけて殺した。

2:24
 神はこのイエスを死の苦しみから解き放って、よみがえらせたのである。イエスが死に支配されているはずはなかったからである。

2:25
 ダビデはイエスについてこう言っている、『わたしは常に目の前に主を見た。主は、わたしが動かされないため、わたしの右にいて下さるからである。

2:26
 それゆえ、わたしの心は楽しみ、わたしの舌はよろこび歌った。わたしの肉体もまた、望みに生きるであろう。

2:27
 あなたは、わたしの魂を黄泉に捨ておくことをせず、あなたの聖者が朽ち果てるのを、お許しにならないであろう。

2:28
 あなたは、いのちの道をわたしに示し、み前にあって、わたしを喜びで満たして下さるであろう』。

2:29
 兄弟たちよ、族長ダビデについては、わたしはあなたがたにむかって大胆に言うことができる。彼は死んで葬られ、現にその墓が今日に至るまで、わたしたちの間に残っている。

2:30
 彼は預言者であって、『その子孫のひとりを王位につかせよう』と、神が堅く彼に誓われたことを認めていたので、

2:31
 キリストの復活をあらかじめ知って、『彼は黄泉に捨ておかれることがなく、またその肉体が朽ち果てることもない』と語ったのである。

2:32
 このイエスを、神はよみがえらせた。そして、わたしたちは皆その証人なのである。


★詩篇
(17:1-2a,5,7-11)

ダビデの祈
17:1
 主よ、正しい訴えを聞き、わたしの叫びにみ心をとめ、偽りのないくちびるから出るわたしの祈に耳を傾けてください。

17:2a
 どうかわたしについての宣告がみ前から出て、

17:5
 わたしの歩みはあなたの道に堅く立ち、わたしの足はすべることがなかったのです。

17:7
 寄り頼む者をそのあだから右の手で救われる者よ、あなたのいつくしみを驚くばかりにあらわし、

17:8
 ひとみのようにわたしを守り、みつばさの陰にわたしを隠し、

17:9
 わたしをしえたげる悪しき者から、わたしを囲む恐ろしい敵から、のがれさせてください。

17:10
 彼らはその心を閉じて、あわれむことなく、その口をもって高ぶって語るのです。

17:11
 彼らはわたしを追いつめ、わたしを囲み、わたしを地に投げ倒さんと、その目をそそぎます。


◆今日の読書
ペテロの第一の手紙
(1:1-21)

1:1
 イエス・キリストの使徒ペテロから、ポント、ガラテヤ、カパドキヤ、アジヤおよびビテニヤに離散し寄留している人たち、

1:2
 すなわち、イエス・キリストに従い、かつ、その血のそそぎを受けるために、父なる神の予知されたところによって選ばれ、御霊のきよめにあずかっている人たちへ。恵みと平安とが、あなたがたに豊かに加わるように。

1:3
 ほむべきかな、わたしたちの主イエス・キリストの父なる神。神は、その豊かなあわれみにより、イエス・キリストを死人の中からよみがえらせ、それにより、わたしたちを新たに生れさせて生ける望みをいだかせ、

1:4
 あなたがたのために天にたくわえてある、朽ちず汚れず、しぼむことのない資産を受け継ぐ者として下さったのである。

1:5
 あなたがたは、終りの時に啓示さるべき救にあずかるために、信仰により神の御力に守られているのである。

1:6
 そのことを思って、今しばらくのあいだは、さまざまな試錬で悩まねばならないかも知れないが、あなたがたは大いに喜んでいる。

1:7
 こうして、あなたがたの信仰はためされて、火で精錬されても朽ちる外はない金よりもはるかに尊いことが明らかにされ、イエス・キリストの現れるとき、さんびと栄光とほまれとに変るであろう。

1:8
 あなたがたは、イエス・キリストを見たことはないが、彼を愛している。現在、見てはいないけれども、信じて、言葉につくせない、輝きにみちた喜びにあふれている。

1:9
 それは、信仰の結果なるたましいの救を得ているからである。

1:10
 この救については、あなたがたに対する恵みのことを預言した預言者たちも、たずね求め、かつ、つぶさに調べた。

1:11
 彼らは、自分たちのうちにいますキリストの霊が、キリストの苦難とそれに続く栄光とを、あらかじめあかしした時、それは、いつの時、どんな場合をさしたのかを、調べたのである。

1:12
 そして、それらについて調べたのは、自分たちのためではなくて、あなたがたのための奉仕であることを示された。それらの事は、天からつかわされた聖霊に感じて福音をあなたがたに宣べ伝えた人々によって、今や、あなたがたに告げ知らされたのであるが、これは、御使たちも、うかがい見たいと願っている事である。

1:13
 それだから、心の腰に帯を締め、身を慎み、イエス・キリストの現れる時に与えられる恵みを、いささかも疑わずに待ち望んでいなさい。

1:14
 従順な子供として、無知であった時代の欲情に従わず、

1:15
 むしろ、あなたがたを召して下さった聖なるかたにならって、あなたがた自身も、あらゆる行いにおいて聖なる者となりなさい。

1:16
 聖書に、「わたしが聖なる者であるから、あなたがたも聖なる者になるべきである」と書いてあるからである。

1:17
 あなたがたは、人をそれぞれのしわざに応じて、公平にさばくかたを、父と呼んでいるからには、地上に宿っている間を、おそれの心をもって過ごすべきである。

1:18
 あなたがたのよく知っているとおり、あなたがたが先祖伝来の空疎な生活からあがない出されたのは、銀や金のような朽ちる物によったのではなく、

1:19
 きずも、しみもない小羊のようなキリストの尊い血によったのである。

1:20
 キリストは、天地が造られる前から、あらかじめ知られていたのであるが、この終りの時に至って、あなたがたのために現れたのである。

1:21
 あなたがたは、このキリストによって、彼を死人の中からよみがえらせて、栄光をお与えになった神を信じる者となったのであり、したがって、あなたがたの信仰と望みとは、神にかかっているのである。


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4.24.2011

Today's Bible story

今日4月24日(日)も良い日でありますように。
復活の主日(祭)
◆今日の聖書物語
ヨハネによる福音
(20:1-9)
20:1
さて、一週の初めの日に、朝早くまだ暗いうちに、マグダラのマリヤが墓に行くと、墓から石がとりのけてあるのを見た。
20:2
そこで走って、シモン・ペテロとイエスが愛しておられた、もうひとりの弟子のところへ行って、彼らに言った、「だれかが、主を墓から取り去りました。どこへ置いたのか、わかりません」。
20:3
そこでペテロともうひとりの弟子は出かけて、墓へむかって行った。
20:4
ふたりは一緒に走り出したが、そのもうひとりの弟子の方が、ペテロよりも早く走って先に墓に着き、
20:5
そして身をかがめてみると、亜麻布がそこに置いてあるのを見たが、中へははいらなかった。
20:6
シモン・ペテロも続いてきて、墓の中にはいった。彼は亜麻布がそこに置いてあるのを見たが、
20:7
イエスの頭に巻いてあった布は亜麻布のそばにはなくて、はなれた別の場所にくるめてあった。
20:8
すると、先に墓に着いたもうひとりの弟子もはいってきて、これを見て信じた。
20:9
しかし、彼らは死人のうちからイエスがよみがえるべきことをしるした聖句を、まだ悟っていなかった。

★使徒行伝
(10:34a、37-43)
10:34a
そこでペテロは口を開いて言った。
10:37
「それは、ヨハネがバプテスマを説いた後、ガリラヤから始まってユダヤ全土にひろまった福音を述べたものです。
10:38
神はナザレのイエスに聖霊と力とを注がれました。このイエスは、神が共におられるので、よい働きをしながら、また悪魔に押えつけられている人々をことごとくいやしながら、巡回されました。
10:39
わたしたちは、イエスがこうしてユダヤ人の地やエルサレムでなさったすべてのことの証人であります。人々はこのイエスを木にかけて殺したのです。
10:40
しかし神はイエスを三日目によみがえらせ、
10:41
全部の人々にではなかったが、わたしたち証人としてあらかじめ選ばれた者たちに現れるようにして下さいました。わたしたちは、イエスが死人の中から復活された後、共に飲食しました。
10:42
それから、イエスご自身が生者と死者との審判者として神に定められたかたであることを、人々に宣べ伝え、またあかしするようにと、神はわたしたちにお命じになったのです。
10:43
預言者たちもみな、イエスを信じる者はことごとく、その名によって罪のゆるしが受けられると、あかしをしています」。

★詩篇
(118-1-2,16-17)
118:1
主に感謝せよ、主は恵みふかく、そのいつくしみはとこしえに絶えることがない。
118:2
イスラエルは言え、「そのいつくしみはとこしえに絶えることがない」と。
118:16
主の右の手は高くあがり、主の右の手は勇ましいはたらきをなす」。
118:17
わたしは死ぬことなく、生きながらえて、主のみわざを物語るであろう。

★コロサイ人への手紙
(3:1-4)
3:1
このように、あなたがたはキリストと共によみがえらされたのだから、上にあるものを求めなさい。そこではキリストが神の右に座しておられるのである。
3:2
あなたがたは上にあるものを思うべきであって、地上のものに心を引かれてはならない。
3:3
あなたがたはすでに死んだものであって、あなたがたのいのちは、キリストと共に神のうちに隠されているのである。
3:4
わたしたちのいのちなるキリストが現れる時には、あなたがたも、キリストと共に栄光のうちに現れるであろう。

◆聖書のことば (益田カトリック教会)
http://www.iwami.or.jp/masuka/seisyokotoba.html

◆こうじ神父 今週の説教
http://blog.goo.ne.jp/knkouji/m/201104

◆教会カレンダー
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◆カトリック千葉寺教会
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◆CNA今日の聖書朗読(英語)
http://www.catholicnewsagency.com/calendarday.php?date=2011-4-24
◆Douay-Rheims Bible
http://www.drbo.org/
◆The World English Bible
http://ebible.org/web/

4.23.2011

Today's Bible story

今日4月23日(土)も良い日でありますように。

聖土曜日、(聖アダルベルト司教殉教者)


※東京電力
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※計画停電情報
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◆今日の聖書物語
マタイによる福音
(28:1-10)

28:1
 さて、安息日が終って、週の初めの日の明け方に、マグダラのマリヤとほかのマリヤとが、墓を見にきた。

28:2
 すると、大きな地震が起った。それは主の使が天から下って、そこにきて石をわきへころがし、その上にすわったからである。

28:3
 その姿はいなずまのように輝き、その衣は雪のように真白であった。

28:4
 見張りをしていた人たちは、恐ろしさの余り震えあがって、死人のようになった。

28:5
 この御使は女たちにむかって言った、「恐れることはない。あなたがたが十字架におかかりになったイエスを捜していることは、わたしにわかっているが、

28:6
 もうここにはおられない。かねて言われたとおりに、よみがえられたのである。さあ、イエスが納められていた場所をごらんなさい。

28:7
 そして、急いで行って、弟子たちにこう伝えなさい、『イエスは死人の中からよみがえられた。見よ、あなたがたより先にガリラヤへ行かれる。そこでお会いできるであろう』。あなたがたに、これだけ言っておく」。

28:8
 そこで女たちは恐れながらも大喜びで、急いで墓を立ち去り、弟子たちに知らせるために走って行った。

28:9
 すると、イエスは彼らに出会って、「平安あれ」と言われたので、彼らは近寄りイエスのみ足をいだいて拝した。

28:10
 そのとき、イエスは彼らに言われた、「恐れることはない。行って兄弟たちに、ガリラヤに行け、そこでわたしに会えるであろう、と告げなさい」。


★今日の『み言葉』について
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★出エジプト記
(14:15〜15:1

14:15
 主はモーセに言われた、「あなたは、なぜわたしにむかって叫ぶのか。イスラエルの人々に語って彼らを進み行かせなさい。

14:16
 あなたはつえを上げ、手を海の上にさし伸べてそれを分け、イスラエルの人々に海の中のかわいた地を行かせなさい。

14:17
 わたしがエジプトびとの心をかたくなにするから、彼らはそのあとを追ってはいるであろう。こうしてわたしはパロとそのすべての軍勢および戦車と騎兵とを打ち破って誉を得よう。

14:18
 わたしがパロとその戦車とその騎兵とを打ち破って誉を得るとき、エジプトびとはわたしが主であることを知るであろう」。

14:19
 このとき、イスラエルの部隊の前に行く神の使は移って彼らのうしろに行った。雲の柱も彼らの前から移って彼らのうしろに立ち、

14:20
 エジプトびとの部隊とイスラエルびとの部隊との間にきたので、そこに雲とやみがあり夜もすがら、かれとこれと近づくことなく、夜がすぎた。

14:21
 モーセが手を海の上にさし伸べたので、主は夜もすがら強い東風をもって海を退かせ、海を陸地とされ、水は分かれた。

14:22
 イスラエルの人々は海の中のかわいた地を行ったが、水は彼らの右と左に、かきとなった。

14:23
 エジプトびとは追ってきて、パロのすべての馬と戦車と騎兵とは、彼らのあとについて海の中にはいった。

14:24
 暁の更に、主は火と雲の柱のうちからエジプトびとの軍勢を見おろして、エジプトびとの軍勢を乱し、

14:25
 その戦車の輪をきしらせて、進むのに重くされたので、エジプトびとは言った、「われわれはイスラエルを離れて逃げよう。主が彼らのためにエジプトびとと戦う」。

14:26
 そのとき主はモーセに言われた、「あなたの手を海の上にさし伸べて、水をエジプトびとと、その戦車と騎兵との上に流れ返らせなさい」。

14:27
 モーセが手を海の上にさし伸べると、夜明けになって海はいつもの流れに返り、エジプトびとはこれにむかって逃げたが、主はエジプトびとを海の中に投げ込まれた。

14:28
 水は流れ返り、イスラエルのあとを追って海にはいった戦車と騎兵およびパロのすべての軍勢をおおい、ひとりも残らなかった。

14:29
 しかし、イスラエルの人々は海の中のかわいた地を行ったが、水は彼らの右と左に、かきとなった。

14:30
 このように、主はこの日イスラエルをエジプトびとの手から救われた。イスラエルはエジプトびとが海べに死んでいるのを見た。

14:31
 イスラエルはまた、主がエジプトびとに行われた大いなるみわざを見た。それで民は主を恐れ、主とそのしもべモーセとを信じた。

15:1
 そこでモーセとイスラエルの人々は、この歌を主にむかって歌った。彼らは歌って言った、「主にむかってわたしは歌おう、彼は輝かしくも勝ちを得られた、彼は馬と乗り手を海に投げ込まれた。


★詩篇
(118:1-2,16-17,22-23)

118:1
 主に感謝せよ、主は恵みふかく、そのいつくしみはとこしえに絶えることがない。

118:2
 イスラエルは言え、「そのいつくしみはとこしえに絶えることがない」と。

118:16
 主の右の手は高くあがり、主の右の手は勇ましいはたらきをなす」。

118:17
 わたしは死ぬことなく、生きながらえて、主のみわざを物語るであろう。

118:22
 家造りらの捨てた石は隅のかしら石となった。

118:23
 これは主のなされた事でわれらの目には驚くべき事である。


★ローマ人への手紙
(6:3-11)

6:3
 それとも、あなたがたは知らないのか。キリスト・イエスにあずかるバプテスマを受けたわたしたちは、彼の死にあずかるバプテスマを受けたのである。

6:4
 すなわち、わたしたちは、その死にあずかるバプテスマによって、彼と共に葬られたのである。それは、キリストが父の栄光によって、死人の中からよみがえらされたように、わたしたちもまた、新しいいのちに生きるためである。

6:5
 もしわたしたちが、彼に結びついてその死の様にひとしくなるなら、さらに、彼の復活の様にもひとしくなるであろう。

6:6
 わたしたちは、この事を知っている。わたしたちの内の古き人はキリストと共に十字架につけられた。それは、この罪のからだが滅び、わたしたちがもはや、罪の奴隷となることがないためである。

6:7
 それは、すでに死んだ者は、罪から解放されているからである。

6:8
 もしわたしたちが、キリストと共に死んだなら、また彼と共に生きることを信じる。

6:9
 キリストは死人の中からよみがえらされて、もはや死ぬことがなく、死はもはや彼を支配しないことを、知っているからである。

6:10
 なぜなら、キリストが死んだのは、ただ一度罪に対して死んだのであり、キリストが生きるのは、神に生きるのだからである。

6:11
 このように、あなたがた自身も、罪に対して死んだ者であり、キリスト・イエスにあって神に生きている者であることを、認むべきである。


◆今日の読書
哀歌
(5:1-22)

5:1
 主よ、われわれに臨んだ事を覚えてください。われわれのはずかしめを顧みてください。

5:2
 われわれの嗣業は他国の人に移り、家は異邦人のものとなった。

5:3
 われわれはみなしごとなって父はなく、母はやもめにひとしい。

5:4
 われわれは金を出して水を飲み、価を払って、たきぎを獲なければならない。

5:5
 われわれは首にくびきをかけられて追い使われ、疲れても休むことができない。

5:6
 われわれは足りるだけの食物を獲るために、エジプトおよびアッスリヤに手をさし伸べた。

5:7
 われわれの先祖は罪を犯して、すでに世になく、われわれはその不義の責めを負っている。

5:8
 奴隷であった者がわれわれを治めるが、われわれをその手から救い出す者がない。

5:9
 われわれは荒野のつるぎのゆえに、おのが命をかけて食物を獲る。

5:10
 われわれの皮膚は飢餓の激しい熱のために、炉のように熱い。

5:11
 女たちはシオンで犯され、おとめたちはユダの町々で汚された。

5:12
 君たる者も彼らの手でつるされ、長老たちも尊ばれず、

5:13
 若者たちは、ひきうすをになわせられ、わらべたちは、たきぎを負って、よろめき、

5:14
 長老たちは門に集まることをやめ、若者たちはその音楽を廃した。

5:15
 われわれの心の喜びはやみ、踊りは悲しみに変り、

5:16
 われわれの冠はこうべから落ちた。わざわいなるかな、われわれは罪を犯したからである。

5:17
 このために、われわれの心は衰え、これらの事のために、われわれの目はくらくなった。

5:18
 シオンの山は荒れはて、山犬がその上を歩いているからである。

5:19
 しかし主よ、あなたはとこしえに統べ治められる。あなたの、み位は世々絶えることがない。

5:20
 なぜ、あなたはわれわれをながく忘れ、われわれを久しく捨ておかれるのですか。

5:21
 主よ、あなたに帰らせてください、われわれは帰ります。われわれの日を新たにして、いにしえの日のようにしてください。

5:22
 あなたは全くわれわれを捨てられたのですか、はなはだしく怒っていられるのですか。


◆教会カレンダー
http://www.pauline.or.jp/calendariocappella/

◆今週の聖書朗読 (新共同訳)(イエスのカリタス修道女会)
http://www.m-caritas.jp/reading.html

◆携帯で読む聖書(口語訳)
http://www.keitaibible.net/m2/index.html

◆口語訳聖書(PDF版)
http://bible.salterrae.net/kougo/pdf/

◆カトリック千葉寺教会
http://www.chiba-net.or.jp/~sscchiba/

◆CNA今日の聖書朗読(英語)
http://www.catholicnewsagency.com/calendarday.php?date=2011-4-23

◆Douay-Rheims Bible
http://www.drbo.org/

◆The World English Bible
http://ebible.org/web/

4.22.2011

Today's Bible story

今日4月22日(金)も良い日でありますように。

聖金曜日(主の受難)

すぎこしの聖なる断食(大斎・小斎の日)


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◆今日の聖書物語
ヨハネによる福音
(18:1〜19:42)

18:1
 イエスはこれらのことを語り終えて、弟子たちと一緒にケデロンの谷の向こうへ行かれた。そこには園があって、イエスは弟子たちと一緒にその中にはいられた。

18:2
 イエスを裏切ったユダは、その所をよく知っていた。イエスと弟子たちとがたびたびそこで集まったことがあるからである。

18:3
 さてユダは、一隊の兵卒と祭司長やパリサイ人たちの送った下役どもを引き連れ、たいまつやあかりや武器を持って、そこへやってきた。

18:4
 しかしイエスは、自分の身に起ろうとすることをことごとく承知しておられ、進み出て彼らに言われた、「だれを捜しているのか」。

18:5
 彼らは「ナザレのイエスを」と答えた。イエスは彼らに言われた、「わたしが、それである」。イエスを裏切ったユダも、彼らと一緒に立っていた。

18:6
 イエスが彼らに「わたしが、それである」と言われたとき、彼らはうしろに引きさがって地に倒れた。

18:7
 そこでまた彼らに、「だれを捜しているのか」とお尋ねになると、彼らは「ナザレのイエスを」と言った。

18:8
 イエスは答えられた、「わたしがそれであると、言ったではないか。わたしを捜しているのなら、この人たちを去らせてもらいたい」。

18:9
 それは、「あなたが与えて下さった人たちの中のひとりも、わたしは失わなかった」とイエスの言われた言葉が、成就するためである。

18:10
 シモン・ペテロは剣を持っていたが、それを抜いて、大祭司の僕に切りかかり、その右の耳を切り落した。その僕の名はマルコスであった。

18:11
 すると、イエスはペテロに言われた、「剣をさやに納めなさい。父がわたしに下さった杯は、飲むべきではないか」。

18:12
 それから一隊の兵卒やその千卒長やユダヤ人の下役どもが、イエスを捕え、縛りあげて、

18:13
 まずアンナスのところに引き連れて行った。彼はその年の大祭司カヤパのしゅうとであった。

18:14
 カヤパは前に、ひとりの人が民のために死ぬのはよいことだと、ユダヤ人に助言した者であった。

18:15
 シモン・ペテロともうひとりの弟子とが、イエスについて行った。この弟子は大祭司の知り合いであったので、イエスと一緒に大祭司の中庭にはいった。

18:16
 しかし、ペテロは外で戸口に立っていた。すると大祭司の知り合いであるその弟子が、外に出て行って門番の女に話し、ペテロを内に入れてやった。

18:17
 すると、この門番の女がペテロに言った、「あなたも、あの人の弟子のひとりではありませんか」。ペテロは「いや、そうではない」と答えた。

18:18
 僕や下役どもは、寒い時であったので、炭火をおこし、そこに立ってあたっていた。ペテロもまた彼らに交じり、立ってあたっていた。

18:19
 大祭司はイエスに、弟子たちのことやイエスの教のことを尋ねた。

18:20
 イエスは答えられた、「わたしはこの世に対して公然と語ってきた。すべてのユダヤ人が集まる会堂や宮で、いつも教えていた。何事も隠れて語ったことはない。

18:21
 なぜ、わたしに尋ねるのか。わたしが彼らに語ったことは、それを聞いた人々に尋ねるがよい。わたしの言ったことは、彼らが知っているのだから」。

18:22
 イエスがこう言われると、そこに立っていた下役のひとりが、「大祭司にむかって、そのような答をするのか」と言って、平手でイエスを打った。

18:23
 イエスは答えられた、「もしわたしが何か悪いことを言ったのなら、その悪い理由を言いなさい。しかし、正しいことを言ったのなら、なぜわたしを打つのか」。

18:24
 それからアンナスは、イエスを縛ったまま大祭司カヤパのところへ送った。

18:25
 シモン・ペテロは、立って火にあたっていた。すると人々が彼に言った、「あなたも、あの人の弟子のひとりではないか」。彼はそれをうち消して、「いや、そうではない」と言った。

18:26
 大祭司の僕のひとりで、ペテロに耳を切りおとされた人の親族の者が言った、「あなたが園であの人と一緒にいるのを、わたしは見たではないか」。

18:27
 ペテロはまたそれを打ち消した。するとすぐに、鶏が鳴いた。

18:28
 それから人々は、イエスをカヤパのところから官邸につれて行った。時は夜明けであった。彼らは、けがれを受けないで過越の食事ができるように、官邸にはいらなかった。

18:29
 そこで、ピラトは彼らのところに出てきて言った、「あなたがたは、この人に対してどんな訴えを起すのか」。

18:30
 彼らはピラトに答えて言った、「もしこの人が悪事をはたらかなかったなら、あなたに引き渡すようなことはしなかったでしょう」。

18:31
 そこでピラトは彼らに言った、「あなたがたは彼を引き取って、自分たちの律法でさばくがよい」。ユダヤ人らは彼に言った、「わたしたちには、人を死刑にする権限がありません」。

18:32
 これは、ご自身がどんな死にかたをしようとしているかを示すために言われたイエスの言葉が、成就するためである。

18:33
 さて、ピラトはまた官邸にはいり、イエスを呼び出して言った、「あなたは、ユダヤ人の王であるか」。

18:34
 イエスは答えられた、「あなたがそう言うのは、自分の考えからか。それともほかの人々が、わたしのことをあなたにそう言ったのか」。

18:35
 ピラトは答えた、「わたしはユダヤ人なのか。あなたの同族や祭司長たちが、あなたをわたしに引き渡したのだ。あなたは、いったい、何をしたのか」。

18:36
 イエスは答えられた、「わたしの国はこの世のものではない。もしわたしの国がこの世のものであれば、わたしに従っている者たちは、わたしをユダヤ人に渡さないように戦ったであろう。しかし事実、わたしの国はこの世のものではない」。

18:37
 そこでピラトはイエスに言った、「それでは、あなたは王なのだな」。イエスは答えられた、「あなたの言うとおり、わたしは王である。わたしは真理についてあかしをするために生れ、また、そのためにこの世にきたのである。だれでも真理につく者は、わたしの声に耳を傾ける」。

18:38
 ピラトはイエスに言った、「真理とは何か」。こう言って、彼はまたユダヤ人の所に出て行き、彼らに言った、「わたしには、この人になんの罪も見いだせない。

18:39
 過越の時には、わたしがあなたがたのために、ひとりの人を許してやるのが、あなたがたのしきたりになっている。ついては、あなたがたは、このユダヤ人の王を許してもらいたいのか」。

18:40
 すると彼らは、また叫んで「その人ではなく、バラバを」と言った。このバラバは強盗であった。

19:1
 そこでピラトは、イエスを捕え、むちで打たせた。

19:2
 兵卒たちは、いばらで冠をあんで、イエスの頭にかぶらせ、紫の上着を着せ、

19:3
 それから、その前に進み出て、「ユダヤ人の王、ばんざい」と言った。そして平手でイエスを打ちつづけた。

19:4
 するとピラトは、また出て行ってユダヤ人たちに言った、「見よ、わたしはこの人をあなたがたの前に引き出すが、それはこの人になんの罪も見いだせないことを、あなたがたに知ってもらうためである」。

19:5
 イエスはいばらの冠をかぶり、紫の上着を着たままで外へ出られると、ピラトは彼らに言った、「見よ、この人だ」。

19:6
 祭司長たちや下役どもはイエスを見ると、叫んで「十字架につけよ、十字架につけよ」と言った。ピラトは彼らに言った、「あなたがたが、この人を引き取って十字架につけるがよい。わたしは、彼にはなんの罪も見いだせない」。

19:7
 ユダヤ人たちは彼に答えた、「わたしたちには律法があります。その律法によれば、彼は自分を神の子としたのだから、死罪に当る者です」。

19:8
 ピラトがこの言葉を聞いたとき、ますますおそれ、

19:9
 もう一度官邸にはいってイエスに言った、「あなたは、もともと、どこからきたのか」。しかし、イエスはなんの答もなさらなかった。

19:10
 そこでピラトは言った、「何も答えないのか。わたしには、あなたを許す権威があり、また十字架につける権威があることを、知らないのか」。

19:11
 イエスは答えられた、「あなたは、上から賜わるのでなければ、わたしに対してなんの権威もない。だから、わたしをあなたに引き渡した者の罪は、もっと大きい」。

19:12
 これを聞いて、ピラトはイエスを許そうと努めた。しかしユダヤ人たちが叫んで言った、「もしこの人を許したなら、あなたはカイザルの味方ではありません。自分を王とするものはすべて、カイザルにそむく者です」。

19:13
 ピラトはこれらの言葉を聞いて、イエスを外へ引き出して行き、敷石(ヘブル語ではガバタ)という場所で裁判の席についた。

19:14
 その日は過越の準備の日であって、時は昼の十二時ころであった。ピラトはユダヤ人らに言った、「見よ、これがあなたがたの王だ」。

19:15
 すると彼らは叫んだ、「殺せ、殺せ、彼を十字架につけよ」。ピラトは彼らに言った、「あなたがたの王を、わたしが十字架につけるのか」。祭司長たちは答えた、「わたしたちには、カイザル以外に王はありません」。

19:16
 そこでピラトは、十字架につけさせるために、イエスを彼らに引き渡した。彼らはイエスを引き取った。

19:17
 イエスはみずから十字架を背負って、されこうべ(ヘブル語ではゴルゴダ)という場所に出て行かれた。

19:18
 彼らはそこで、イエスを十字架につけた。イエスをまん中にして、ほかのふたりの者を両側に、イエスと一緒に十字架につけた。

19:19
 ピラトは罪状書きを書いて、十字架の上にかけさせた。それには「ユダヤ人の王、ナザレのイエス」と書いてあった。

19:20
 イエスが十字架につけられた場所は都に近かったので、多くのユダヤ人がこの罪状書きを読んだ。それはヘブル、ローマ、ギリシヤの国語で書いてあった。

19:21
 ユダヤ人の祭司長たちがピラトに言った、「『ユダヤ人の王』と書かずに、『この人はユダヤ人の王と自称していた』と書いてほしい」。

19:22
 ピラトは答えた、「わたしが書いたことは、書いたままにしておけ」。

19:23
 さて、兵卒たちはイエスを十字架につけてから、その上着をとって四つに分け、おのおの、その一つを取った。また下着を手に取ってみたが、それには縫い目がなく、上の方から全部一つに織ったものであった。

19:24
 そこで彼らは互に言った、「それを裂かないで、だれのものになるか、くじを引こう」。これは、「彼らは互にわたしの上着を分け合い、わたしの衣をくじ引にした」という聖書が成就するためで、兵卒たちはそのようにしたのである。

19:25
 さて、イエスの十字架のそばには、イエスの母と、母の姉妹と、クロパの妻マリヤと、マグダラのマリヤとが、たたずんでいた。

19:26
 イエスは、その母と愛弟子とがそばに立っているのをごらんになって、母にいわれた、「婦人よ、ごらんなさい。これはあなたの子です」。

19:27
 それからこの弟子に言われた、「ごらんなさい。これはあなたの母です」。そのとき以来、この弟子はイエスの母を自分の家に引きとった。

19:28
 そののち、イエスは今や万事が終ったことを知って、「わたしは、かわく」と言われた。それは、聖書が全うされるためであった。

19:29
 そこに、酢いぶどう酒がいっぱい入れてある器がおいてあったので、人々は、このぶどう酒を含ませた海綿をヒソプの茎に結びつけて、イエスの口もとにさし出した。

19:30
 すると、イエスはそのぶどう酒を受けて、「すべてが終った」と言われ、首をたれて息をひきとられた。

19:31
 さてユダヤ人たちは、その日が準備の日であったので、安息日に死体を十字架の上に残しておくまいと、(特にその安息日は大事な日であったから)、ピラトに願って、足を折った上で、死体を取りおろすことにした。

19:32
 そこで兵卒らがきて、イエスと一緒に十字架につけられた初めの者と、もうひとりの者との足を折った。

19:33
 しかし、彼らがイエスのところにきた時、イエスはもう死んでおられたのを見て、その足を折ることはしなかった。

19:34
 しかし、ひとりの兵卒がやりでそのわきを突きさすと、すぐ血と水とが流れ出た。

19:35
 それを見た者があかしをした。そして、そのあかしは真実である。その人は、自分が真実を語っていることを知っている。それは、あなたがたも信ずるようになるためである。

19:36
 これらのことが起ったのは、「その骨はくだかれないであろう」との聖書の言葉が、成就するためである。

19:37
 また聖書のほかのところに、「彼らは自分が刺し通した者を見るであろう」とある。

19:38
 そののち、ユダヤ人をはばかって、ひそかにイエスの弟子となったアリマタヤのヨセフという人が、イエスの死体を取りおろしたいと、ピラトに願い出た。ピラトはそれを許したので、彼はイエスの死体を取りおろしに行った。

19:39
 また、前に、夜、イエスのみもとに行ったニコデモも、没薬と沈香とをまぜたものを百斤ほど持ってきた。

19:40
 彼らは、イエスの死体を取りおろし、ユダヤ人の埋葬の習慣にしたがって、香料を入れて亜麻布で巻いた。

19:41
 イエスが十字架にかけられた所には、一つの園があり、そこにはまだだれも葬られたことのない新しい墓があった。

19:42
 その日はユダヤ人の準備の日であったので、その墓が近くにあったため、イエスをそこに納めた。


★今日の『み言葉』について
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★イザヤ書
(52:13〜53:12)

52:13
 見よ、わがしもべは栄える。彼は高められ、あげられ、ひじょうに高くなる。

52:14
 多くの人が彼に驚いたように--彼の顔だちは、そこなわれて人と異なり、その姿は人の子と異なっていたからである--

52:15
 彼は多くの国民を驚かす。王たちは彼のゆえに口をつむぐ。それは彼らがまだ伝えられなかったことを見、まだ聞かなかったことを悟るからだ。

53:1
 だれがわれわれの聞いたことを信じ得たか。主の腕は、だれにあらわれたか。

53:2
 彼は主の前に若木のように、かわいた土から出る根のように育った。彼にはわれわれの見るべき姿がなく、威厳もなく、われわれの慕うべき美しさもない。

53:3
 彼は侮られて人に捨てられ、悲しみの人で、病を知っていた。また顔をおおって忌みきらわれる者のように、彼は侮られた。われわれも彼を尊ばなかった。

53:4
 まことに彼はわれわれの病を負い、われわれの悲しみをになった。しかるに、われわれは思った、彼は打たれ、神にたたかれ、苦しめられたのだと。

53:5
 しかし彼はわれわれのとがのために傷つけられ、われわれの不義のために砕かれたのだ。彼はみずから懲らしめをうけて、われわれに平安を与え、その打たれた傷によって、われわれはいやされたのだ。

53:6
 われわれはみな羊のように迷って、おのおの自分の道に向かって行った。主はわれわれすべての者の不義を、彼の上におかれた。

53:7
 彼はしえたげられ、苦しめられたけれども、口を開かなかった。ほふり場にひかれて行く小羊のように、また毛を切る者の前に黙っている羊のように、口を開かなかった。

53:8
 彼は暴虐なさばきによって取り去られた。その代の人のうち、だれが思ったであろうか、彼はわが民のとがのために打たれて、生けるものの地から断たれたのだと。

53:9
 彼は暴虐を行わず、その口には偽りがなかったけれども、その墓は悪しき者と共に設けられ、その塚は悪をなす者と共にあった。

53:10
 しかも彼を砕くことは主のみ旨であり、主は彼を悩まされた。彼が自分を、とがの供え物となすとき、その子孫を見ることができ、その命をながくすることができる。かつ主のみ旨が彼の手によって栄える。

53:11
 彼は自分の魂の苦しみにより光を見て満足する。義なるわがしもべはその知識によって、多くの人を義とし、また彼らの不義を負う。

53:12
 それゆえ、わたしは彼に大いなる者と共に物を分かち取らせる。彼は強い者と共に獲物を分かち取る。これは彼が死にいたるまで、自分の魂をそそぎだし、とがある者と共に数えられたからである。しかも彼は多くの人の罪を負い、とがある者のためにとりなしをした。


★詩篇
(31:1,5,11-12,14-16,24)

31:1
 主よ、わたしはあなたに寄り頼みます。とこしえにわたしをはずかしめず、あなたの義をもってわたしをお助けください。

31:5
 わたしは、わが魂をみ手にゆだねます。主、まことの神よ、あなたはわたしをあがなわれました。

31:11
 わたしはすべてのあだにそしられる者となり、隣り人には恐れられ、知り人には恐るべき者となり、ちまたでわたしを見る者は避けて逃げます。

31:12
 わたしは死んだ者のように人の心に忘れられ、破れた器のようになりました。

31:14
 しかし、主よ、わたしはあなたに信頼して、言います、「あなたはわたしの神である」と。

31:15
 わたしの時はあなたのみ手にあります。わたしをわたしの敵の手と、わたしを責め立てる者から救い出してください。

31:16
 み顔をしもべの上に輝かせ、いつくしみをもってわたしをお救いください。

31:24
 すべて主を待ち望む者よ、強くあれ、心を雄々しくせよ。


★ヘブル人への手紙
(4:14-16、5:7-9)

4:14
 さて、わたしたちには、もろもろの天をとおって行かれた大祭司なる神の子イエスがいますのであるから、わたしたちの告白する信仰をかたく守ろうではないか。

4:15
 この大祭司は、わたしたちの弱さを思いやることのできないようなかたではない。罪は犯されなかったが、すべてのことについて、わたしたちと同じように試錬に会われたのである。

4:16
 だから、わたしたちは、あわれみを受け、また、恵みにあずかって時機を得た助けを受けるために、はばかることなく恵みの御座に近づこうではないか。

5:7
 キリストは、その肉の生活の時には、激しい叫びと涙とをもって、ご自分を死から救う力のあるかたに、祈と願いとをささげ、そして、その深い信仰のゆえに聞きいれられたのである。

5:8
 彼は御子であられたにもかかわらず、さまざまの苦しみによって従順を学び、

5:9
 そして、全き者とされたので、彼に従順であるすべての人に対して、永遠の救の源となる。


◆今日の読書
哀歌
(3:1-33)

3:1
 わたしは彼の怒りのむちによって、悩みにあった人である。

3:2
 彼はわたしをかり立てて、光のない暗い中を歩かせ、

3:3
 まことにその手をしばしばかえて、ひねもすわたしを攻められた。

3:4
 彼はわが肉と皮を衰えさせ、わが骨を砕き、

3:5
 苦しみと悩みをもって、わたしを囲み、わたしを閉じこめ、

3:6
 遠い昔に死んだ者のように、暗い所に住まわせられた。

3:7
 彼はわたしのまわりに、かきをめぐらして、出ることのできないようにし、重い鎖でわたしをつながれた。

3:8
 わたしは叫んで助けを求めたが、彼はわたしの祈をしりぞけ、

3:9
 切り石をもって、わたしの行く道をふさぎ、わたしの道筋を曲げられた。

3:10
 彼はわたしに対して待ち伏せするくまのように、潜み隠れるししのように、

3:11
 わが道を離れさせ、わたしを引き裂いて、見るかげもないみじめな者とし、

3:12
 その弓を張って、わたしを矢の的のようにされた。

3:13
 彼はその箙の矢をわたしの心臓に打ち込まれた。

3:14
 わたしはすべての民の物笑いとなり、ひねもす彼らの歌となった。

3:15
 彼はわたしを苦い物で飽かせ、にがよもぎをわたしに飲ませられた。

3:16
 彼は小石をもって、わたしの歯を砕き、灰の中にわたしをころがされた。

3:17
 わが魂は平和を失い、わたしは幸福を忘れた。

3:18
 そこでわたしは言った、「わが栄えはうせ去り、わたしが主に望むところのものもうせ去った」と。

3:19
 どうか、わが悩みと苦しみ、にがよもぎと胆汁とを心に留めてください。

3:20
 わが魂は絶えずこれを思って、わがうちにうなだれる。

3:21
 しかし、わたしはこの事を心に思い起す。それゆえ、わたしは望みをいだく。

3:22
 主のいつくしみは絶えることがなく、そのあわれみは尽きることがない。

3:23
 これは朝ごとに新しく、あなたの真実は大きい。

3:24
 わが魂は言う、「主はわたしの受くべき分である、それゆえ、わたしは彼を待ち望む」と。

3:25
 主はおのれを待ち望む者と、おのれを尋ね求める者にむかって恵みふかい。

3:26
 主の救を静かに待ち望むことは、良いことである。

3:27
 人が若い時にくびきを負うことは、良いことである。

3:28
 主がこれを負わせられるとき、ひとりすわって黙しているがよい。

3:29
 口をちりにつけよ、あるいはなお望みがあるであろう。

3:30
 おのれを撃つ者にほおを向け、満ち足りるまでに、はずかしめを受けよ。

3:31
 主はとこしえにこのような人を捨てられないからである。

3:32
 彼は悩みを与えられるが、そのいつくしみが豊かなので、またあわれみをたれられる。

3:33
 彼は心から人の子を苦しめ悩ますことをされないからである。


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4.21.2011

Today's Bible story

今日4月21日(木)も良い日でありますように。

聖木曜日(主の晩さん)


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◆今日の聖書物語
ヨハネによる福音
(13:1-15)

13:1
 過越の祭の前に、イエスは、この世を去って父のみもとに行くべき自分の時がきたことを知り、世にいる自分の者たちを愛して、彼らを最後まで愛し通された。

13:2
 夕食のとき、悪魔はすでにシモンの子イスカリオテのユダの心に、イエスを裏切ろうとする思いを入れていたが、

13:3
 イエスは、父がすべてのものを自分の手にお与えになったこと、また、自分は神から出てきて、神にかえろうとしていることを思い、

13:4
 夕食の席から立ち上がって、上着を脱ぎ、手ぬぐいをとって腰に巻き、

13:5
 それから水をたらいに入れて、弟子たちの足を洗い、腰に巻いた手ぬぐいでふき始められた。

13:6
 こうして、シモン・ペテロの番になった。すると彼はイエスに、「主よ、あなたがわたしの足をお洗いになるのですか」と言った。

13:7
 イエスは彼に答えて言われた、「わたしのしていることは今あなたにはわからないが、あとでわかるようになるだろう」。

13:8
 ペテロはイエスに言った、「わたしの足を決して洗わないで下さい」。イエスは彼に答えられた、「もしわたしがあなたの足を洗わないなら、あなたはわたしとなんの係わりもなくなる」。

13:9
 シモン・ペテロはイエスに言った、「主よ、では、足だけではなく、どうぞ、手も頭も」。

13:10
 イエスは彼に言われた、「すでにからだを洗った者は、足のほかは洗う必要がない。全身がきれいなのだから。あなたがたはきれいなのだ。しかし、みんながそうなのではない」。

13:11
 イエスは自分を裏切る者を知っておられた。それで、「みんながきれいなのではない」と言われたのである。

13:12
 こうして彼らの足を洗ってから、上着をつけ、ふたたび席にもどって、彼らに言われた、「わたしがあなたがたにしたことがわかるか。

13:13
 あなたがたはわたしを教師、また主と呼んでいる。そう言うのは正しい。わたしはそのとおりである。

13:14
 しかし、主であり、また教師であるわたしが、あなたがたの足を洗ったからには、あなたがたもまた、互に足を洗い合うべきである。

13:15
 わたしがあなたがたにしたとおりに、あなたがたもするように、わたしは手本を示したのだ。


★今日の『み言葉』について
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★出エジプト記
(12:1-8、11-14)

12:1
 主はエジプトの国で、モーセとアロンに告げて言われた、

12:2
 「この月をあなたがたの初めの月とし、これを年の正月としなさい。

12:3
 あなたがたはイスラエルの全会衆に言いなさい、『この月の十日におのおの、その父の家ごとに小羊を取らなければならない。すなわち、一家族に小羊一頭を取らなければならない。

12:4
 もし家族が少なくて一頭の小羊を食べきれないときは、家のすぐ隣の人と共に、人数に従って一頭を取り、おのおの食べるところに応じて、小羊を見計らわなければならない。

12:5
 小羊は傷のないもので、一歳の雄でなければならない。羊またはやぎのうちから、これを取らなければならない。

12:6
 そしてこの月の十四日まで、これを守って置き、イスラエルの会衆はみな、夕暮にこれをほふり、

12:7
 その血を取り、小羊を食する家の入口の二つの柱と、かもいにそれを塗らなければならない。

12:8
 そしてその夜、その肉を火に焼いて食べ、種入れぬパンと苦菜を添えて食べなければならない。

12:11
 あなたがたは、こうして、それを食べなければならない。すなわち腰を引きからげ、足にくつをはき、手につえを取って、急いでそれを食べなければならない。これは主の過越である。

12:12
 その夜わたしはエジプトの国を巡って、エジプトの国におる人と獣との、すべてのういごを打ち、またエジプトのすべての神々に審判を行うであろう。わたしは主である。

12:13
 その血はあなたがたのおる家々で、あなたがたのために、しるしとなり、わたしはその血を見て、あなたがたの所を過ぎ越すであろう。わたしがエジプトの国を撃つ時、災が臨んで、あなたがたを滅ぼすことはないであろう。

12:14
 この日はあなたがたに記念となり、あなたがたは主の祭としてこれを守り、代々、永久の定めとしてこれを守らなければならない。


★コリント人への第一の手紙
(11:23-26)

11:23
 わたしは、主から受けたことを、また、あなたがたに伝えたのである。すなわち、主イエスは、渡される夜、パンをとり、

11:24
 感謝してこれをさき、そして言われた、「これはあなたがたのための、わたしのからだである。わたしを記念するため、このように行いなさい」。

11:25
 食事ののち、杯をも同じようにして言われた、「この杯は、わたしの血による新しい契約である。飲むたびに、わたしの記念として、このように行いなさい」。

11:26
 だから、あなたがたは、このパンを食し、この杯を飲むごとに、それによって、主がこられる時に至るまで、主の死を告げ知らせるのである。


◆今日の読書
哀歌(2:10-22)

2:10
 シオンの娘の長老たちは地に座して黙し、頭にちりをかぶり、身に荒布をまとった。エルサレムのおとめたちはこうべを地にたれた。

2:11
 わが目は涙のためにつぶれ、わがはらわたはわきかえり、わが肝はわが民の娘の滅びのために、地に注ぎ出される。幼な子や乳のみ子が町のちまたに息も絶えようとしているからである。

2:12
 彼らが、傷ついた者のように町のちまたで息も絶えようとするとき、その母のふところにその命を注ぎ出そうとするとき、母にむかって、「パンとぶどう酒とはどこにありますか」と叫ぶ。

2:13
エルサレムの娘よ、わたしは何をあなたに言い、何にあなたを比べることができようか。シオンの娘なる おとめよ、わたしは何をもってあなたになぞらえて、あなたを慰めることができようか。あなたの破れは海のように大きい、だれがあなたをいやすことができようか。

2:14
 あなたの預言者たちはあなたのために人を欺く偽りの幻を見た。彼らはあなたの不義をあらわして捕われを免れさせようとはせず、あなたのために人を迷わす偽りの託宣を見た。

2:15
 すべて道行く人は、あなたにむかって手を打ち、エルサレムの娘にむかって、あざ笑い、かつ頭を振って言う、「麗しさのきわみ、全地の喜びととなえられた町はこれなのか」と。

2:16
 あなたのもろもろの敵は、あなたをののしり、あざ笑い、歯がみして言う、「われわれはこれを滅ぼした、ああ、これはわれわれが望んだ日だ、今われわれはこれにあい、これを見た」と。

2:17
 主はその計画されたことを行い、警告されたことをなし遂げ、いにしえから命じておかれたように、滅ぼして、あわれむことをせず、あなたについて敵を喜ばせ、あなたのあだの力を高められた。

2:18
 シオンの娘よ、声高らかに主に呼ばわれ、夜も昼も川のように涙を流せ。みずから安んじることをせず、あなたのひとみを休ませるな。

2:19
 夜、初更に起きて叫べ。主の前にあなたの心を水のように注ぎ出せ。町のかどで、飢えて息も絶えようとする幼な子の命のために、主にむかって両手をあげよ。

2:20
 主よ、みそなわして、顧みてください。あなたはだれにむかってこのように行われたのですか。女は自分の産んだ子、その大事に育てた幼な子を食べるでしょうか。祭司と預言者が主の聖所で殺されていいでしょうか。

2:21
 老いも若きも、ちまたのちりに伏し、わがおとめも、若人も、つるぎで倒されてしまった。あなたは、その怒りの日にこれを殺し、これをほふって、あわれむことをされなかった。

2:22
 あなたは、わたしの恐れるものを、祭の日のように四方から呼び集められた。主の怒りの日には、のがれた者も残った者もなかった。わたしが、いだき育てた者をわたしの敵は滅ぼし尽した。


◆教会カレンダー
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◆今週の聖書朗読 (新共同訳)(イエスのカリタス修道女会)
http://www.m-caritas.jp/reading.html

◆携帯で読む聖書(口語訳)
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◆口語訳聖書(PDF版)
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◆カトリック千葉寺教会
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◆CNA今日の聖書朗読(英語)
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4.20.2011

Today's Bible story

今日4月20日(水)も良い日でありますように。

受難の水曜日


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◆今日の聖書物語
マタイによる福音
(26:14-25)

26:14
 時に、十二弟子のひとりイスカリオテのユダという者が、祭司長たちのところに行って

26:15
 言った、「彼をあなたがたに引き渡せば、いくらくださいますか」。すると、彼らは銀貨三十枚を彼に支払った。

26:16
 その時から、ユダはイエスを引きわたそうと、機会をねらっていた。

26:17
 さて、除酵祭の第一日に、弟子たちはイエスのもとにきて言った、「過越の食事をなさるために、わたしたちはどこに用意をしたらよいでしょうか」。

26:18
 イエスは言われた、「市内にはいり、かねて話してある人の所に行って言いなさい、『先生が、わたしの時が近づいた、あなたの家で弟子たちと一緒に過越を守ろうと、言っておられます』」。

26:19
 弟子たちはイエスが命じられたとおりにして、過越の用意をした。

26:20
 夕方になって、イエスは十二弟子と一緒に食事の席につかれた。

26:21
 そして、一同が食事をしているとき言われた、「特にあなたがたに言っておくが、あなたがたのうちのひとりが、わたしを裏切ろうとしている」。

26:22
 弟子たちは非常に心配して、つぎつぎに「主よ、まさか、わたしではないでしょう」と言い出した。

26:23
 イエスは答えて言われた、「わたしと一緒に同じ鉢に手を入れている者が、わたしを裏切ろうとしている。

26:24
 たしかに人の子は、自分について書いてあるとおりに去って行く。しかし、人の子を裏切るその人は、わざわいである。その人は生れなかった方が、彼のためによかったであろう」。

26:25
 イエスを裏切ったユダが答えて言った、「先生、まさか、わたしではないでしょう」。イエスは言われた、「いや、あなただ」。


★今日の『み言葉』について
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★イザヤ(50:4-9a)

50:4
 主なる神は教をうけた者の舌をわたしに与えて、疲れた者を言葉をもって助けることを知らせ、また朝ごとにさまし、わたしの耳をさまして、教をうけた者のように聞かせられる。

50:5
 主なる神はわたしの耳を開かれた。わたしは、そむくことをせず、退くことをしなかった。

50:6
 わたしを打つ者に、わたしの背をまかせ、わたしのひげを抜く者に、わたしのほおをまかせ、恥とつばきとを避けるために、顔をかくさなかった。

50:7
 しかし主なる神はわたしを助けられる。それゆえ、わたしは恥じることがなかった。それゆえ、わたしは顔を火打石のようにした。わたしは決してはずかしめられないことを知る。

50:8
 わたしを義とする者が近くおられる。だれがわたしと争うだろうか、われわれは共に立とう。わたしのあだはだれか、わたしの所へ近くこさせよ。

50:9a
 見よ、主なる神はわたしを助けられる。


★詩篇
(69:7-9,20-21,30,32-33)

69:7
 わたしはあなたのためにそしりを負い、恥がわたしの顔をおおったのです。

69:8
 わたしはわが兄弟には、知らぬ者となり、わが母の子らには、のけ者となりました。

69:9
 あなたの家を思う熱心がわたしを食いつくし、あなたをそしる者のそしりがわたしに及んだからです。

69:20
 そしりがわたしの心を砕いたので、わたしは望みを失いました。わたしは同情する者を求めたけれども、ひとりもなく、慰める者を求めたけれども、ひとりも見ませんでした。

69:21
 彼らはわたしの食物に毒を入れ、わたしのかわいた時に酢を飲ませました。

69:30
 わたしは歌をもって神の名をほめたたえ、感謝をもって神をあがめます。

69:32
 へりくだる者は、これを見て喜べ。神を求める者よ、あなたがたの心を生きかえらせよ。

69:33
 主は乏しい者に聞き、その捕われ人をかろしめられないからである。


◆今日の読書
哀歌(2:1-9)

2:1
 ああ、主は怒りを起し、黒雲をもってシオンの娘をおおわれた。主はイスラエルの栄光を天から地に投げ落し、その怒りの日に、おのれの足台を心にとめられなかった。

2:2
 主はヤコブのすべてのすまいを滅ぼして、あわれまず、その怒りによって、ユダの娘のとりでをこわし、これを地に倒して、その国とそのつかさたちをはずかしめられた。

2:3
 主は激しい怒りをもって、イスラエルのすべての力を断ち、敵の前で、おのれの右の手を引きもどし、周囲を焼きつくす燃える火のように、ヤコブを焼かれた。

2:4
 主は敵のように弓を張り、あだのように右の手を伸べて立ち、シオンの娘の天幕におるわれわれの目に誇る者を、ことごとく殺し、火のようにその怒りを注がれた。

2:5
 主は敵のようになって、イスラエルを滅ぼし、そのすべての宮殿を滅ぼし、そのとりでをこわし、ユダの娘の上に憂いと悲しみとを増し加えられた。

2:6
 主は園の小屋のようにおのれの幕屋を倒し、その祭の場所をこわされた。主は祭と安息日とをシオンに忘れさせ、激しい怒りによって、王と祭司とを捨てられた。

2:7
 主はその祭壇を忌み、その聖所をきらって、もろもろの宮殿の石がきを敵の手に渡された。彼らは祭の日のように、主の宮で声をあげた。

2:8
 主はシオンの娘の城壁を破壊しようと思い定めて、なわを張り、打ちこわして、その手をひかず、城壁と石がきとを悲しませられた。これらは共に衰える。

2:9
 その門は地にうずもれ、主はその貫の木をこわし砕かれた。その王と君たちはもろもろの国民の中におり、もはや律法はなく、またその預言者は主から幻を得ない。


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◆今日の聖書物語
ヨハネによる福音
(13:21-33、36-38)

13:21
 イエスがこれらのことを言われた後、その心が騒ぎ、おごそかに言われた、「よくよくあなたがたに言っておく。あなたがたのうちのひとりが、わたしを裏切ろうとしている」。

13:22
 弟子たちはだれのことを言われたのか察しかねて、互に顔を見合わせた。

13:23
 弟子たちのひとりで、イエスの愛しておられた者が、み胸に近く席についていた。

13:24
 そこで、シモン・ペテロは彼に合図をして言った、「だれのことをおっしゃったのか、知らせてくれ」。

13:25
 その弟子はそのままイエスの胸によりかかって、「主よ、だれのことですか」と尋ねると、

13:26
 イエスは答えられた、「わたしが一きれの食物をひたして与える者が、それである」。そして、一きれの食物をひたしてとり上げ、シモンの子イスカリオテのユダにお与えになった。

13:27
 この一きれの食物を受けるやいなや、サタンがユダにはいった。そこでイエスは彼に言われた、「しようとしていることを、今すぐするがよい」。

13:28
 席を共にしていた者のうち、なぜユダにこう言われたのか、わかっていた者はひとりもなかった。

13:29
 ある人々は、ユダが金入れをあずかっていたので、イエスが彼に、「祭のために必要なものを買え」と言われたか、あるいは、貧しい者に何か施させようとされたのだと思っていた。

13:30
 ユダは一きれの食物を受けると、すぐに出て行った。時は夜であった。

13:31
 さて、彼が出て行くと、イエスは言われた、「今や人の子は栄光を受けた。神もまた彼によって栄光をお受けになった。

13:32
 彼によって栄光をお受けになったのなら、神ご自身も彼に栄光をお授けになるであろう。すぐにもお授けになるであろう。

13:33
 子たちよ、わたしはまだしばらく、あなたがたと一緒にいる。あなたがたはわたしを捜すだろうが、すでにユダヤ人たちに言ったとおり、今あなたがたにも言う、『あなたがたはわたしの行く所に来ることはできない』。

13:36
 シモン・ペテロがイエスに言った、「主よ、どこへおいでになるのですか」。イエスは答えられた、「あなたはわたしの行くところに、今はついて来ることはできない。しかし、あとになってから、ついて来ることになろう」。

13:37
 ペテロはイエスに言った、「主よ、なぜ、今あなたについて行くことができないのですか。あなたのためには、命も捨てます」。

13:38
 イエスは答えられた、「わたしのために命を捨てると言うのか。よくよくあなたに言っておく。鶏が鳴く前に、あなたはわたしを三度知らないと言うであろう」。


★今日の『み言葉』について
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★イザヤ書
(49:1-6)

49:1
 海沿いの国々よ、わたしに聞け。遠いところのもろもろの民よ、耳を傾けよ。主はわたしを生れ出た時から召し、母の胎を出た時からわが名を語り告げられた。

49:2
 主はわが口を鋭利なつるぎとなし、わたしをみ手の陰にかくし、とぎすました矢となして、箙にわたしを隠された。

49:3
 また、わたしに言われた、「あなたはわがしもべ、わが栄光をあらわすべきイスラエルである」と。

49:4
 しかし、わたしは言った、「わたしはいたずらに働き、益なく、むなしく力を費した。しかもなお、まことにわが正しきは主と共にあり、わが報いはわが神と共にある」と。

49:5
 ヤコブをおのれに帰らせ、イスラエルをおのれのもとに集めるために、わたしを腹の中からつくってそのしもべとされた主は言われる。(わたしは主の前に尊ばれ、わが神はわが力となられた)

49:6
 主は言われる、「あなたがわがしもべとなって、ヤコブのもろもろの部族をおこし、イスラエルのうちの残った者を帰らせることは、いとも軽い事である。わたしはあなたを、もろもろの国びとの光となして、わが救を地の果にまでいたらせよう」と。


★詩篇
(71:1-4a,5-6ab,15,17)

71:1
 主よ、わたしはあなたに寄り頼む。とこしえにわたしをはずかしめないでください。

71:2
 あなたの義をもってわたしを助け、わたしを救い出してください。あなたの耳を傾けて、わたしをお救いください。

71:3
 わたしのためにのがれの岩となり、わたしを救う堅固な城となってください。あなたはわが岩、わが城だからです。

71:4a
 わが神よ、悪しき者の手からわたしを救い出してください。

71:5
 主なる神よ、あなたはわたしの若い時からのわたしの望み、わたしの頼みです。

71:6ab
 わたしは生れるときからあなたに寄り頼みました。あなたはわたしを母の胎から取り出されたかたです。

71:15
 わたしの口はひねもすあなたの義と、あなたの救とを語るでしょう。わたしはその数を知らないからです。

71:17
 神よ、あなたはわたしを若い時から教えられました。わたしはなお、あなたのくすしきみわざを宣べ伝えます。


◆今日の読書
哀歌(1:1-12、18-20)

1:1
 ああ、むかしは、民の満ちみちていたこの都、国々の民のうちで大いなる者であったこの町、今は寂しいさまで座し、やもめのようになった。もろもろの町のうちで女王であった者、今は奴隷となった。

1:2
 これは夜もすがらいたく泣き悲しみ、そのほおには涙が流れている。そのすべての愛する者のうちには、これを慰める者はひとりもなく、そのすべての友はこれにそむいて、その敵となった。

1:3
 ユダは悩みのゆえに、また激しい苦役のゆえに、のがれて行って、もろもろの国民のうちに住んでいるが、安息を得ず、これを追う者がみな追いついてみると、悩みのうちにあった。

1:4
 シオンの道は祭に上ってくる者のないために悲しみ、その門はことごとく荒れ、その祭司たちは嘆き、そのおとめたちは引かれて行き、シオンはみずからいたく苦しむ。

1:5
 そのあだはかしらとなり、その敵は栄えている。そのとがが多いので、主がこれを悩まされたからである。その幼な子たちは捕われて、あだの前に行った。

1:6
 シオンの娘の栄華はことごとく彼女を離れ去り、その君たちは牧草を得ない、しかのようになり、自分を追う者の前に力なく逃げ去った。

1:7
 エルサレムはその悩みと苦しみの日に、昔から持っていたもろもろの宝を思い出す。その民があだの手に陥り、だれもこれを助ける者のない時、あだはこれを見て、その滅びをあざ笑った。

1:8
 エルサレムは、はなはだしく罪を犯したので、汚れたものとなった。これを尊んだ者も皆その裸を見たので、これを卑しめる。これもまたみずから嘆き、顔をそむける。

1:9
 その汚れはその衣のすそにあり、これはその終りを思わなかった。それゆえ、これは驚くばかりに落ちぶれ、これを慰める者はひとりもない。「主よ、わが悩みを顧みてください、敵は勝ち誇っていますから」。

1:10
 敵は手を伸べて、その財宝をことごとく奪った。あなたがさきに異邦人らはあなたの公会に、はいってはならないと命じられたのに、彼らがその聖所にはいるのをシオンは見た。

1:11
 その民はみな嘆いて食物を求め、その命をささえるために、財宝を食物にかえた。「主よ、みそなわして、わたしの卑しめられるのを顧みてください」。

1:12
 「すべて道行く人よ、あなたがたはなんとも思わないのか。主がその激しい怒りの日にわたしを悩まして、わたしにくだされた苦しみのような苦しみが、また世にあるだろうか、尋ねて見よ。

1:18
 「主は正しい、わたしは、み言葉にそむいた。すべての民よ、聞け、わが苦しみを顧みよ。わがおとめらも、わが若人らも捕われて行った。

1:19
 わたしはわが愛する者を呼んだが、彼らはわたしを欺いた。わが祭司および長老たちは、その命をささえようと、食物を求めている間に、町のうちで息絶えた。

1:20
 主よ、顧みてください、わたしは悩み、わがはらわたはわきかえり、わが心臓はわたしの内に転倒しています。わたしは、はなはだしくそむいたからです。外にはつるぎがあって、わが子を奪い、家の内には死のようなものがある。


◆教会カレンダー
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◆今週の聖書朗読 (新共同訳)(イエスのカリタス修道女会)
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◆口語訳聖書(PDF版)
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◆CNA今日の聖書朗読(英語)
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4.18.2011

Today's Bible story

今日4月18日(月)も良い日でありますように。

受難の月曜日


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◆今日の聖書物語
ヨハネによる福音
(12:1-11)

12:1
 過越の祭の六日まえに、イエスはベタニヤに行かれた。そこは、イエスが死人の中からよみがえらせたラザロのいた所である。

12:2
 イエスのためにそこで夕食の用意がされ、マルタは給仕をしていた。イエスと一緒に食卓についていた者のうちに、ラザロも加わっていた。

12:3
 その時、マリヤは高価で純粋なナルドの香油一斤を持ってきて、イエスの足にぬり、自分の髪の毛でそれをふいた。すると、香油のかおりが家にいっぱいになった。

12:4
 弟子のひとりで、イエスを裏切ろうとしていたイスカリオテのユダが言った、

12:5
 「なぜこの香油を三百デナリに売って、貧しい人たちに、施さなかったのか」。

12:6
 彼がこう言ったのは、貧しい人たちに対する思いやりがあったからではなく、自分が盗人であり、財布を預かっていて、その中身をごまかしていたからであった。

12:7
 イエスは言われた、「この女のするままにさせておきなさい。わたしの葬りの日のために、それをとっておいたのだから。

12:8
 貧しい人たちはいつもあなたがたと共にいるが、わたしはいつも共にいるわけではない」。

12:9
 大ぜいのユダヤ人たちが、そこにイエスのおられるのを知って、押しよせてきた。それはイエスに会うためだけではなく、イエスが死人のなかから、よみがえらせたラザロを見るためでもあった。

12:10
 そこで祭司長たちは、ラザロも殺そうと相談した。

12:11
 それは、ラザロのことで、多くのユダヤ人が彼らを離れ去って、イエスを信じるに至ったからである。


◆今日の『み言葉』について
http://www.donboscojp.org/sdblogos/
http://www.donboscojp.org/sdblogos/D8_121.htm


★イザヤ書
(42:1-7)

42:1
 わたしの支持するわがしもべ、わたしの喜ぶわが選び人を見よ。わたしはわが霊を彼に与えた。彼はもろもろの国びとに道をしめす。

42:2
 彼は叫ぶことなく、声をあげることなく、その声をちまたに聞えさせず、

42:3
 また傷ついた葦を折ることなく、ほのぐらい灯心を消すことなく、真実をもって道をしめす。

42:4
 彼は衰えず、落胆せず、ついに道を地に確立する。海沿いの国々はその教を待ち望む。

42:5
 天を創造してこれをのべ、地とそれに生ずるものをひらき、その上の民に息を与え、その中を歩む者に霊を与えられる主なる神はこう言われる、

42:6
 「主なるわたしは正義をもってあなたを召した。わたしはあなたの手をとり、あなたを守った。わたしはあなたを民の契約とし、もろもろの国びとの光として与え、

42:7
 盲人の目を開き、囚人を地下の獄屋から出し、暗きに座する者を獄屋から出させる。


★詩篇
(27:1-3,13-14)

ダビデの歌
27:1
 主はわたしの光、わたしの救だ、わたしはだれを恐れよう。主はわたしの命のとりでだ。わたしはだれをおじ恐れよう。

27:2
 わたしのあだ、わたしの敵である悪を行う者どもが、襲ってきて、わたしをそしり、わたしを攻めるとき、彼らはつまずき倒れるであろう。

27:3
 たとい軍勢が陣営を張って、わたしを攻めても、わたしの心は恐れない。たといいくさが起って、わたしを攻めても、なおわたしはみずから頼むところがある。

27:13
 わたしは信じます、生ける者の地でわたしは主の恵みを見ることを。

27:14
 主を待ち望め、強く、かつ雄々しくあれ。主を待ち望め。


◆今日の読書
イザヤ書
(52:13-53:12)

52:13
 見よ、わがしもべは栄える。彼は高められ、あげられ、ひじょうに高くなる。

52:14
 多くの人が彼に驚いたように--彼の顔だちは、そこなわれて人と異なり、その姿は人の子と異なっていたからである--

52:15
 彼は多くの国民を驚かす。王たちは彼のゆえに口をつむぐ。それは彼らがまだ伝えられなかったことを見、まだ聞かなかったことを悟るからだ。

53:1
 だれがわれわれの聞いたことを信じ得たか。主の腕は、だれにあらわれたか。

53:2
 彼は主の前に若木のように、かわいた土から出る根のように育った。彼にはわれわれの見るべき姿がなく、威厳もなく、われわれの慕うべき美しさもない。

53:3
 彼は侮られて人に捨てられ、悲しみの人で、病を知っていた。また顔をおおって忌みきらわれる者のように、彼は侮られた。われわれも彼を尊ばなかった。

53:4
 まことに彼はわれわれの病を負い、われわれの悲しみをになった。しかるに、われわれは思った、彼は打たれ、神にたたかれ、苦しめられたのだと。

53:5
 しかし彼はわれわれのとがのために傷つけられ、われわれの不義のために砕かれたのだ。彼はみずから懲らしめをうけて、われわれに平安を与え、その打たれた傷によって、われわれはいやされたのだ。

53:6
 われわれはみな羊のように迷って、おのおの自分の道に向かって行った。主はわれわれすべての者の不義を、彼の上におかれた。

53:7
 彼はしえたげられ、苦しめられたけれども、口を開かなかった。ほふり場にひかれて行く小羊のように、また毛を切る者の前に黙っている羊のように、口を開かなかった。

53:8
 彼は暴虐なさばきによって取り去られた。その代の人のうち、だれが思ったであろうか、彼はわが民のとがのために打たれて、生けるものの地から断たれたのだと。

53:9
 彼は暴虐を行わず、その口には偽りがなかったけれども、その墓は悪しき者と共に設けられ、その塚は悪をなす者と共にあった。

53:10
 しかも彼を砕くことは主のみ旨であり、主は彼を悩まされた。彼が自分を、とがの供え物となすとき、その子孫を見ることができ、その命をながくすることができる。かつ主のみ旨が彼の手によって栄える。

53:11
 彼は自分の魂の苦しみにより光を見て満足する。義なるわがしもべはその知識によって、多くの人を義とし、また彼らの不義を負う。

53:12
 それゆえ、わたしは彼に大いなる者と共に物を分かち取らせる。彼は強い者と共に獲物を分かち取る。これは彼が死にいたるまで、自分の魂をそそぎだし、とがある者と共に数えられたからである。しかも彼は多くの人の罪を負い、とがある者のためにとりなしをした。


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4.17.2011

Today's Bible story

今日4月17日(日)も良い日でありますように。

受難の主日(枝の主日)

聖週間はじまる/世界青年の日


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◆今日の聖書物語

★マタイによる福音
(26:14〜27:66)

26:14
 時に、十二弟子のひとりイスカリオテのユダという者が、祭司長たちのところに行って

26:15
 言った、「彼をあなたがたに引き渡せば、いくらくださいますか」。すると、彼らは銀貨三十枚を彼に支払った。

26:16
 その時から、ユダはイエスを引きわたそうと、機会をねらっていた。

26:17
 さて、除酵祭の第一日に、弟子たちはイエスのもとにきて言った、「過越の食事をなさるために、わたしたちはどこに用意をしたらよいでしょうか」。

26:18
 イエスは言われた、「市内にはいり、かねて話してある人の所に行って言いなさい、『先生が、わたしの時が近づいた、あなたの家で弟子たちと一緒に過越を守ろうと、言っておられます』」。

26:19
 弟子たちはイエスが命じられたとおりにして、過越の用意をした。

26:20
 夕方になって、イエスは十二弟子と一緒に食事の席につかれた。

26:21
 そして、一同が食事をしているとき言われた、「特にあなたがたに言っておくが、あなたがたのうちのひとりが、わたしを裏切ろうとしている」。

26:22
 弟子たちは非常に心配して、つぎつぎに「主よ、まさか、わたしではないでしょう」と言い出した。

26:23
 イエスは答えて言われた、「わたしと一緒に同じ鉢に手を入れている者が、わたしを裏切ろうとしている。

26:24
 たしかに人の子は、自分について書いてあるとおりに去って行く。しかし、人の子を裏切るその人は、わざわいである。その人は生れなかった方が、彼のためによかったであろう」。

26:25
 イエスを裏切ったユダが答えて言った、「先生、まさか、わたしではないでしょう」。イエスは言われた、「いや、あなただ」。

26:26
 一同が食事をしているとき、イエスはパンを取り、祝福してこれをさき、弟子たちに与えて言われた、「取って食べよ、これはわたしのからだである」。

26:27
 また杯を取り、感謝して彼らに与えて言われた、「みな、この杯から飲め。

26:28
 これは、罪のゆるしを得させるようにと、多くの人のために流すわたしの契約の血である。

26:29
 あなたがたに言っておく。わたしの父の国であなたがたと共に、新しく飲むその日までは、わたしは今後決して、ぶどうの実から造ったものを飲むことをしない」。

26:30
 彼らは、さんびを歌った後、オリブ山へ出かけて行った。

26:31
 そのとき、イエスは弟子たちに言われた、「今夜、あなたがたは皆わたしにつまずくであろう。『わたしは羊飼を打つ。そして、羊の群れは散らされるであろう』と、書いてあるからである。

26:32
 しかしわたしは、よみがえってから、あなたがたより先にガリラヤへ行くであろう」。

26:33
 するとペテロはイエスに答えて言った、「たとい、みんなの者があなたにつまずいても、わたしは決してつまずきません」。

26:34
 イエスは言われた、「よくあなたに言っておく。今夜、鶏が鳴く前に、あなたは三度わたしを知らないと言うだろう」。

26:35
 ペテロは言った、「たといあなたと一緒に死なねばならなくなっても、あなたを知らないなどとは、決して申しません」。弟子たちもみな同じように言った。

26:36
 それから、イエスは彼らと一緒に、ゲツセマネという所へ行かれた。そして弟子たちに言われた、「わたしが向こうへ行って祈っている間、ここにすわっていなさい」。

26:37
 そしてペテロとゼベダイの子ふたりとを連れて行かれたが、悲しみを催しまた悩みはじめられた。

26:38
 そのとき、彼らに言われた、「わたしは悲しみのあまり死ぬほどである。ここに待っていて、わたしと一緒に目をさましていなさい」。

26:39
 そして少し進んで行き、うつぶしになり、祈って言われた、「わが父よ、もしできることでしたらどうか、この杯をわたしから過ぎ去らせてください。しかし、わたしの思いのままにではなく、みこころのままになさって下さい」。

26:40
 それから、弟子たちの所にきてごらんになると、彼らが眠っていたので、ペテロに言われた、「あなたがたはそんなに、ひと時もわたしと一緒に目をさましていることが、できなかったのか。

26:41
 誘惑に陥らないように、目をさまして祈っていなさい。心は熱しているが、肉体が弱いのである」。

26:42
 また二度目に行って、祈って言われた、「わが父よ、この杯を飲むほかに道がないのでしたら、どうか、みこころが行われますように」。

26:43
 またきてごらんになると、彼らはまた眠っていた。その目が重くなっていたのである。

26:44
 それで彼らをそのままにして、また行って、三度目に同じ言葉で祈られた。

26:45
 それから弟子たちの所に帰ってきて、言われた、「まだ眠っているのか、休んでいるのか。見よ、時が迫った。人の子は罪人らの手に渡されるのだ。

26:46
 立て、さあ行こう。見よ、わたしを裏切る者が近づいてきた」。

26:47
 そして、イエスがまだ話しておられるうちに、そこに、十二弟子のひとりのユダがきた。また祭司長、民の長老たちから送られた大ぜいの群衆も、剣と棒とを持って彼についてきた。

26:48
 イエスを裏切った者が、あらかじめ彼らに、「わたしの接吻する者が、その人だ。その人をつかまえろ」と合図をしておいた。

26:49
 彼はすぐイエスに近寄り、「先生、いかがですか」と言って、イエスに接吻した。

26:50
 しかし、イエスは彼に言われた、「友よ、なんのためにきたのか」。このとき、人々が進み寄って、イエスに手をかけてつかまえた。

26:51
 すると、イエスと一緒にいた者のひとりが、手を伸ばして剣を抜き、そして大祭司の僕に切りかかって、その片耳を切り落した。

26:52
 そこで、イエスは彼に言われた、「あなたの剣をもとの所におさめなさい。剣をとる者はみな、剣で滅びる。

26:53
 それとも、わたしが父に願って、天の使たちを十二軍団以上も、今つかわしていただくことができないと、あなたは思うのか。

26:54
 しかし、それでは、こうならねばならないと書いてある聖書の言葉は、どうして成就されようか」。

26:55
 そのとき、イエスは群衆に言われた、「あなたがたは強盗にむかうように、剣や棒を持ってわたしを捕えにきたのか。わたしは毎日、宮ですわって教えていたのに、わたしをつかまえはしなかった。

26:56
 しかし、すべてこうなったのは、預言者たちの書いたことが、成就するためである」。そのとき、弟子たちは皆イエスを見捨てて逃げ去った。

26:57
 さて、イエスをつかまえた人たちは、大祭司カヤパのところにイエスを連れて行った。そこには律法学者、長老たちが集まっていた。

26:58
 ペテロは遠くからイエスについて、大祭司の中庭まで行き、そのなりゆきを見とどけるために、中にはいって下役どもと一緒にすわっていた。

26:59
 さて、祭司長たちと全議会とは、イエスを死刑にするため、イエスに不利な偽証を求めようとしていた。

26:60
 そこで多くの偽証者が出てきたが、証拠があがらなかった。しかし、最後にふたりの者が出てきて

26:61
 言った、「この人は、わたしは神の宮を打ちこわし、三日の後に建てることができる、と言いました」。

26:62
 すると、大祭司が立ち上がってイエスに言った、「何も答えないのか。これらの人々があなたに対して不利な証言を申し立てているが、どうなのか」。

26:63
 しかし、イエスは黙っておられた。そこで大祭司は言った、「あなたは神の子キリストなのかどうか、生ける神に誓ってわれわれに答えよ」。

26:64
 イエスは彼に言われた、「あなたの言うとおりである。しかし、わたしは言っておく。あなたがたは、間もなく、人の子が力ある者の右に座し、天の雲に乗って来るのを見るであろう」。

26:65
 すると、大祭司はその衣を引き裂いて言った、「彼は神を汚した。どうしてこれ以上、証人の必要があろう。あなたがたは今このけがし言を聞いた。

26:66
 あなたがたの意見はどうか」。すると、彼らは答えて言った、「彼は死に当るものだ」。

26:67
 それから、彼らはイエスの顔につばきをかけて、こぶしで打ち、またある人は手のひらでたたいて言った、

26:68
 「キリストよ、言いあててみよ、打ったのはだれか」。

26:69
 ペテロは外で中庭にすわっていた。するとひとりの女中が彼のところにきて、「あなたもあのガリラヤ人イエスと一緒だった」と言った。

26:70
 するとペテロは、みんなの前でそれを打ち消して言った、「あなたが何を言っているのか、わからない」。

26:71
 そう言って入口の方に出て行くと、ほかの女中が彼を見て、そこにいる人々にむかって、「この人はナザレ人イエスと一緒だった」と言った。

26:72
 そこで彼は再びそれを打ち消して、「そんな人は知らない」と誓って言った。

26:73
 しばらくして、そこに立っていた人々が近寄ってきて、ペテロに言った、「確かにあなたも彼らの仲間だ。言葉づかいであなたのことがわかる」。

26:74
 彼は「その人のことは何も知らない」と言って、激しく誓いはじめた。するとすぐ鶏が鳴いた。

26:75
 ペテロは「鶏が鳴く前に、三度わたしを知らないと言うであろう」と言われたイエスの言葉を思い出し、外に出て激しく泣いた。

27:1
 夜が明けると、祭司長たち、民の長老たち一同は、イエスを殺そうとして協議をこらした上、

27:2
 イエスを縛って引き出し、総督ピラトに渡した。

27:3
 そのとき、イエスを裏切ったユダは、イエスが罪に定められたのを見て後悔し、銀貨三十枚を祭司長、長老たちに返して

27:4
 言った、「わたしは罪のない人の血を売るようなことをして、罪を犯しました」。しかし彼らは言った、「それは、われわれの知ったことか。自分で始末するがよい」。

27:5
 そこで、彼は銀貨を聖所に投げ込んで出て行き、首をつって死んだ。

27:6
 祭司長たちは、その銀貨を拾いあげて言った、「これは血の代価だから、宮の金庫に入れるのはよくない」。

27:7
 そこで彼らは協議の上、外国人の墓地にするために、その金で陶器師の畑を買った。

27:8
 そのために、この畑は今日まで血の畑と呼ばれている。

27:9
 こうして預言者エレミヤによって言われた言葉が、成就したのである。すなわち、「彼らは、値をつけられたもの、すなわち、イスラエルの子らが値をつけたものの代価、銀貨三十を取って、

27:10
 主がお命じになったように、陶器師の畑の代価として、その金を与えた」。

27:11
 さて、イエスは総督の前に立たれた。すると総督はイエスに尋ねて言った、「あなたがユダヤ人の王であるか」。イエスは「そのとおりである」と言われた。

27:12
 しかし、祭司長、長老たちが訴えている間、イエスはひと言もお答えにならなかった。

27:13
 するとピラトは言った、「あんなにまで次々に、あなたに不利な証言を立てているのが、あなたには聞えないのか」。

27:14
 しかし、総督が非常に不思議に思ったほどに、イエスは何を言われても、ひと言もお答えにならなかった。

27:15
 さて、祭のたびごとに、総督は群衆が願い出る囚人ひとりを、ゆるしてやる慣例になっていた。

27:16
 ときに、バラバという評判の囚人がいた。

27:17
 それで、彼らが集まったとき、ピラトは言った、「おまえたちは、だれをゆるしてほしいのか。バラバか、それとも、キリストといわれるイエスか」。

27:18
 彼らがイエスを引きわたしたのは、ねたみのためであることが、ピラトにはよくわかっていたからである。

27:19
 また、ピラトが裁判の席についていたとき、その妻が人を彼のもとにつかわして、「あの義人には関係しないでください。わたしはきょう夢で、あの人のためにさんざん苦しみましたから」と言わせた。

27:20
 しかし、祭司長、長老たちは、バラバをゆるして、イエスを殺してもらうようにと、群衆を説き伏せた。

27:21
 総督は彼らにむかって言った、「ふたりのうち、どちらをゆるしてほしいのか」。彼らは「バラバの方を」と言った。

27:22
 ピラトは言った、「それではキリストといわれるイエスは、どうしたらよいか」。彼らはいっせいに「十字架につけよ」と言った。

27:23
 しかし、ピラトは言った、「あの人は、いったい、どんな悪事をしたのか」。すると彼らはいっそう激しく叫んで、「十字架につけよ」と言った。

27:24
 ピラトは手のつけようがなく、かえって暴動になりそうなのを見て、水を取り、群衆の前で手を洗って言った、「この人の血について、わたしには責任がない。おまえたちが自分で始末をするがよい」。

27:25
 すると、民衆全体が答えて言った、「その血の責任は、われわれとわれわれの子孫の上にかかってもよい」。

27:26
 そこで、ピラトはバラバをゆるしてやり、イエスをむち打ったのち、十字架につけるために引きわたした。

27:27
 それから総督の兵士たちは、イエスを官邸に連れて行って、全部隊をイエスのまわりに集めた。

27:28
 そしてその上着をぬがせて、赤い外套を着せ、

27:29
 また、いばらで冠を編んでその頭にかぶらせ、右の手には葦の棒を持たせ、それからその前にひざまずき、嘲弄して、「ユダヤ人の王、ばんざい」と言った。

27:30
 また、イエスにつばきをかけ、葦の棒を取りあげてその頭をたたいた。

27:31
 こうしてイエスを嘲弄したあげく、外套をはぎ取って元の上着を着せ、それから十字架につけるために引き出した。

27:32
 彼らが出て行くと、シモンという名のクレネ人に出会ったので、イエスの十字架を無理に負わせた。

27:33
 そして、ゴルゴタ、すなわち、されこうべの場、という所にきたとき、

27:34
 彼らはにがみをまぜたぶどう酒を飲ませようとしたが、イエスはそれをなめただけで、飲もうとされなかった。

27:35
 彼らはイエスを十字架につけてから、くじを引いて、その着物を分け、

27:36
 そこにすわってイエスの番をしていた。

27:37
 そしてその頭の上の方に、「これはユダヤ人の王イエス」と書いた罪状書きをかかげた。

27:38
 同時に、ふたりの強盗がイエスと一緒に、ひとりは右に、ひとりは左に、十字架につけられた。

27:39
 そこを通りかかった者たちは、頭を振りながら、イエスをののしって

27:40
 言った、「神殿を打ちこわして三日のうちに建てる者よ。もし神の子なら、自分を救え。そして十字架からおりてこい」。

27:41
 祭司長たちも同じように、律法学者、長老たちと一緒になって、嘲弄して言った、

27:42
 「他人を救ったが、自分自身を救うことができない。あれがイスラエルの王なのだ。いま十字架からおりてみよ。そうしたら信じよう。

27:43
 彼は神にたよっているが、神のおぼしめしがあれば、今、救ってもらうがよい。自分は神の子だと言っていたのだから」。

27:44
 一緒に十字架につけられた強盗どもまでも、同じようにイエスをののしった。

27:45
 さて、昼の十二時から地上の全面が暗くなって、三時に及んだ。

27:46
 そして三時ごろに、イエスは大声で叫んで、「エリ、エリ、レマ、サバクタニ」と言われた。それは「わが神、わが神、どうしてわたしをお見捨てになったのですか」という意味である。

27:47
 すると、そこに立っていたある人々が、これを聞いて言った、「あれはエリヤを呼んでいるのだ」。

27:48
 するとすぐ、彼らのうちのひとりが走り寄って、海綿を取り、それに酢いぶどう酒を含ませて葦の棒につけ、イエスに飲ませようとした。

27:49
 ほかの人々は言った、「待て、エリヤが彼を救いに来るかどうか、見ていよう」。

27:50
 イエスはもう一度大声で叫んで、ついに息をひきとられた。

27:51
 すると見よ、神殿の幕が上から下まで真二つに裂けた。また地震があり、岩が裂け、

27:52
 また墓が開け、眠っている多くの聖徒たちの死体が生き返った。

27:53
 そしてイエスの復活ののち、墓から出てきて、聖なる都にはいり、多くの人に現れた。

27:54
 百卒長、および彼と一緒にイエスの番をしていた人々は、地震や、いろいろのできごとを見て非常に恐れ、「まことに、この人は神の子であった」と言った。

27:55
 また、そこには遠くの方から見ている女たちも多くいた。彼らはイエスに仕えて、ガリラヤから従ってきた人たちであった。

27:56
 その中には、マグダラのマリヤ、ヤコブとヨセフとの母マリヤ、またゼベダイの子たちの母がいた。

27:57
 夕方になってから、アリマタヤの金持で、ヨセフという名の人がきた。彼もまたイエスの弟子であった。

27:58
 この人がピラトの所へ行って、イエスのからだの引取りかたを願った。そこで、ピラトはそれを渡すように命じた。

27:59
 ヨセフは死体を受け取って、きれいな亜麻布に包み、

27:60
 岩を掘って造った彼の新しい墓に納め、そして墓の入口に大きい石をころがしておいて、帰った。

27:61
 マグダラのマリヤとほかのマリヤとが、墓にむかってそこにすわっていた。

27:62
 あくる日は準備の日の翌日であったが、その日に、祭司長、パリサイ人たちは、ピラトのもとに集まって言った、

27:63
 「長官、あの偽り者がまだ生きていたとき、『三日の後に自分はよみがえる』と言ったのを、思い出しました。

27:64
 ですから、三日目まで墓の番をするように、さしずをして下さい。そうしないと、弟子たちがきて彼を盗み出し、『イエスは死人の中から、よみがえった』と、民衆に言いふらすかも知れません。そうなると、みんなが前よりも、もっとひどくだまされることになりましょう」。

27:65
 ピラトは彼らに言った、「番人がいるから、行ってできる限り、番をさせるがよい」。

27:66
 そこで、彼らは行って石に封印をし、番人を置いて墓の番をさせた。


★イザヤ書
(50:4-7)

50:4
 主なる神は教をうけた者の舌をわたしに与えて、疲れた者を言葉をもって助けることを知らせ、また朝ごとにさまし、わたしの耳をさまして、教をうけた者のように聞かせられる。

50:5
 主なる神はわたしの耳を開かれた。わたしは、そむくことをせず、退くことをしなかった。

50:6
 わたしを打つ者に、わたしの背をまかせ、わたしのひげを抜く者に、わたしのほおをまかせ、恥とつばきとを避けるために、顔をかくさなかった。

50:7
 しかし主なる神はわたしを助けられる。それゆえ、わたしは恥じることがなかった。それゆえ、わたしは顔を火打石のようにした。わたしは決してはずかしめられないことを知る。


★詩篇
(22:7-8,16-19,22-23)

22:7
 すべてわたしを見る者は、わたしをあざ笑い、くちびるを突き出し、かしらを振り動かして言う、

22:8
 「彼は主に身をゆだねた、主に彼を助けさせよ。主は彼を喜ばれるゆえ、主に彼を救わせよ」と。

22:16
 まことに、犬はわたしをめぐり、悪を行う者の群れがわたしを囲んで、わたしの手と足を刺し貫いた。

22:17
 わたしは自分の骨をことごとく数えることができる。彼らは目をとめて、わたしを見る。

22:18
 彼らは互にわたしの衣服を分け、わたしの着物をくじ引にする。

22:19
 しかし主よ、遠く離れないでください。わが力よ、速く来てわたしをお助けください。

22:22
 わたしはあなたのみ名を兄弟たちに告げ、会衆の中であなたをほめたたえるでしょう。

22:23
 主を恐れる者よ、主をほめたたえよ。ヤコブのもろもろのすえよ、主をあがめよ。イスラエルのもろもろのすえよ、主をおじおそれよ。


★ピリピ人への手紙
(2:6-11)

2:6
 キリストは、神のかたちであられたが、神と等しくあることを固守すべき事とは思わず、

2:7
 かえって、おのれをむなしうして僕のかたちをとり、人間の姿になられた。その有様は人と異ならず、

2:8
 おのれを低くして、死に至るまで、しかも十字架の死に至るまで従順であられた。

2:9
 それゆえに、神は彼を高く引き上げ、すべての名にまさる名を彼に賜わった。

2:10
 それは、イエスの御名によって、天上のもの、地上のもの、地下のものなど、あらゆるものがひざをかがめ、

2:11
 また、あらゆる舌が、「イエス・キリストは主である」と告白して、栄光を父なる神に帰するためである。


◆聖書のことば (益田カトリック教会)
http://www.iwami.or.jp/masuka/seisyokotoba.html


◆こうじ神父 今週の説教
http://blog.goo.ne.jp/knkouji/m/201104


◆今日の読書

★イザヤ書
(50:4-51:3)

50:4
 主なる神は教をうけた者の舌をわたしに与えて、疲れた者を言葉をもって助けることを知らせ、また朝ごとにさまし、わたしの耳をさまして、教をうけた者のように聞かせられる。

50:5
 主なる神はわたしの耳を開かれた。わたしは、そむくことをせず、退くことをしなかった。

50:6
 わたしを打つ者に、わたしの背をまかせ、わたしのひげを抜く者に、わたしのほおをまかせ、恥とつばきとを避けるために、顔をかくさなかった。

50:7
 しかし主なる神はわたしを助けられる。それゆえ、わたしは恥じることがなかった。それゆえ、わたしは顔を火打石のようにした。わたしは決してはずかしめられないことを知る。

50:8
 わたしを義とする者が近くおられる。だれがわたしと争うだろうか、われわれは共に立とう。わたしのあだはだれか、わたしの所へ近くこさせよ。

50:9
 見よ、主なる神はわたしを助けられる。だれがわたしを罪に定めるだろうか。見よ、彼らは皆衣のようにふるび、しみのために食いつくされる。

50:10
 あなたがたのうち主を恐れ、そのしもべの声に聞き従い、暗い中を歩いて光を得なくても、なお主の名を頼み、おのれの神にたよる者はだれか。

50:11
 見よ、火を燃やし、たいまつをともす者よ、皆その火の炎の中を歩め、またその燃やした、たいまつの中を歩め。あなたがたは、これをわたしの手から受けて、苦しみのうちに伏し倒れる。

51:1
 「義を追い求め、主を尋ね求める者よ、わたしに聞け。あなたがたの切り出された岩と、あなたがたの掘り出された穴とを思いみよ。

51:2
 あなたがたの父アブラハムと、あなたがたを産んだサラとを思いみよ。わたしは彼をただひとりであったときに召し、彼を祝福して、その子孫を増し加えた。

51:3
 主はシオンを慰め、またそのすべて荒れた所を慰めて、その荒野をエデンのように、そのさばくを主の園のようにされる。こうして、その中に喜びと楽しみとがあり、感謝と歌の声とがある。


◆教会カレンダー
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◆今週の聖書朗読 (新共同訳)(イエスのカリタス修道女会)
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◆携帯で読む聖書(口語訳)
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◆口語訳聖書(PDF版)
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4.16.2011

Today's Bible story

今日4月16日(土)も良い日でありますように。

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新潟教区司教座教会献堂記念日


◆今日の聖書物語

ヨハネによる福音
(11:45-56)

11:45
 マリヤのところにきて、イエスのなさったことを見た多くのユダヤ人たちは、イエスを信じた。

11:46
 しかし、そのうちの数人がパリサイ人たちのところに行って、イエスのされたことを告げた。

11:47
 そこで、祭司長たちとパリサイ人たちとは、議会を召集して言った、「この人が多くのしるしを行っているのに、お互は何をしているのだ。

11:48
 もしこのままにしておけば、みんなが彼を信じるようになるだろう。そのうえ、ローマ人がやってきて、わたしたちの土地も人民も奪ってしまうであろう」。

11:49
 彼らのうちのひとりで、その年の大祭司であったカヤパが、彼らに言った、「あなたがたは、何もわかっていないし、

11:50
 ひとりの人が人民に代って死んで、全国民が滅びないようになるのがわたしたちにとって得だということを、考えてもいない」。

11:51
 このことは彼が自分から言ったのではない。彼はこの年の大祭司であったので、預言をして、イエスが国民のために、

11:52
 ただ国民のためだけではなく、また散在している神の子らを一つに集めるために、死ぬことになっていると、言ったのである。

11:53
 彼らはこの日からイエスを殺そうと相談した。

11:54
 そのためイエスは、もはや公然とユダヤ人の間を歩かないで、そこを出て、荒野に近い地方のエフライムという町に行かれ、そこに弟子たちと一緒に滞在しておられた。

11:55
 さて、ユダヤ人の過越の祭が近づいたので、多くの人々は身をきよめるために、祭の前に、地方からエルサレムへ上った。

11:56
 人々はイエスを捜し求め、宮の庭に立って互に言った、「あなたがたはどう思うか。イエスはこの祭にこないのだろうか」。


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今日の『み言葉』について
http://www.donboscojp.org/sdblogos/
http://www.donboscojp.org/sdblogos/D8_120.htm


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エゼキエル書
(37:21-28)

37:21
 あなたは彼らに言え。主なる神は、こう言われる、見よ、わたしはイスラエルの人々を、その行った国々から取り出し、四方から彼らを集めて、その地にみちびき、

37:22
 その地で彼らを一つの民となしてイスラエルの山々におらせ、ひとりの王が彼ら全体の王となり、彼らは重ねて二つの国民とならず、再び二つの国に分れない。

37:23
 彼らはまた、その偶像と、その憎むべきことどもと、もろもろのとがとをもって、身を汚すことはない。わたしは彼らを、その犯したすべての背信から救い出して、これを清める。そして彼らはわが民となり、わたしは彼らの神となる。

37:24
 わがしもべダビデは彼らの王となる。彼らすべての者のために、ひとりの牧者が立つ。彼らはわがおきてに歩み、わが定めを守って行う。

37:25
 彼らはわがしもべヤコブに、わたしが与えた地に住む。これはあなたがたの先祖の住んだ所である。そこに彼らと、その子らと、その子孫とが永遠に住み、わがしもべダビデが、永遠に彼らの君となる。

37:26
 わたしは彼らと平和の契約を結ぶ。これは彼らの永遠の契約となる。わたしは彼らを祝福し、彼らをふやし、わが聖所を永遠に彼らの中に置く。

37:27
 わがすみかは彼らと共にあり、わたしは彼らの神となり、彼らはわが民となる。

37:28
 そしてわが聖所が永遠に、彼らのうちにあるようになるとき、諸国民は主なるわたしが、イスラエルを聖別する者であることを悟る」。


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詩篇
(31:10-13)

31:10
 万国の民よ、あなたがたは主の言葉を聞き、これを遠い、海沿いの地に示して言いなさい、『イスラエルを散らした者がこれを集められる。牧者がその群れを守るようにこれを守られる』と。

31:11
 すなわち主はヤコブをあがない、彼らよりも強い者の手から彼を救いだされた。

31:12
 彼らは来てシオンの山で声高く歌い、主から賜わった良い物のために、穀物と酒と油および若き羊と牛のために、喜びに輝く。その魂は潤う園のようになり、彼らは重ねて憂えることがない。

31:13
 その時おとめたちは舞って楽しみ、若い者も老いた者も共に楽しむ。わたしは彼らの悲しみを喜びにかえ、彼らを慰め、憂いの代りに喜びを与える。


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◆今日の読書


ヘブル人への手紙
(13:1-25)

13:1
 兄弟愛を続けなさい。

13:2
 旅人をもてなすことを忘れてはならない。このようにして、ある人々は、気づかないで御使たちをもてなした。

13:3
 獄につながれている人たちを、自分も一緒につながれている心持で思いやりなさい。また、自分も同じ肉体にある者だから、苦しめられている人たちのことを、心にとめなさい。

13:4
 すべての人は、結婚を重んずべきである。また寝床を汚してはならない。神は、不品行な者や姦淫をする者をさばかれる。

13:5
 金銭を愛することをしないで、自分の持っているもので満足しなさい。主は、「わたしは、決してあなたを離れず、あなたを捨てない」と言われた。

13:6
 だから、わたしたちは、はばからずに言おう、「主はわたしの助け主である。わたしには恐れはない。人は、わたしに何ができようか」。

13:7
 神の言をあなたがたに語った指導者たちのことを、いつも思い起しなさい。彼らの生活の最後を見て、その信仰にならいなさい。

13:8
 イエス・キリストは、きのうも、きょうも、いつまでも変ることがない。

13:9
 さまざまな違った教によって、迷わされてはならない。食物によらず、恵みによって、心を強くするがよい。食物によって歩いた者は、益を得ることがなかった。

13:10
 わたしたちには一つの祭壇がある。幕屋で仕えている者たちは、その祭壇の食物をたべる権利はない。

13:11
 なぜなら、大祭司によって罪のためにささげられるけものの血は、聖所のなかに携えて行かれるが、そのからだは、営所の外で焼かれてしまうからである。

13:12
 だから、イエスもまた、ご自分の血で民をきよめるために、門の外で苦難を受けられたのである。

13:13
 したがって、わたしたちも、彼のはずかしめを身に負い、営所の外に出て、みもとに行こうではないか。

13:14
 この地上には、永遠の都はない。きたらんとする都こそ、わたしたちの求めているものである。

13:15
 だから、わたしたちはイエスによって、さんびのいけにえ、すなわち、彼の御名をたたえるくちびるの実を、たえず神にささげようではないか。

13:16
 そして、善を行うことと施しをすることとを、忘れてはいけない。神は、このようないけにえを喜ばれる。

13:17
 あなたがたの指導者たちの言うことを聞きいれて、従いなさい。彼らは、神に言いひらきをすべき者として、あなたがたのたましいのために、目をさましている。彼らが嘆かないで、喜んでこのことをするようにしなさい。そうでないと、あなたがたの益にならない。

13:18
 わたしたちのために、祈ってほしい。わたしたちは明らかな良心を持っていると信じており、何事についても、正しく行動しようと願っている。

13:19
 わたしがあなたがたの所に早く帰れるため、祈ってくれるように、特にお願いする。

13:20
 永遠の契約の血による羊の大牧者、わたしたちの主イエスを、死人の中から引き上げられた平和の神が、

13:21
 イエス・キリストによって、みこころにかなうことをわたしたちにして下さり、あなたがたが御旨を行うために、すべての良きものを備えて下さるようにこい願う。栄光が、世々限りなく神にあるように、アァメン。

13:22
 兄弟たちよ。どうかわたしの勧めの言葉を受けいれてほしい。わたしは、ただ手みじかに書いたのだから。

13:23
 わたしたちの兄弟テモテがゆるされたことを、お知らせする。もし彼が早く来れば、彼と一緒にわたしはあなたがたに会えるだろう。

13:24
 あなたがたの指導者一同と聖徒たち一同に、よろしく伝えてほしい。イタリヤからきた人々から、あなたがたによろしく。

13:25
 恵みが、あなたがた一同にあるように。


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4.15.2011

Today's Bible story

今日4月15日(金)も良い日でありますように。


◆今日の聖書物語


ヨハネによる福音
(10:31-42)

10:31
 そこでユダヤ人たちは、イエスを打ち殺そうとして、また石を取りあげた。

10:32
 するとイエスは彼らに答えられた、「わたしは、父による多くのよいわざを、あなたがたに示した。その中のどのわざのために、わたしを石で打ち殺そうとするのか」。

10:33
 ユダヤ人たちは答えた、「あなたを石で殺そうとするのは、よいわざをしたからではなく、神を汚したからである。また、あなたは人間であるのに、自分を神としているからである」。

10:34
 イエスは彼らに答えられた、「あなたがたの律法に、『わたしは言う、あなたがたは神々である』と書いてあるではないか。

10:35
 神の言を託された人々が、神々といわれておるとすれば、(そして聖書の言は、すたることがあり得ない)

10:36
 父が聖別して、世につかわされた者が、『わたしは神の子である』と言ったからとて、どうして『あなたは神を汚す者だ』と言うのか。

10:37
 もしわたしが父のわざを行わないとすれば、わたしを信じなくてもよい。

10:38
 しかし、もし行っているなら、たといわたしを信じなくても、わたしのわざを信じるがよい。そうすれば、父がわたしにおり、また、わたしが父におることを知って悟るであろう」。

10:39
 そこで、彼らはまたイエスを捕えようとしたが、イエスは彼らの手をのがれて、去って行かれた。

10:40
 さて、イエスはまたヨルダンの向こう岸、すなわち、ヨハネが初めにバプテスマを授けていた所に行き、そこに滞在しておられた。

10:41
 多くの人々がイエスのところにきて、互に言った、「ヨハネはなんのしるしも行わなかったが、ヨハネがこのかたについて言ったことは、皆ほんとうであった」。

10:42
 そして、そこで多くの者がイエスを信じた。


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今日の『み言葉』について
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エレミヤ書
(20:10-13)

20:10
 多くの人のささやくのを聞くからです。恐れが四方にあります。「告発せよ。さあ、彼を告発しよう」と言って、わが親しい友は皆わたしのつまずくのを、うかがっています。また、「彼は欺かれるだろう。そのとき、われわれは彼に勝って、あだを返すことができる」と言います。

20:11
 しかし主は強い勇士のようにわたしと共におられる。それゆえ、わたしに迫りくる者はつまずき、わたしに打ち勝つことはできない。彼らは、なし遂げることができなくて、大いに恥をかく。その恥は、いつまでも忘れられることはない。

20:12
 正しき者を試み、人の心と思いを見られる万軍の主よ、あなたが彼らに、あだを返されるのを見せてください。わたしはあなたに、わたしの訴えをお任せしたからです。

20:13
 主に向かって歌い、主をほめたたえよ。主は貧しい者の命を、悪人の手から救われたからである。


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詩篇
(18:1-6)

19:1
 もろもろの天は神の栄光をあらわし、大空はみ手のわざをしめす。

19:2
 この日は言葉をかの日につたえ、この夜は知識をかの夜につげる。

19:3
 話すことなく、語ることなく、その声も聞えないのに、

19:4
 その響きは全地にあまねく、その言葉は世界のはてにまで及ぶ。神は日のために幕屋を天に設けられた。

19:5
 日は花婿がその祝のへやから出てくるように、また勇士が競い走るように、その道を喜び走る。

19:6
 それは天のはてからのぼって、天のはてにまで、めぐって行く。その暖まりをこうむらないものはない。


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◆今日の読書


ヘブル人への手紙
(12:14-29)

12:14
 すべての人と相和し、また、自らきよくなるように努めなさい。きよくならなければ、だれも主を見ることはできない。

12:15
 気をつけて、神の恵みからもれることがないように、また、苦い根がはえ出て、あなたがたを悩まし、それによって多くの人が汚されることのないようにしなさい。

12:16
 また、一杯の食のために長子の権利を売ったエサウのように、不品行な俗悪な者にならないようにしなさい。

12:17
 あなたがたの知っているように、彼はその後、祝福を受け継ごうと願ったけれども、捨てられてしまい、涙を流してそれを求めたが、悔改めの機会を得なかったのである。

12:18
 あなたがたが近づいているのは、手で触れることができ、火が燃え、黒雲や暗やみやあらしにつつまれ、

12:19
 また、ラッパの響や、聞いた者たちがそれ以上、耳にしたくないと願ったような言葉がひびいてきた山ではない。

12:20
 そこでは、彼らは、「けものであっても、山に触れたら、石で打ち殺されてしまえ」という命令の言葉に、耐えることができなかったのである。

12:21
 その光景が恐ろしかったのでモーセさえも、「わたしは恐ろしさのあまり、おののいている」と言ったほどである。

12:22
 しかしあなたがたが近づいているのは、シオンの山、生ける神の都、天にあるエルサレム、無数の天使の祝会、

12:23
 天に登録されている長子たちの教会、万民の審判者なる神、全うされた義人の霊、

12:24
 新しい契約の仲保者イエス、ならびに、アベルの血よりも力強く語るそそがれた血である。

12:25
 あなたがたは、語っておられるかたを拒むことがないように、注意しなさい。もし地上で御旨を告げた者を拒んだ人々が、罰をのがれることができなかったなら、天から告げ示すかたを退けるわたしたちは、なおさらそうなるのではないか。

12:26
 あの時には、御声が地を震わせた。しかし今は、約束して言われた、「わたしはもう一度、地ばかりでなく天をも震わそう」。

12:27
 この「もう一度」という言葉は、震われないものが残るために、震われるものが、造られたものとして取り除かれることを示している。

12:28
 このように、わたしたちは震われない国を受けているのだから、感謝をしようではないか。そして感謝しつつ、恐れかしこみ、神に喜ばれるように、仕えていこう。

12:29
 わたしたちの神は、実に、焼きつくす火である。


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今日4月14日(木)も良い日でありますように。

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◆今日の聖書物語


ヨハネによる福音
(8:51-59)

8:51
 よくよく言っておく。もし人がわたしの言葉を守るならば、その人はいつまでも死を見ることがないであろう」。

8:52
 ユダヤ人たちが言った、「あなたが悪霊に取りつかれていることが、今わかった。アブラハムは死に、預言者たちも死んでいる。それだのに、あなたは、わたしの言葉を守る者はいつまでも死を味わうことがないであろうと、言われる。

8:53
 あなたは、わたしたちの父アブラハムより偉いのだろうか。彼も死に、預言者たちも死んだではないか。あなたは、いったい、自分をだれと思っているのか」。

8:54
 イエスは答えられた、「わたしがもし自分に栄光を帰するなら、わたしの栄光は、むなしいものである。わたしに栄光を与えるかたは、わたしの父であって、あなたがたが自分の神だと言っているのは、そのかたのことである。

8:55
 あなたがたはその神を知っていないが、わたしは知っている。もしわたしが神を知らないと言うならば、あなたがたと同じような偽り者であろう。しかし、わたしはそのかたを知り、その御言を守っている。

8:56
 あなたがたの父アブラハムは、わたしのこの日を見ようとして楽しんでいた。そしてそれを見て喜んだ」。

8:57
 そこでユダヤ人たちはイエスに言った、「あなたはまだ五十にもならないのに、アブラハムを見たのか」。

8:58
 イエスは彼らに言われた、「よくよくあなたがたに言っておく。アブラハムの生れる前からわたしは、いるのである」。

8:59
 そこで彼らは石をとって、イエスに投げつけようとした。しかし、イエスは身を隠して、宮から出て行かれた。


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創世記
(17:3-9)

17:3
 アブラムは、ひれ伏した。神はまた彼に言われた、

17:4
 「わたしはあなたと契約を結ぶ。あなたは多くの国民の父となるであろう。

17:5
 あなたの名は、もはやアブラムとは言われず、あなたの名はアブラハムと呼ばれるであろう。わたしはあなたを多くの国民の父とするからである。

17:6
 わたしはあなたに多くの子孫を得させ、国々の民をあなたから起そう。また、王たちもあなたから出るであろう。

17:7
 わたしはあなた及び後の代々の子孫と契約を立てて、永遠の契約とし、あなたと後の子孫との神となるであろう。

17:8
 わたしはあなたと後の子孫とにあなたの宿っているこの地、すなわちカナンの全地を永久の所有として与える。そしてわたしは彼らの神となるであろう」。

17:9
 神はまたアブラハムに言われた、「あなたと後の子孫とは共に代々わたしの契約を守らなければならない。


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詩篇
(106:4-9)

06:4
 主よ、あなたがその民を恵まれるとき、わたしを覚えてください。あなたが彼らを救われるとき、わたしを助けてください。

106:5
 そうすれば、わたしはあなたの選ばれた者の繁栄を見、あなたの国民の喜びをよろこび、あなたの嗣業と共に誇ることができるでしょう。

106:6
 われらは先祖たちと同じく罪を犯した。われらは不義をなし、悪しきことを行った。

106:7
 われらの先祖たちはエジプトにいたとき、あなたのくすしきみわざに心を留めず、あなたのいつくしみの豊かなのを思わず、紅海で、いと高き神にそむいた。

106:8
 けれども主はその大能を知らせようと、み名のために彼らを救われた。

106:9
 主は紅海をしかって、それをかわかし、彼らを導いて荒野を行くように、淵を通らせられた。


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◆今日の読書


ヘブル人への手紙
(12:1-13)

12:1
 こういうわけで、わたしたちは、このような多くの証人に雲のように囲まれているのであるから、いっさいの重荷と、からみつく罪とをかなぐり捨てて、わたしたちの参加すべき競走を、耐え忍んで走りぬこうではないか。

12:2
 信仰の導き手であり、またその完成者であるイエスを仰ぎ見つつ、走ろうではないか。彼は、自分の前におかれている喜びのゆえに、恥をもいとわないで十字架を忍び、神の御座の右に座するに至ったのである。

12:3
 あなたがたは、弱り果てて意気そそうしないために、罪人らのこのような反抗を耐え忍んだかたのことを、思いみるべきである。

12:4
 あなたがたは、罪と取り組んで戦う時、まだ血を流すほどの抵抗をしたことがない。

12:5
 また子たちに対するように、あなたがたに語られたこの勧めの言葉を忘れている、「わたしの子よ、主の訓練を軽んじてはいけない。主に責められるとき、弱り果ててはならない。

12:6
 主は愛する者を訓練し、受けいれるすべての子を、むち打たれるのである」。

12:7
 あなたがたは訓練として耐え忍びなさい。神はあなたがたを、子として取り扱っておられるのである。いったい、父に訓練されない子があるだろうか。

12:8
 だれでも受ける訓練が、あなたがたに与えられないとすれば、それこそ、あなたがたは私生子であって、ほんとうの子ではない。

12:9
 その上、肉親の父はわたしたちを訓練するのに、なお彼をうやまうとすれば、なおさら、わたしたちは、たましいの父に服従して、真に生きるべきではないか。

12:10
 肉親の父は、しばらくの間、自分の考えに従って訓練を与えるが、たましいの父は、わたしたちの益のため、そのきよさにあずからせるために、そうされるのである。

12:11
 すべての訓練は、当座は、喜ばしいものとは思われず、むしろ悲しいものと思われる。しかし後になれば、それによって鍛えられる者に、平安な義の実を結ばせるようになる。

12:12
 それだから、あなたがたのなえた手と、弱くなっているひざとを、まっすぐにしなさい。

12:13
 また、足のなえている者が踏みはずすことなく、むしろいやされるように、あなたがたの足のために、まっすぐな道をつくりなさい。


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4.13.2011

Today's Bible story

今日4月13日(水)も良い日でありますように。

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(聖マルチノ一世教皇殉教者) 福岡教区司教座教会献堂記念日


◆今日の聖書物語


ヨハネによる福音
(8:31-42)

8:31
 イエスは自分を信じたユダヤ人たちに言われた、「もしわたしの言葉のうちにとどまっておるなら、あなたがたは、ほんとうにわたしの弟子なのである。

8:32
 また真理を知るであろう。そして真理は、あなたがたに自由を得させるであろう」。

8:33
 そこで、彼らはイエスに言った、「わたしたちはアブラハムの子孫であって、人の奴隷になったことなどは、一度もない。どうして、あなたがたに自由を得させるであろうと、言われるのか」。

8:34
 イエスは彼らに答えられた、「よくよくあなたがたに言っておく。すべて罪を犯す者は罪の奴隷である。

8:35
 そして、奴隷はいつまでも家にいる者ではない。しかし、子はいつまでもいる。

8:36
 だから、もし子があなたがたに自由を得させるならば、あなたがたは、ほんとうに自由な者となるのである。

8:37
 わたしは、あなたがたがアブラハムの子孫であることを知っている。それだのに、あなたがたはわたしを殺そうとしている。わたしの言葉が、あなたがたのうちに根をおろしていないからである。

8:38
 わたしはわたしの父のもとで見たことを語っているが、あなたがたは自分の父から聞いたことを行っている」。

8:39
 彼らはイエスに答えて言った、「わたしたちの父はアブラハムである」。イエスは彼らに言われた、「もしアブラハムの子であるなら、アブラハムのわざをするがよい。

8:40
 ところが今、神から聞いた真理をあなたがたに語ってきたこのわたしを、殺そうとしている。そんなことをアブラハムはしなかった。

8:41
 あなたがたは、あなたがたの父のわざを行っているのである」。彼らは言った、「わたしたちは、不品行の結果うまれた者ではない。わたしたちにはひとりの父がある。それは神である」。

8:42
 イエスは彼らに言われた、「神があなたがたの父であるならば、あなたがたはわたしを愛するはずである。わたしは神から出た者、また神からきている者であるからだ。わたしは自分からきたのではなく、神からつかわされたのである。


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今日の『み言葉』について
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ダニエル書
(3:14-20、24-25、28)

3:14
 ネブカデネザルは彼らに言った、「シャデラク、メシャク、アベデネゴよ、あなたがたがわが神々に仕えず、またわたしの立てた金の像を拝まないとは、ほんとうなのか。

3:15
 あなたがたがもし、角笛、横笛、琴、三角琴、立琴、風笛などの、もろもろの楽器の音を聞くときにひれ伏して、わたしが立てた像を、ただちに拝むならば、それでよろしい。しかし、拝むことをしないならば、ただちに火の燃える炉の中に投げ込まれる。いったい、どの神が、わたしの手からあなたがたを救うことができようか」。

3:16
 シャデラク、メシャクおよびアベデネゴは王に答えて言った、「ネブカデネザルよ、この事について、お答えする必要はありません。

3:17
 もしそんなことになれば、わたしたちの仕えている神は、その火の燃える炉から、わたしたちを救い出すことができます。また王よ、あなたの手から、わたしたちを救い出されます。

3:18
 たといそうでなくても、王よ、ご承知ください。わたしたちはあなたの神々に仕えず、またあなたの立てた金の像を拝みません」。

3:19
 そこでネブカデネザルは怒りに満ち、シャデラク、メシャクおよびアベデネゴにむかって、顔色を変え、炉を平常よりも七倍熱くせよと命じた。

3:20
 またその軍勢の中の力の強い人々を呼んで、シャデラク、メシャクおよびアベデネゴを縛って、彼らを火の燃える炉の中に投げ込めと命じた。

3:24
 その時、ネブカデネザル王は驚いて急ぎ立ちあがり、大臣たちに言った、「われわれはあの三人を縛って、火の中に投げ入れたではないか」。彼らは王に答えて言った、「王よ、そのとおりです」。

3:25
 王は答えて言った、「しかし、わたしの見るのに四人の者がなわめなしに、火の中を歩いているが、なんの害をも受けていない。その第四の者の様子は神の子のようだ」。

3:28
 ネブカデネザルは言った、「シャデラク、メシャク、アベデネゴの神はほむべきかな。神はその使者をつかわして、自分に寄り頼むしもべらを救った。また彼らは自分の神以外の神に仕え、拝むよりも、むしろ王の命令を無視し、自分の身をも捨てようとしたのだ。


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◆今日の読書


ヘブル人への手紙
(11:32-40)

11:32
 このほか、何を言おうか。もしギデオン、バラク、サムソン、エフタ、ダビデ、サムエル及び預言者たちについて語り出すなら、時間が足りないであろう。

11:33
 彼らは信仰によって、国々を征服し、義を行い、約束のものを受け、ししの口をふさぎ、

11:34
 火の勢いを消し、つるぎの刃をのがれ、弱いものは強くされ、戦いの勇者となり、他国の軍を退かせた。

11:35
 女たちは、その死者たちをよみがえらさせてもらった。ほかの者は、更にまさったいのちによみがえるために、拷問の苦しみに甘んじ、放免されることを願わなかった。

11:36
 なおほかの者たちは、あざけられ、むち打たれ、しばり上げられ、投獄されるほどのめに会った。

11:37
 あるいは、石で打たれ、さいなまれ、のこぎりで引かれ、つるぎで切り殺され、羊の皮や、やぎの皮を着て歩きまわり、無一物になり、悩まされ、苦しめられ、

11:38
 (この世は彼らの住む所ではなかった)、荒野と山の中と岩の穴と土の穴とを、さまよい続けた。

11:39
 さて、これらの人々はみな、信仰によってあかしされたが、約束のものは受けなかった。

11:40
 神はわたしたちのために、さらに良いものをあらかじめ備えて下さっているので、わたしたちをほかにしては彼らが全うされることはない。


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◆今日の聖書物語


ヨハネによる福音
(8:21-30)

8:21
 さて、また彼らに言われた、「わたしは去って行く。あなたがたはわたしを捜し求めるであろう。そして自分の罪のうちに死ぬであろう。わたしの行く所には、あなたがたは来ることができない」。

8:22
 そこでユダヤ人たちは言った、「わたしの行く所に、あなたがたは来ることができないと、言ったのは、あるいは自殺でもしようとするつもりか」。

8:23
 イエスは彼らに言われた、「あなたがたは下から出た者だが、わたしは上からきた者である。あなたがたはこの世の者であるが、わたしはこの世の者ではない。

8:24
 だからわたしは、あなたがたは自分の罪のうちに死ぬであろうと、言ったのである。もしわたしがそういう者であることをあなたがたが信じなければ、罪のうちに死ぬことになるからである」。

8:25
 そこで彼らはイエスに言った、「あなたは、いったい、どういうかたですか」。イエスは彼らに言われた、「わたしがどういう者であるかは、初めからあなたがたに言っているではないか。

8:26
 あなたがたについて、わたしの言うべきこと、さばくべきことが、たくさんある。しかし、わたしをつかわされたかたは真実なかたである。わたしは、そのかたから聞いたままを世にむかって語るのである」。

8:27
 彼らは、イエスが父について話しておられたことを悟らなかった。

8:28
 そこでイエスは言われた、「あなたがたが人の子を上げてしまった後はじめて、わたしがそういう者であること、また、わたしは自分からは何もせず、ただ父が教えて下さったままを話していたことが、わかってくるであろう。

8:29
 わたしをつかわされたかたは、わたしと一緒におられる。わたしは、いつも神のみこころにかなうことをしているから、わたしをひとり置きざりになさることはない」。

8:30
 これらのことを語られたところ、多くの人々がイエスを信じた。


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民数記
(21:4-9)

21:4
 民はホル山から進み、紅海の道をとおって、エドムの地を回ろうとしたが、民はその道に堪えがたくなった。

21:5
 民は神とモーセとにむかい、つぶやいて言った、「あなたがたはなぜわたしたちをエジプトから導き上って、荒野で死なせようとするのですか。ここには食物もなく、水もありません。わたしたちはこの粗悪な食物はいやになりました」。

21:6
 そこで主は、火のへびを民のうちに送られた。へびは民をかんだので、イスラエルの民のうち、多くのものが死んだ。

21:7
 民はモーセのもとに行って言った、「わたしたちは主にむかい、またあなたにむかい、つぶやいて罪を犯しました。どうぞへびをわたしたちから取り去られるように主に祈ってください」。モーセは民のために祈った。

21:8
 そこで主はモーセに言われた、「火のへびを造って、それをさおの上に掛けなさい。すべてのかまれた者が仰いで、それを見るならば生きるであろう」。

21:9
 モーセは青銅で一つのへびを造り、それをさおの上に掛けて置いた。すべてへびにかまれた者はその青銅のへびを仰いで見て生きた。


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詩篇
(103:2-3,16-21)

103:2
 わがたましいよ、主をほめよ。そのすべてのめぐみを心にとめよ。

103:3
 主はあなたのすべての不義をゆるし、あなたのすべての病をいやし、

103:16
 風がその上を過ぎると、うせて跡なく、その場所にきいても、もはやそれを知らない。

103:17
 しかし主のいつくしみは、とこしえからとこしえまで、主を恐れる者の上にあり、その義は子らの子に及び、

103:18
 その契約を守り、その命令を心にとめて行う者にまで及ぶ。

103:19
 主はその玉座を天に堅くすえられ、そのまつりごとはすべての物を統べ治める。

103:20
 主の使たちよ、そのみ言葉の声を聞いて、これを行う勇士たちよ、主をほめまつれ。

103:21
 そのすべての万軍よ、そのみこころを行うしもべたちよ、主をほめよ。


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◆今日の読書


ヘブル人への手紙
(11:20-31)

11:20
 信仰によって、イサクは、きたるべきことについて、ヤコブとエサウとを祝福した。

11:21
 信仰によって、ヤコブは死のまぎわに、ヨセフの子らをひとりびとり祝福し、そしてそのつえのかしらによりかかって礼拝した。

11:22
 信仰によって、ヨセフはその臨終に、イスラエルの子らの出て行くことを思い、自分の骨のことについてさしずした。

11:23
 信仰によって、モーセの生れたとき、両親は、三か月のあいだ彼を隠した。それは、彼らが子供のうるわしいのを見たからである。彼らはまた、王の命令をも恐れなかった。

11:24
 信仰によって、モーセは、成人したとき、パロの娘の子と言われることを拒み、

11:25
 罪のはかない歓楽にふけるよりは、むしろ神の民と共に虐待されることを選び、

11:26
 キリストのゆえに受けるそしりを、エジプトの宝にまさる富と考えた。それは、彼が報いを望み見ていたからである。

11:27
 信仰によって、彼は王の憤りをも恐れず、エジプトを立ち去った。彼は、見えないかたを見ているようにして、忍びとおした。

11:28
 信仰によって、滅ぼす者が、長子らに手を下すことのないように、彼は過越を行い血を塗った。

11:29
 信仰によって、人々は紅海をかわいた土地をとおるように渡ったが、同じことを企てたエジプト人はおぼれ死んだ。

11:30
 信仰によって、エリコの城壁は、七日にわたってまわったために、くずれおちた。

11:31
 信仰によって、遊女ラハブは、探りにきた者たちをおだやかに迎えたので、不従順な者どもと一緒に滅びることはなかった。


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(聖スタニスラオ司祭殉教者)


◆今日の聖書物語

ヨハネによる福音
(8:1-11)

8:1
 イエスはオリブ山に行かれた。

8:2
 朝早くまた宮にはいられると、人々が皆みもとに集まってきたので、イエスはすわって彼らを教えておられた。

8:3
 すると、律法学者たちやパリサイ人たちが、姦淫をしている時につかまえられた女をひっぱってきて、中に立たせた上、イエスに言った、

8:4
 「先生、この女は姦淫の場でつかまえられました。

8:5
 モーセは律法の中で、こういう女を石で打ち殺せと命じましたが、あなたはどう思いますか」。

8:6
 彼らがそう言ったのは、イエスをためして、訴える口実を得るためであった。しかし、イエスは身をかがめて、指で地面に何か書いておられた。

8:7
 彼らが問い続けるので、イエスは身を起して彼らに言われた、「あなたがたの中で罪のない者が、まずこの女に石を投げつけるがよい」。

8:8
 そしてまた身をかがめて、地面に物を書きつづけられた。

8:9
 これを聞くと、彼らは年寄から始めて、ひとりびとり出て行き、ついに、イエスだけになり、女は中にいたまま残された。

8:10
 そこでイエスは身を起して女に言われた、「女よ、みんなはどこにいるか。あなたを罰する者はなかったのか」。

8:11
 女は言った、「主よ、だれもございません」。イエスは言われた、「わたしもあなたを罰しない。お帰りなさい。今後はもう罪を犯さないように」。〕


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今日の『み言葉』について
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ダニエル補遺・スザンナ
(1-9、15-17、19-30、33-62)

1節
 バビロンにヨアキムという男が住んでいた。

2節
 男は妻をめとった。ケルキアの娘で、名をスザンナといい、大層美しく、主を畏れるひとであった。

3節
 また、彼女の両親も正しい人で、自分たちの娘をモーセの律法に従って教育した。

4節
 夫ヨアキムは、大変裕福で、その家の隣に美しい庭園を持っていた。ヨアキムは、この上なく評判の良い人であったので、ユダヤ人たちはよく彼の所に集まった。

5節
 さて、その年、民の中から裁判官として二人の長老が選ばれた。「バビロンで、民を治めるはずの裁判官である長老から不法が始まった」と主が語られたのは、この二人についてである。

6節
 二人はいつもヨアキムの家に詰めており、裁きを求める人々は皆、彼らのもとにやって来た。

7節
 正午になり人々が立ち去ると、スザンナは、夫の庭園に入り散策するのが常であった。

8節
 二人の長老は、彼女が毎日庭に入り散策するのを見て、彼女に欲情を抱くようになった。

9節
 二人は理性を失い、天から目を背けて仰ぎ見ることもせず、正しい裁きに心を用いることもしなくなった。

15節
 彼らが、折をうかがっていると、彼女がいつものように侍女二人だけを伴って庭に出て来たが、非常に暑い日であったので、水浴びをしようと思った。

16節
 そこには、隠れてのぞいている二人の長老のほかは、だれもいなかった。

17節
 スザンナは侍女に、「オリーブ油と香油を持って来なさい。水浴びをしますから庭園の戸は閉めておきなさい」と言った。

19節
 侍女たちが出て行くと、二人の長老は立ち上がり、スザンナのもとに走り寄った。

20節
 彼らは言った。「ごらん。庭園の戸は閉じている。だれも見ていません。わたしたちは、あなたが欲しくてたまりません。言うことを聞いて身を任せなさい。

21節
 さもなければ、わたしたちは、『あなたが、若い男と一緒にいたので、侍女たちを下がらせたのだ』と証言します。」

22節
 そこで、スザンナは嘆息して言った。「わたしには逃げ道がありません。もし身を任せれば、わたしは死を免れません。もしそうしなければ、今度はあなたたちの罠にかかることになります。

23節
 そんなことをして主の前に罪を犯すよりは、あなたたちの罠にかかる方がましです。」

24節
 こう言って、スザンナは大声で叫びたてた。すると二人の長老も彼女に負けじと叫びたて、

25節
 一人が走って行き、庭園の戸を開け放った。

26節
 庭園の叫び声を聞きつけて、家の者たちは彼女の身に何事が起きたのかと、わきの戸口から駆け込んで来た。

27節
 そこで、長老たちは自分らの作り話をしたが、召し使いたちは非常に恥ずかしい思いでこれを聞いた。そのようなことは、スザンナについて言われたことがなかったからである。

28節
 翌日、人々が彼女の夫ヨアキムの家に集まったとき、二人の長老らもやって来た。二人は、スザンナを死罪に定めようというよこしまな考えを抱いていたのである。人々を前にして彼らは言った。

29節
 「ケルキアの娘、ヨアキムの妻スザンナを呼んで来なさい。」人々は彼女を呼びにやった。

30節
 スザンナは、両親や子供たち、それに親族の者たち皆と一緒にやって来た。

33節
 彼女の身内の者も、見ていた人たちも皆泣いた。

34節
 二人の長老は、人々の中央に立ち、彼女の頭に手を置いた。

35節
 彼女は泣きながら天を仰いだ。心から主を信頼していたからである。

36節
 長老は言った。「我々が庭園を歩いておりますと、この女が二人のはしためを伴って入って来て、庭園の戸を閉め、彼女らを下がらせました。

37節
 すると、隠れていた一人の若者が彼女に近づき、彼女と一緒に横たわりました。

38節
 我々は庭園の片隅にいたのですが、このよこしまな行為を見て、彼らの方に走って行きました。

39節
 我々は、二人が情を交わしているのを見ましたが、その男を取り押さえることはできませんでした。彼は我々より力が強く、戸を開けて逃げてしまったのです。

40節
 そこで、我々はこの女を捕らえて、あの若者がだれかと問いただしましたが、

41節
 答えようとしませんでした。我々は、この事実を証言します。」集まっていた人々は、二人が民の長老であり、裁判官であるゆえに、その言葉を信じ、彼女を死罪に定めた。

42節
 すると、スザンナは、大声で叫んだ。「ああ、永遠の神、隠されたことを知り、あらゆることをその起こる前から知っておられる方よ。

43節
 彼らがわたしについて偽証したことをあなたはご存じです。御覧ください。この人たちが悪意をもって作り上げたことをわたしは何一つしませんでした。それなのに死なねばなりません。」

44節
 主は彼女の声を聞かれた。

45節
 彼女が処刑のために引かれて行くとき、神はダニエルという若者の内にある、聖なる霊を呼び覚まされた。

46節
 彼は大声で、「わたしは、この婦人の血について責任はない」と叫んだ。

47節
 それで、人々は皆、ダニエルの方を向いて、「あなたが言ったことは、いったい、どういうことなのか」と言った。

48節
 ダニエルは人々の真ん中に立って言った。「イスラエルの子らよ、あなたがたは、それほど愚かなのですか。究明もせず、真実も知らずに、イスラエルの娘を断罪するのですか。

49節
 もう一度、裁きの場に戻りなさい。なぜならこの二人は彼女について偽証したからです。」

50節
 そこで、人々は皆、急いで戻った。ほかの長老たちはダニエルに言った。「こちらへ来て我々の真ん中に座りなさい。そしてわたしたちにはっきり言いなさい。神があなたに長老の特権を与えられたのだから。」

51節
 ダニエルは彼らに言った。「あの二人を遠く引き離してください。わたしが審問いたします。」

52節
 それで、二人が別々に引き離されると、ダニエルはそのうちの一人を呼んで言った。「悪の日々を重ねてきた老いぼれよ、今や、あなたが過去に犯した罪の報いがやってきた。

53節
 主が、『罪なき人、正しい人を殺してはならない』と言っておられるにもかかわらず、あなたは不正な裁きを行い、罪なき人を断罪し、責めある者を見逃した。

54節
 あなたが彼女を見たと言うのなら言っていただきましょう。二人が一緒にいたのはどんな木の下でしたか。」それで彼は、「乳香樹の下だ」と答えた。

55節
 ダニエルは言った。「まさしくあなたは致命的な偽証をしたのだ。今や、神の使いが、神の判決を受け取り、あなたを二つに裂く。」

56節
 次にダニエルは彼を去らせ、他の一人を連れて来るよう命じた。ダニエルは彼に言った。「カナンの末裔よ、あなたはユダ族の子孫である資格はない。あなたは美貌に目がくらみ、欲情に心を迷わせた。

57節
 あなたたちはいつもこのように、イスラエルの娘たちにしていたのだ。彼女らは恐ろしさのあまりあなたたちに身を任せた。しかし、ユダの娘の中に一人、あなたたちのよこしまなふるまいに、屈服しなかった者がいる。

58節
 さて、わたしに答えていただきましょう。二人が一緒のところをあなたが捕らえたのは、どんな木の下でしたか。」彼は、「かしわの木の下だ」と答えた。

59節
 ダニエルは言った。「まさしくあなたも致命的な偽証をした。神の使いが剣を持ち、あなたを真っ二つに切り裂こうと待ち構え、あなたたちを討ち滅ぼす。」

60節
 すると全会衆は大声で叫び、神を、すなわち御自分に望みを置く人々を救われる神を賛美した。

61節
 人々は二人の長老に対して立ち上がった。なぜなら、彼らが偽証人であったことをダニエルが彼ら自身の証言によって明らかにしたからである。人々は二人がその隣人を陥れようとしたのと同じことを彼らに対して行った。

62節
 すなわちモーセの律法に従って二人を死刑に処したのである。こうしてこの日、無実の人の血が流されずにすんだ。


iばいぶるメニュー検索新共同訳旧約聖書続編ダニエル補遺・スザンナより引用
http://www.bible.or.jp/i2/ni_apo.html


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詩篇
(24:1-6)

ダビデの歌
24:1
 地と、それに満ちるもの、世界と、そのなかに住む者とは主のものである。

24:2
 主はその基を大海のうえにすえ、大川のうえに定められた。

24:3
 主の山に登るべき者はだれか。その聖所に立つべき者はだれか。

24:4
 手が清く、心のいさぎよい者、その魂がむなしい事に望みをかけない者、偽って誓わない者こそ、その人である。

24:5
 このような人は主から祝福をうけ、その救の神から義をうける。

24:6
 これこそ主を慕う者のやから、ヤコブの神の、み顔を求める者のやからである。


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◆今日の読書


ヘブル人への手紙
(11:1-19)

11:1
 さて、信仰とは、望んでいる事がらを確信し、まだ見ていない事実を確認することである。

11:2
 昔の人たちは、この信仰のゆえに賞賛された。

11:3
 信仰によって、わたしたちは、この世界が神の言葉で造られたのであり、したがって、見えるものは現れているものから出てきたのでないことを、悟るのである。

11:4
 信仰によって、アベルはカインよりもまさったいけにえを神にささげ、信仰によって義なる者と認められた。神が、彼の供え物をよしとされたからである。彼は死んだが、信仰によって今もなお語っている。

11:5
 信仰によって、エノクは死を見ないように天に移された。神がお移しになったので、彼は見えなくなった。彼が移される前に、神に喜ばれた者と、あかしされていたからである。

11:6
 信仰がなくては、神に喜ばれることはできない。なぜなら、神に来る者は、神のいますことと、ご自身を求める者に報いて下さることとを、必ず信じるはずだからである。

11:7
 信仰によって、ノアはまだ見ていない事がらについて御告げを受け、恐れかしこみつつ、その家族を救うために箱舟を造り、その信仰によって世の罪をさばき、そして、信仰による義を受け継ぐ者となった。

11:8
 信仰によって、アブラハムは、受け継ぐべき地に出て行けとの召しをこうむった時、それに従い、行く先を知らないで出て行った。

11:9
 信仰によって、他国にいるようにして約束の地に宿り、同じ約束を継ぐイサク、ヤコブと共に、幕屋に住んだ。

11:10
 彼は、ゆるがぬ土台の上に建てられた都を、待ち望んでいたのである。その都をもくろみ、また建てたのは、神である。

11:11
 信仰によって、サラもまた、年老いていたが、種を宿す力を与えられた。約束をなさったかたは真実であると、信じていたからである。

11:12
 このようにして、ひとりの死んだと同様な人から、天の星のように、海べの数えがたい砂のように、おびただしい人が生れてきたのである。

11:13
 これらの人はみな、信仰をいだいて死んだ。まだ約束のものは受けていなかったが、はるかにそれを望み見て喜び、そして、地上では旅人であり寄留者であることを、自ら言いあらわした。

11:14
 そう言いあらわすことによって、彼らがふるさとを求めていることを示している。

11:15
 もしその出てきた所のことを考えていたなら、帰る機会はあったであろう。

11:16
 しかし実際、彼らが望んでいたのは、もっと良い、天にあるふるさとであった。だから神は、彼らの神と呼ばれても、それを恥とはされなかった。事実、神は彼らのために、都を用意されていたのである。

11:17
 信仰によって、アブラハムは、試錬を受けたとき、イサクをささげた。すなわち、約束を受けていた彼が、そのひとり子をささげたのである。

11:18
 この子については、「イサクから出る者が、あなたの子孫と呼ばれるであろう」と言われていたのであった。

11:19
 彼は、神が死人の中から人をよみがえらせる力がある、と信じていたのである。だから彼は、いわば、イサクを生きかえして渡されたわけである。


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◆携帯で読む聖書(口語訳)
http://www.keitaibible.net/m2/index.html

◆口語訳聖書(PDF版)
http://bible.salterrae.net/kougo/pdf/

◆カトリック千葉寺教会
http://www.chiba-net.or.jp/~sscchiba/

◆CNA今日の聖書朗読(英語)
http://www.catholicnewsagency.com/calendarday.php?date=2011-4-11

◆Douay-Rheims Bible
http://www.drbo.org/

◆The World English Bible
http://ebible.org/web/